「修理はお受けしますが9月になります。」との事でした。音は聴く事が出来ましたので修理には前向きで順番の声がかかるのを楽しみに待っていたところ 9月に入ってすぐに連絡があり、2805の片方を車に載せて持って行く事にしました。
千葉からは圏央道にのって東北自動車道の久喜白岡から東京方面の岩槻インターを下りてすぐでした。距離はありますが、ほとんど高速道の道程でしたので疲れもなく感覚的には近い感じがしました。
2805は重量が35㎏と重く、到着して作業室が二階なので、助っ人に知人を頼んで二人でQUADの2805を階段を使って二階まで引き上げました。
作業室に入るとそこはとんでもない所でした。
そこは静電型スピーカーの館だったんです‼
修理が終わったら動作確認をかねて全ての静電型スピーカーを聴かせてくれるとの事で
とても楽しみにしてその日は修理工房をあとにしました。
9月の後半になり「修理が完了しました。」と連絡があり、ふたたび知人と二人で修理工房まで圏央道を車を走らせてきました。




その他、このSTAXより少し小ぶり(と言っても写真右側に見えますがかなり大型)の『アコースタット』のスピーカーも聴かせて頂きました。
静電型スピーカーばかり一通り聴かせて頂きましたが、どれも夫々素晴らしい!
「こんな体験は滅多に出来ないよね!」と知人と二人で感激してしまいました。
修理品を積んで修理工房をあとにしましたが、とても良い体験ができました。

翌日簡単にセットして聴いてみましたが、歪みが少なく、とにかく音が軽いんです。音像はフルレンジほど小さくはないのですが、違和感は全くありません。思ったよりも低音に密度と力があり、迫力があるので、クラシックと言わずポップスでもジャズでもいけますね。
アンジェラヒューイットのゴールドベルク変奏曲なんか生々しくて感涙ものです。素晴らしいですよ。