Cocoonに『All in One SEO』が必要ない3つの理由

All in One SEO(旧All in One SEO Pack)は人気のWordPressプラグインです。

All in One SEOを導入するとWordPressの各種SEO対策ができるようになります。

しかし、Cocoonを使うならAll in One SEOを導入する必要はありません。

そこで今回は『CocoonにAll in One SEOが必要ない理由』を3つ解説していきます。

なお、All in One SEOを削除する際の注意点もお伝えしますので、最後まで参考にしてみてください。

 

動画でも解説しています。

CocoonにAll in One SEOが必要ない3つの理由

All in One SEO

CocoonにAll in One SEOが必要ない理由は、この3つです。

  1. Cocoonの機能でほぼカバーできるから
  2. 両方使うとタグが重複してしまうから
  3. プラグインは少ないほうが良いから

順番に詳しく解説していきます。

Cocoonの機能でほぼカバーできるから

CocoonにAll in One SEOが必要ない1つ目の理由は、Cocoonの機能でほぼカバーできるからです。

All in One SEOには様々な機能がありますが、実際に利用するのは主にこの4つです。

  • メタタグの設定(メタディスクリプションなど)
  • アナリティクスなどのタグの設定
  • noindex設定
  • XMLサイトマップ

これらの設定はCocoonにだいたい搭載されています。

メタタグの設定

All in One SEOでは『検索の外観 ⇒ 全体設定』でサイト全体のメタタグの設定が、

All in One SEOのサイト全体のメタタグの設定

また、投稿画面内では記事ごとにメタタグを設定することができます。

All in One SEOの記事ごとのメタタグの設定

 

Cocoonも『Cocoon設定 ⇒ タイトル』でサイト全体のメタタグの設定が、

Cocoonのサイト全体のメタタグの設定

投稿画面内で記事ごとにメタタグを設定することができます。

Cocoonの記事ごとのメタタグの設定

このようにメタディスクリプションなどのメタタグは、Cocoonにも設定する機能があります。

アナリティクスなどのタグの設定

All in One SEOでは『一般設定 ⇒ ウェブマスターツール』で、アナリティクスなどのタグの設定ができます。

All in One SEOのウェブマスターツール設定

 

Cocoonでも『Cocoon設定 ⇒ アクセス解析・認証』で、アナリティクスなどのタグの設定ができます。

Cocoonのアクセス解析・認証

このようにアナリティクスやサーチコンソールなどのタグは、Cocoonにも設定する機能があります。

noindex設定

All in One SEOでは『検索の外観』からページの種類ごとにnoindex設定ができます。

All in One SEOのnoindex設定

 

Cocoonでも『Cocoon ⇒ SEO』からページの種類ごとにnoindex設定ができます。

Cocoonのnoindex設定

Cocoonにはカテゴリー・タグページで『2ページ目以降をnoindex』とする設定があります。

記事数の多いカテゴリー・タグページをindexさせると低品質の重複コンテンツとされる可能性があるため、noindex設定に関してはCocoonのほうが優れていると言えます。

XMLサイトマップ

All in One SEOでは『サイトマップ』でXMLサイトマップを送信することができます。

All in One SEOのサイトマップ

 

しかし、CocoonにはXMLサイトマップを送信する機能がありません。

とは言え、XMLサイトマップを送信するだけのためにAll in One SEOを導入するのも微妙です。

XMLサイトマップの送信専用プラグイン『XML Sitemaps』を利用すれば大丈夫です。

XMLサイトマップの送信専用プラグイン『XML Sitemaps』

詳しい設定方法はこちらで解説していますので、合わせて参考にしてください。

両方使うとタグが重複してしまうから

CocoonにAll in One SEOが必要ない2つ目の理由は、両方使うとタグが重複してしまうからです。

具体的には、先ほど解説したこれらのタグが重複してしまいます。

  • メタディスクリプションなどのメタタグ
  • アナリティクスなどのタグ
  • noindex設定

 

例えば、こちらのソースコードを見ると、メタディスクリプションとメタキーワードが重複しているのが分かります。

メタディスクリプションとメタキーワードが重複

タグが重複するのは、SEO的に良くも悪くも影響はないと言われています。

しかし、アナリティクスのタグは重複すると正しい計測ができなくなる場合があります。

また、両方の機能があると、どちらで設定したのか?自分でも把握しづらくなってしまいます。

ですから、Cocoon利用していてタグを重複させたくないなら、All in One SEOは導入しないほうが良いでしょう。

プラグインは少ないほうが良いから

CocoonにAll in One SEOが必要ない3つ目の理由は、プラグインは少ないほうが良いからです。

All in One SEOに限った話ではありませんが、WordPressのプラグインは増えれば増えるほど重くなり、エラーが起こるリスクが高まります。

「All in One SEOを使わなくてもXML Sitemaps使ったら一緒じゃん」と思った方もいるでしょう。

たしかにおっしゃる通りです。

All in One SEOにエラーが発生せず、XML Sitemapsにエラーが発生する可能性もあります。

 

しかし、All in One SEOは非常に高機能なプラグインなため、その分動作も重いと言われています。

SEO設定するために入れたはずのプラグインなのに、表示速度が遅くなってしまうというのは微妙です。

最近のGoogleは、ページの表示速度も検索ランキングのアルゴリズムに採用しています。

ですから、Cocoonを利用していて少しでもページの速度を上げたいなら、All in One SEOは導入しないほうが良いでしょう。

All in One SEOを削除する前の注意点

ここまでの話を聞いて「All in One SEOを削除しよう」と思ったCocoon利用者の方も多いと思います。

しかし、All in One SEOを削除する前に、今回お伝えしてきたこれらの設定をCocoon側の機能であらかじめ設定しておくのを忘れないでください。

  • メタタグの設定
  • アナリティクスなどのタグの設定
  • noindex設定
  • XMLサイトマップ

なるべく重複期間を短くするために、休日などを利用して一気に設定し、All in One SEOを削除したほうが良いです。

 

また、All in One SEOを削除することで、WordPressブログ内部の構造が一部変わり、順位に影響を与える可能性もあります。

順位が上がる可能性がありますし、下がる可能性もあります。

上がるか下がるかはやってみないと分かりませんし、もちろん順位が変わらない可能性もあります。

ですから、All in One SEOを削除する場合は、その点も理解しておきましょう。

All in One SEOを削除した体験談

僕も長年All in One SEO Packを愛用していました。

しかし、Cocoonの前に利用していたテーマでもSEO設定の機能があったため、その時にAll in One SEO Packを削除しています。

削除したのは3年以上前なので、検索順位への影響は正直覚えていません。

しかし、それから定期的にブログを更新し続けてきたので、ブログの収益もPVも伸びています。

ですから、個人的には、しっかりブログを更新し続けるつもりなら、Cocoon利用者の方はAll in One SEOを削除したほうが良いと思っています。

更新し続けるつもりがなく放置するのであれば、検索順位への影響は運の要素が強いので、とりあえずタグの重複を解消し、そのままでも良いのではないかなと思います。

まとめ

今回は『CocoonにAll in One SEOが必要ない理由』を解説してきました。

  1. Cocoonの機能でほぼカバーできるから
  2. 両方使うとタグが重複してしまうから
  3. プラグインは少ないほうが良いから

Cocoonを使っている方でAll in One SEOを入れようか検討中だった方は、入れる必要はないです。

すでに入れていた方は、今回お伝えした注意点を考慮したうえで、慎重に判断していただければと思います。

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