フォノイコ『LEGGIERO』一覧

フォノイコライザー『Leggiero』を左右分けて使ってみた

電源などが共通のステレオ仕様の同じ機器を二台用意してそれぞれを左右channelに分けて使うと音質が大きく向上する事がわかります。
その為、ステレオ仕様のアンプ筐体の中を左右を電源から完全に分離したデュアルモノ構成とする事で音質の大幅な向上がのぞめます。
フィデリックス社の機器は左右分離のモノラル構成で使うのが基本になっていますが
フォノイコライザーの『Leggiero』も電源まで左右完全分離のデュアルモノ構成となっていますので通常は1台をステレオで使えばそれで事が足りるのではと思います。

先日もう一台の『Leggiero』がたまたま手に入ったので試しに2台を使い左右をmonoで音質比較をしてみる事にしました。
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フォノイコ『Leggiero』を左右分けて使ってみた

電源などが共通のステレオ仕様の同じ機器を二台用意してそれぞれを左右channelに分けて使うと音質が大きく向上する事がわかります。
その為、fidelix社の機器は左右分離のモノラル構成で使うのが基本になっています。
また、ステレオ仕様のアンプ筐体の中を左右を電源から完全に分離したデュアルモノ構成とする事で音質の大幅な向上がのぞめますので、
フォノイコライザーの『Leggiero』も電源まで左右完全分離のデュアルモノ構成としていますので通常は1台をステレオで使えばそれで事が足りるのではと思います。
『leggiero』は私が長くReferenceとして使用している同社のプリアンプ『MCR-38』からフォノイコライザーを抜き出した物ですので、初段は高gmFETを使って入力換算雑音は-156㏈Vと最高レベルの静けさです。私のPL-31E/TSプレーヤーを御使用で空芯カートリッジと組合わせて使う方には まず最初に使って頂きたいフォノイコライザーです。
『Leggiero』にはMC入力とMM入力の二系統が付いていますが、実質はMC専用かMM専用のフォノイコライザーを選択して使う事になり、入力を切換えて二台のプレーヤーに使えるわけではありません。
その為、プレーヤーの音質比較時にはRCAケーブルを繋ぎ変えて使う様になりますので、面倒なのでもう一台は欲しいと思っていたのですが、先日もう一台の『Leggiero』がたまたま手に入ったので入手時の目的とは違ってしまいますが、試しに2台を使い左右をmonoで聴いてみたらどうか?と興味が沸き音質比較をしてみる事にしました。
IMG_0664a.jpg1台で聴いていても鮮明で響きの空間への広がり方や低域の力強さなど、全く不満なく聴けるほど素晴らしいと何時も思って聴いてきましたので「左右完全分離のデュアルモノ構成の『Leggiero』なので筐体まで分離しても殆ど音質向上は望めないのでは?」と私は予想しました。
さて、写真の様に二段重ねて下側は右ch、上側は左chで使いアースは上の左ch側に落として使いはじめました。
音はあまり変わらないと思っていたのですが、一聴でわかるほど音質が向上します。
変わらないと思って聴いたのでプラセボではありませんよ(笑)
まず、通常のステレオ仕様のアンプを二台使って左右を分けて使うと空間に枠を感じていたのが、取り払われた様に聴こえます。解像度は上がり細かい音が良く分離して、低域は力強くシッカリとしますが、今回の変化はその様な変化ではありません。
上記の様な変化はすでにデュアルモノ構成で改善されていますのであまり変化はありませんでしたが、
しかし、『Leggiero』をmonoで使った効果は、空間が漆黒に感じられる事です。ステレオで使った時には全く分からなかったのですが、今までは空間が灰色だったと分かった事です。またバイオリンや女性歌手がステレオ使用では叫んで歌っている事も分かり、とても音楽を聴く為には重要な部分が改善される事が分かったのです。全体の変化の方向としてはリアルで生々しくなったと思いました。
普段音楽を楽しむには一度聴いてしまったら、もうこの2台mono使いで聴かなければ納得できないレベルの変化です。
ですので、当初はプレーヤーの比較用に2台の『Leggiero』を使う目的でしたが、全く違う使い方をする事になってしまいました。