「君を愛したひとりの僕へ」


「君を愛したひとりの僕へ」


同時公開の「僕が愛したすべての君へ」とどちらを先に見るかで
結末の受け取り方が変わると話題を呼んだ2作品の一つ、
通称“君愛”。
主人公が離婚した両親のどちらと暮らすかが分岐となり、
本作は父親と暮らす世界が舞台となる。
2作品は脚本、キャラクター原案など一部のスタッフと声優こそ共通だが、
監督もアニメ制作会社も異なる。
両作品をまたぐ伏線に加え、演出やテイストの違いも楽しみたい。
本作を先に見ると、両作品を通じ、蒔田彩珠が声を担当する
ヒロイン・栞についての物語という印象が強まることになる。




両親が離婚し、父親と暮らすことになった小学生の日高暦。
父はまだ不明なことの多い並行世界について研究する
虚質科学研究所で働いており、
暦はある日研究所で所長の娘である少女・栞と出会う。
仲良くなった2人は成長するにつれ、互いに恋心を抱くようになるが、
そんな時、暦の父が所長でもある栞の母と再婚すると知らされる。
兄妹になると恋人同士にはなれないと思い込んだ2人は、
並行世界へ駆け落ちしようとするのだが……。



制作年/2022
内容時間/99分

原作/乙野四方字
監督/カサヰケンイチ
脚本/坂口理子
キャラクター原案/shimano
キャラクターデザイン/町田真一
作画監督/高野ゆかり
作画監督/小嶌エリナ
作画監督/村田憲泰
音楽/大間々昂
アニメーション制作/トムス・エンタテインメント
主題歌(僕愛)・挿入歌(君愛)/雲を恋う」須田景凪
主題歌(君愛)・挿入歌(僕愛)/「紫苑」Saucy Dog
挿入歌/「サマーデイドリーム」 Saucy Dog


(キャスト)
日高暦/宮沢氷魚
佐藤栞/蒔田彩珠
瀧川和音/橋本愛
子ども時代の暦/田村睦心
日高翔大/浜田賢二
高崎真由美/園崎未恵
高崎康人/西村知道
佐藤絃子/水野美紀
おばあさんになった和音/余貴美子
おじいさんになった暦/西岡德馬


暦と栞のなんとも切ない物語でした
こちらの世界では和音が第三者的な?
暦と夫婦ではなかったのも和音の立場を考えると
『なんとも切ない』がさらに倍増してしまう・・・
ファンタジーとしては面白かったです

「僕が〜」のみではいまひとつ理解できなかった場面が
2作を続けて観たことで内容は理解できました

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