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QUAD 2805 その後ジックリ聴いてみました。

暫くプレーヤーの製作やカートリッジの修理が忙しく、ブログの掲載が止まってしまって
何時も見に来て頂いている方には申し訳ありませんでした。
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10月始めに修理から戻ったQUAD2805のその後ですが、色々なレコードを聴いてみて、その素晴らしさにますます引き込まれて、毎日感激しながら音楽を聴いています。
以前にも書いた事ですが、この2805との出会いは、2000年頃にB&Wの800と802が発売になり雑誌などに話題となっていましたので、802をサブスピーカーとして聴いて好ければ買おうかと考えていたのです。秋葉の(テレオンだったかな~)で聴いてはみたのですが音は今一つで、その時に横にあった2805を聴かせてもらって圧倒的に自然な音だったのが強く印象に残ったのでした。
その時は予算的にも手が届かなかったので購買は叶わなかったのですが、それから今に至るまで頭の中には2805のあの時の音がありました。
それまでコンデンサースピーカーを使った事が在る方からは「すぐに壊れるがやめた方がよいよ~」と言われていたので、ある程度の躊躇はありましたが、ネットオークションを見ていて とうとう誘惑に負けてしまいました。
届いたものはやはり故障で、その後修理をしてくれる方に巡り合い、治していただけた音は あの時にテレオンで聴いた音でした。


2024.9.8藻音の会

9月8日に開催された藻音の会で竹本式プレーヤーの『PL-31E/TS』のデモをしてきました。
参加人数は15名ですが内容は盛り沢山でした。
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到着後すぐにデモをするとの事で急いでのセッティングでしたが、接続ミスもなく無事に用意が終わりました。
持ち時間が50分なので、取敢えず数枚レコードを聴いていただきました。
ダイレクトカップルカートリッジと通常のカートリッジとの音質比較なども考えていたのですが、時間に余裕がなかったのでノーマルシャフトを付けた時の音とPL-31E/TSの超低抵抗のシャフトを付け替えての音質比較のみとさせて頂きました。
「他のプレーヤーとの音質比較などもあれば音質の差は分かり易かったかな?」と思いました。
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藻音の会は2019年頃から 何度も開催に参加さて頂いていますので、皆さん和気あいあいとした雰囲気で何時も通り楽しい会となりました。



今回行われたデモの内容になります。
●12:00〜14:00 第1部 LPプレーヤーの鑑賞会 回転系、トラッキング、の違いを鑑賞します。
1)竹本様に磁気浮上軸受けのプレヤー、ストレートアーム、ダイレクトカップリング
  のピックアップ、フィデリックスのEQアンプ、スピーカなど一式をご紹介頂きます。

2)須崎様に前回ご紹介できなかった超軽量プラッター、ストレートアームのプレーヤー
 をご紹介頂きます。

3)町田様にテクニクスのリニアトラッキングプレヤーSL10をご紹介頂きます。

4)佐々木様に新作のEQアンプをご紹介頂きます。

林様より超コスパのヘッドフォン用DACをご紹介頂きます。

何と300円の中国製DAC(500円のWi-Fi 、Bluetooth受信機付)

町田様より小型2wayスピーカーをご紹介頂く予定です。

関様、福田様より新作フルレンジスピーカーをご紹介頂く予定です。

●14:00 ~15:45 第2部 アンプ鑑賞会   FETパワーアンプ、真空管プリアンプ、パアーアンプの鑑賞

1)福島様に前ご紹介頂いたFETシングルアンプに加えて新作FETプッシュプルアンプをご紹介頂きます。

2)関様に無負帰還の真空管プリアンプ、パワーアンプをご紹介頂きます。



スピーカー探しは続く

最近はプレーヤーやカートリッジは自分の思う様な物を自分で作る事が出来る様になり、
アンプは入力側を(プレーヤー側を)忠実に増幅するfidelix社の物を使っているので上流はほぼ完成して変更する事はありません。
特にカートリッジは気になる物は殆ど聴いてみて、それぞれがとても個性的で沢山の数を所有して交換しては聴いていたのですが、結局それぞれのカートリッジが不完全だったという事なのです。
そんな中でスピーカーだけは どれを聴いても それぞれが個性的でなかなか「これぞ!」という物が決まらない。
まぁ、これも『どのスピーカーも不完全』と言う事なのですが。

昔はよく秋葉原に行っては色々なスピーカーを試聴していましたが、最近はめったに秋葉原には行かなくなりました。
しかし、昔し秋葉のとある電気店でたまたま聴いたスピーカーで圧倒的に自然な鳴り方で、強く印象に残ったスピーカーがありました。
当時と違い上流の機器が完成した今ならどんな音を出すのか?一度は手元に置いて聴いてみたいと思って、ずっと気になり続けていたのです。
それがこれです。
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オフ会あるも本妻のA5稼働せず

