こんにちは、ターコイズです。
今回は、腕時計の時間が、遅れたり、進む、原因や対策についてまとめてみました。
時間が遅れたり進むなど?ずれるのは腕時計によっても違う!
まず、はじめに腕時計の種類によって遅れや進み具合の違いである精度は全く違います。
腕時計の種類で違う
機械式(メカニカル)の腕時計では、日差(1日の中で遅れ、進み具合)が、約±10秒~20秒くらいが許容範囲とされ、古い時計のヴィンテージモデルやアンティークの腕時計では、一日に1分程度の遅れまでなら許容範囲とされることもあります。
機械式の場合、内部機構の違いによる振動数でも精度や安定性は違うといわれていて
一般的に多いのが28,800振動の毎秒8振動の腕時計で、それよりも早いハイビートと呼ばれる10振動36,000振動のモデルも存在してます。
ハイビートの方が精度は安定するといわれてますが、摩耗など消耗が激しいともいわれていてロービートのほうが耐久性に優れているといわれています。
クォーツ(地上塔、GPSなどの電波を受けて修正する腕時計も含む)の一般的なクォーツ腕時計の精度(電波を受信出来ない状態)は月差(一ヶ月の中で遅れ、進み具合)が、約±15秒~30秒程度と言われています。
腕時計の違いについてはコチラの記事を参考にして下さい⇒機械式とクォーツ腕時計の違いとは?
腕時計の構造の違いで時間の精度は大きく違いますが、機械式、クォーツ腕時計の中でも高精度なモデルも存在します。
機械式であれば、クロノメーターや、ジュネーブシール、PPシールなどと呼ばれる高精度の証である規格に合格した精度の高いモデルもあります。クロノメーター規格についてはコチラの記事を参考にして下さい⇒クロノメーターとクロノグラフは似てるけど全く違う意味。
クォーツ腕時計では、GPSなどの電波を受信し修正していれば、正確な時間だと言えます。
それと、クォーツ腕時計には、精度の高いクォーツ(水晶振動子)と温度補正により年間の時間のずれを数秒にまで高めたスーパークォーツとも呼ばれる制度の高いモデルもあります。
高精度クォーツモデルについては、コチラの記事を⇒腕時計を正確さで選ぶ?おすすめの高精度なクォーツと電波時計!
基本的には腕時計のそれぞれの構造により精度の範囲で時を刻んでいます。
腕時計のずれる原因夏と冬で違う?
ある程度の精度の範囲で時を刻んでいますが、特に機械式の腕時計の場合は、腕時計の姿勢差や温度差などで変化します。
機械式腕時計はリューズの向きが一定の上向き、下向き、でも違います。腕時計の場合、腕を動かすので、いつも姿勢は変わり姿勢差による影響は受けやすいといえます。
機械式腕時計の場合、内部のムーブメントは金属であり温度によって伸び縮みしています。小さな部品ですので、ほんの少しでも変われば影響を受けます。
一般的には、低い温度で進みやすく、高い気温で遅れる傾向だといわれています。
他にも、磁気の影響であったり巻き上げ不足などでも精度には影響します。磁気の影響など機械式腕時計の弱みについてはこの記事を⇒機械式腕時計の弱みを知らないとダメージをあたえているかも
機械式腕時計は、そんな影響に対し精度の安定を考えられた機構が、トゥールビヨンであったり、磁気の影響はシリコンやカーボン素材のヒゲゼンマイであり複雑な機構を考えられ小さな腕時計の中に組み立てる技術と素材なので高額なモデルになりますね。
クォーツでもGPSや電波時計は屋内が苦手?
クォーツ腕時計の場合は、電波などを受け自動で修正していれば、ずれる事は、まず無いといえますが
GPSや電波時計は
電波の届き難い建物の中にずっと居れば、ずれて来ます。
時計屋さんでもお店の奥のショーケースに置いてあるGPSの腕時計など、それぞれバラバラの秒針だったりしますね。
普段の生活では、受信できない事などないでしょうから、時間のずれない腕時計といえます。GPS,電波以外でも、Bluetoothでスマホで連動していれば、とても正確です!
腕時計の遅れや進みの対策は?
機械式腕時計の場合は、磁気の影響で時間が狂う事が考えられるので近付けない事や、自動巻きの場合は、日中、腕をあまり動かさないパソコン作業などの場合ゼンマイの巻き不足などにも気を付けたいです。
毎日の動きが少なくて止まるようなら、家でワインディングマシーンを使い巻き上げ不足の解消に使うのもいいかも知れません。
クォーツ腕時計の場合は、電池の寿命や、ソーラー電波タイプの腕時計の場合は、電波の受信もそうですが、バッテリーに受電出来なければいけないのでこまめにでも明るい場所に出て光を浴びる事も必要ですね。
機械式の場合は極端な遅れや、進み、などの症状がでたら早めに時計屋さんで点検してほしいです。
数年に一度のオーバーホールを行う事も重要ですね。オーバーホール時期などのタイミングはコチラの記事を参考にして下さい⇒腕時計のオーバーホールはどこに出すタイミングや修理の考え方
クォーツ腕時計でも電池交換、ソーラータイプでも10年位ではバッテリー交換も必要になって来ますのでメンテナンスしながら大切に付き合って欲しいと思います。
まとめ
腕時計の時間が、遅れたり、進む、原因や対策について、まとめてみました。
機械式とクォーツ腕時計では、腕時計の構造や機構により時間のずれは生じてきます。
腕時計のずれる原因にはいくつかの要因があり、機械式の場合姿勢差、温度、ゼンマイの巻き上がりなどによっても違いますし、磁気に近づけ過ぎた事で影響する事もあります。
クォーツ腕時計の電波受信タイプでは、電波の受信できる場所や屋外で空の下に出る事で修正されソーラータイプでは、光の当たる場所で、電池の寿命やバッテリーの充電状態に気を付けて欲しいと思います。
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今回も最後まで見て頂きまして、ありがとうございました!