「百花」
「百花」
映画プロデューサーとして「告白(2010)」など多数の作品を手掛け、
小説家としても活躍する川村による小説を、川村自身が監督して映画化。
第70回サン・セバスティアン国際映画祭で最優秀監督賞に輝くなど、注目を集めた。
レコード会社に勤務する泉は香織と社内結婚し、
まもなく子どもが生まれようとしていた。
だが、泉はピアノ教室を営む母親・百合子と過去のある“事件”をきっかけに、
互いの心の溝を埋められないまま過ごしてきた。
ある日、百合子は不可解な言葉を発するようになり、認知症と診断される。
次第にピアノも弾けなくなっていく百合子は、
香織の名前さえ分からなくなる。
百合子が記憶を失うたび、泉は母との思い出をよみがえらせていく。
制作年/2022
内容時間/104分
監督・脚本/川村元気
脚本/平瀬謙太朗
撮影/今村圭佑
音楽/網守将平
(CAST)
葛西泉/菅田将暉
葛西百合子/原田美枝子
葛西香織/長澤まさみ
大澤哲也/北村有起哉
永井翔太郎/岡山天音
田名部美咲/河合優実
浅葉洋平/永瀬正敏
川村元気さんの原作は未読です
菅田将暉さん主演の映画なので観ましたが
心に痛みをともなう物語でした
原田美枝子さん演じる認知症になってしまった母・百合子を
菅田将暉さん演じる泉が仕事をしながら介護するのですが
百合子はアルツハイマー型認知症なので症状が進行していき
泉のことまで忘れてしまう…
あまりにも身勝手な母親に呆れもしましたが
認知症が進行し何もかも忘れてしまった百合子が言っていた
『半分の花火が見たい』
そういう意味だったの…(T_T)
でもラストのシーン以上に印象的だったのは冒頭のシーン
冒頭で百合子がピアノを演奏しているシーンが一番印象に残っており
百合子が弾いている美しい「トロイメライ」の音程がどんどんズレていき
不穏な雰囲気で物語が…認知症の表現をピアノの音で?
ピアノ大好きな私としてはかなりショックでした(笑)
ピアニストはボケない説は?↓調べてみました
ピアノが脳トレと言われる理由
何十年もピアノを弾いてきたことは『ボケ防止』に少しは役に立つかも?
気休め程度…^^;