20日の土曜に久々に鎌倉方面から当オーディオルームに4名の方が御来訪くださり
楽しいオフ会となりました。
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参加者はpippinさん、よっしーさん、GTOさん、そしてSさんです。
今回は新たに導入したスピーカーの『モスキート・ネオ』の試聴でしたが、他のスピーカーも聴いてもらおうと調整していたのですが、本妻の『ALTEC A5』のマルチの調子が悪く、右に音像が寄ってしまって音も煩いのです。
急遽『ALTEC A5』の使用は取り止めとして、空芯カートリッジの比較試聴に切り替える事にしました。
オフ会は楽しく進行して、空芯カートリッジの聴き比べも好評のようでしたので
無事にオフ会も終了する事ができました。

最近は酷暑の影響などでフルレンジの『BONSAI』や新規の『Neo』を使うことが多く、
かまわなかったので本妻の『A5』のマルチアンプの機嫌が悪くなったのだと思っています。

さて、翌日に色々調べてみるとどうもチャンネルデバイダーの『LX-8』が原因の様です。
IMG_0867.png左CHの周波数特性
IMG_0868.png右CHの周波数特性
右CHがクロス500Hzを境にウーハーの出力が大きくなってしまっています。

早速状態をfidelixに相談したところチャンネルデバイダーのウーハー出力側のコンデンサの容量抜けだろうとの事。
分解して疑わしいフィルムコンデンサーを外し計測してみると
2I3A6600.jpg
なんと0.12μFの容量が841pFしかありません。ほぼ断線状態です。
中川さんの話ではフィルムコンデンサーでこんな事滅多にないそうです
早速コンデンサーを送ってもらい交換したら左CHと同じ周波数特性になりました。
それまでの音も悪い状態だったので、以前よりもっと良くなった様に聴こえます。

イヤー、かみさんをほったらかしにしてた罰ですかね~
何とか機嫌は直った様です。
やっぱ『A5』のマルチは好い!






オフ会あるも本妻のA5マルチ稼働せず

20日の土曜に久々に鎌倉方面から当オーディオルームに4名の方が御来訪くださり
楽しいオフ会となりました。
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参加者はもう四度訪れて頂いているpippinさん、よっしーさん、GTOさん、そして今回が初のSさんです。
今回は新たに導入したスピーカーの『モスキート・ネオ』の試聴でしたが、他のスピーカーも聴いてもらおうと調整していたのですが、本妻の『ALTEC A5マルチ』の調子が悪く、右に音像が寄ってしまって音も煩いのです。
急遽『ALTEC A5』の使用は取り止めとして、空芯カートリッジの比較試聴に切り替える事にしました。
オフ会は楽しく進行して、空芯カートリッジの聴き比べも好評のようでしたので
無事にオフ会も終了する事ができました。

夏場は酷暑の影響でA級アンプ8台の『A5マルチ』では放熱がもの凄く、
最近はフルレンジの『BONSAI』や新規の『Neo』を使うことが多いのですが、
最低限は電源だけは入れる様にしないとこの様になる事は分かっていましたが
4wayマルチは電源スイッチを入れるだけでもかなりの数になりますので
面倒を決め込んで かまわなかったのが『A5のマルチ』の機嫌が悪くなったせいだと思っています。

さて、翌日に色々調べてみるとどうもチャンネルデバイダーの『LX-8』が原因の様です。
IMG_0867.png左CHの周波数特性
IMG_0868.png右CHの周波数特性
右CHがクロス500Hzを境にウーハーの出力が急に大きくなってしまっています。

早速状態をfidelixに相談したところチャンネルデバイダーのウーハー出力側のコンデンサの容量抜けだろうとの事。
分解して疑わしいフィルムコンデンサーを外し計測してみると
2I3A6600.jpg
なんと0.12μFの容量が841pFしかありません。ほぼ断線状態です。
中川さんの話ではフィルムコンデンサーでこんな事滅多にないそうです
早速コンデンサーを送ってもらい交換したら左CHと同じ周波数特性になりました。
それまでの音も悪い状態だったので、以前よりもっと良くなった様に聴こえます。

イヤー、かみさん(A5の事)をほったらかしにしてた罰ですかね~
何とか機嫌は直った様です。
やっぱ『A5』のマルチは好い!






オフ会あるも本妻のA5マルチが不調

20日の土曜に久々に鎌倉方面から当オーディオルームに4名の方が御来訪くださり
楽しいオフ会となりました。
IMG_0856.jpg
参加者はもう四度訪れて頂いているpippinさん、よっしーさん、GTOさん、そして今回が初のSさんです。
今回の主題は新たに導入したスピーカーの『モスキート・ネオ』の試聴でしたが、他のスピーカーも聴いてもらおうと調整していたのですが、本妻の『ALTEC A5マルチ』の調子が悪く、右に音像が寄ってしまって音も煩いのです。
急遽『ALTEC A5』の使用は取り止めとして、空芯カートリッジの比較試聴に切り替える事にしました。
オフ会は楽しく進行して、空芯カートリッジの聴き比べも好評のようでしたので
無事にオフ会も終了する事ができました。

