「夜明けのすべて」
「ケイコ 目を澄ませて」の三宅唱監督が
瀬尾まいこの同名小説を鮮やかに映画化。
主役の男女を松村北斗と上白石萌音が
絶妙な距離感で好演したユニークですがすがしい傑作。

月に1度、PMS(月経前症候群)で
イライラが抑えられなくなってしまう藤沢さん。
それが原因で失敗を重ね、
働いていた会社を辞めることになった彼女は転職し、
今ではアットホームな雰囲気の小さな会社で働いていた。
しかし、ある日彼女は、やはりその会社へ転職してきた青年・山添くんの
無気力そうな態度を見て、つい怒りを爆発させてしまう。
実は彼もパニック障害があり、
前途有望だったキャリアを棒に振った過去があった。
制作年/2024
内容時間/120分
監督/三宅唱
原作/瀬尾まいこ
脚本/三宅唱
脚本/和田清人
撮影/月永雄太
音楽/Hi'Spec
(CAST)
山添孝俊/松村北斗
藤沢美紗/上白石萌音
辻本憲彦/渋川清彦
栗田和夫/光石研
藤沢倫子/りょう
大島千尋/芋生悠
岩田真奈美/藤間爽子
久保田磨希
足立智充
宮川一朗太
内田慈
丘みつ子
山野海
斉藤陽一郎
瀬尾まいこさんの原作小説は未読です
孝俊役の松村北斗さん見たさに予約録画し観ましたが
瀬尾まいこさん原作と知り得した気分に(^_^)v
瀬尾まいこさんの小説が大好きなのでかなり読んでいるつもりでしたが
本作「夜明けのすべて」の存在を知らなかった・・・^^;
原作小説も是非読みたいと思います。
藤沢美紗役の上白石萌音さん上手い!
北斗さんもですが心の機微が伝わってくる繊細な演技
萌音さん、北斗さんの素晴らしい演技力に魅せられました
映画を通してパニック障害やMPSで苦しむ二人の姿を見ることで
現実の社会でも同様の症状で辛い思いをしている方々への理解というのか
受け止め方というのか!?少しだけでも分かるようになれるのかな?
(過去に同僚から「パニック障害なんです」と打ち明けられたとき
「大変だね」としか言えなかった自分・・・その時は話を聞くことしか出来なかった^^;)
原作、脚本、演技者すべてのバランスが取れた良い映画でした
秀作です