夏場は酷暑の影響でA級アンプ8台の『A5マルチ』では放熱がもの凄く、
最近はフルレンジの『BONSAI』や新規の『Neo』を使うことが多いのですが、
最低限は電源だけは入れる様にしないと、この様になる事は分かっていましたが
4wayマルチは電源スイッチを入れるだけでもかなりの数になりますので
面倒を決め込んで かまわなかったのが『A5のマルチ』の機嫌が悪くなったせいだと思っています。

さて、翌日に色々調べてみると、どうもチャンネルデバイダーの『LX-8』が原因の様です。
IMG_0867.png左CHの周波数特性
IMG_0868.png右CHの周波数特性
右CHがクロス500Hzを境にウーハーの出力が急に大きくなってしまっています。

早速状態をfidelixに相談したところチャンネルデバイダーのウーハー出力側のコンデンサの容量抜けだろうとの事。
分解して疑わしいフィルムコンデンサーを外しLCRメーターで計測してみると
2I3A6600.jpg
なんと0.12μFの容量が841pFしかありません。ほぼ断線状態です。
中川さんの話ではフィルムコンデンサーでこんな事滅多にないそうです
早速コンデンサーを送ってもらい交換したら左CHと同じ周波数特性になりました。
それまでの音も悪い状態だったので、以前よりもっと良くなった様に聴こえます。

イヤー、かみさん(A5の事)をほったらかしにしてた罰ですかね~
何とか機嫌は直った様です。
やっぱ『A5』のマルチは好い!






TSアームの部品制作中

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今年もあと10日ほどで終わりますが、年々時間が加速している感覚を感じます。
その間にも色々な事がありましたが、
今年も沢山の方々から竹本式プレーヤーの製作の御依頼を頂きました
誠に有難うございました。
ここにきてTSアームの部品在庫が殆ど無くなりましたので制作を始めています。2I3A6562A.jpg
ステンレスパイプが3本、チタンパイプアームが4本出来上がりました。
このアーム軸受けの機関部分の形状が複雑で、削り出すのに一番時間がかかりますので
この部分をあらかじめ制作しておけばPL-31E/TSプレーヤーの完成までの時間をかなり短縮する事ができます。
材質がパイプはステンレスかチタンで軸機関部は錆びにくいアルミ合金A6061ですので塗装やメッキの必要はなく、このまま組み立てていけます。


TCHAIKOVSKYのバイオリンコンチェルト

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ルジェーロ・リッチのラロのスペイン狂詩曲も素晴らしい演奏でしたので期待していたのですが
今日チャイコフスキーのバイオリンコンチェルトが届きました。
61年のDECCA録音ですが、このレコードの演奏と録音は素晴らしいです。
ジャケットもレコードの内容に違わない印象的な出来です。

NEOのバスレフダクトのディフューザーを制作しました。

モスキート社のスピーカー『NEO』が入ってから暫く聴いていますが、
最初に気になったのは低音が70Hz近辺で膨らんでしまい洞窟の中の様な音がする為に
バスレフダクトにマイクロファイバークロスを入れて調整していました。
これでかなり良くなりましたが、まだ気になっていたので
バスレフダクトデュフューザーを制作する事にしました。
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これで低域の共鳴音はほぼ改善して納得の出来る状態となりました。2I3A6535B.jpgもともと持っている低域の質感は重めで、分厚いドスの効いた低音なのでデフォルメ感はありますが、
迫力がありますので、これはこれで魅力的な音だと思います。



NEOのその後

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最近入手したスピーカー『NEO』を継続して聴いていますが、その後の試聴感想を少し書いてみます。
アルミ一枚板の衝立状のフロントパネルとアルミハニカムカーボンコンポジットのお椀状の特殊形状がよく分かると思います。

前記事にも書いた様に高域は歪みが少なく鮮明なのに聴き易く
低音はパワーを入れた時には分厚く、腹に響く密度の高い低音を叩き出します。
少々のデフォルメ感はあるもののオーディオ的快感があるので『これでもいいじゃん!』と納得させられるだけの物があります。

アンプ類はフォノイコも含めて全て左右モノ駆動ですので、空間の広がり感は文句ありません。
幾つか聴いた感じでは低音が分厚く音の開放感があり高域は繊細なのでフルオーケストラは相性が良い様です。
また大音量では迫力と力強さが抜群なので『ハープアルパート』や『マンジョーネ』の様なフュージョン系には相性抜群です。
全体としては音の切れや解像度は普通で、フルレンジの『AL-05BONSAI』に比べれば聴き劣りしますが
通常のネットワーク式マルチウェイスピーカーと同程度で こんなものでしょう。
しかし、小径フルレンジでは出せない音も出せますので、これはこれでとても気に入っています。

暫くならしていて感心するのは、このNEOではなく、ドライブするパワーアンプの『CERENATE』です。
もう長く使っていますが、とにかくPOWER感がありシッカリとしていて揺るぎがありません。
大型のパワーアンプではこの様なPOWER感のある物は幾つもありますが、
超小型のアナログパワーアンプでこれだけの力感が出せる物は他にはなかなか無いのではと思っています。

今回『NEO』が入った事で今までに集めたレコードがどの様に鳴るのか聴き返してみるのが楽しみです。