QUAD 2805の修理

7月2日の記事でQUADの2805を購入した記事を載せましたが、この機種は故障が多く到着した物を聴いてみてやはり片chからノイズが出て歪み、極端に音が小さくなる現象がありました。修理先をネットで探してみましたが、埼玉に修理を受けてくれる所がある事を知り、メールで連絡を入れてみました。
「修理はお受けしますが9月になります。」との事でした。音は聴く事が出来ましたので修理には前向きで順番の声がかかるのを楽しみに待っていたところ 9月に入ってすぐに連絡があり、2805の片方を車に載せて持って行く事にしました。
千葉からは圏央道にのって東北自動車道の久喜白岡から東京方面の岩槻インターを下りてすぐでした。距離はありますが、ほとんど高速道の道程でしたので疲れもなく感覚的には近い感じがしました。

到着して作業室が二階なので、助っ人に知人に頼んで二人でQUADの2805を階段を使って二階まで引き上げました。
作業室に入るとそこはとんでもない所でした。
そこは静電型スピーカーの館だったんです‼
修理が終わったら動作確認をかねて全ての静電型スピーカーを聴かせてくれるとの事で
とても楽しみにしてその日は修理工房をあとにしました。

9月の後半になり「修理が完了しました。」と連絡があり、ふたたび知人と二人で修理工房まで圏央道をドライブしきました。
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QUAD 2805の修理が終わりました。

7月2日の記事でQUADの2805を購入した記事を載せましたが、この機種は故障が多く到着した物を聴いてみてやはり片chからノイズが出て歪み、極端に音が小さくなる現象がありました。修理先をネットで探してみましたが、埼玉に修理を受けてくれる所がある事を知り、メールで連絡を入れてみました。
「修理はお受けしますが9月になります。」との事でした。音は聴く事が出来ましたので修理には前向きで順番の声がかかるのを楽しみに待っていたところ 9月に入ってすぐに連絡があり、2805の片方を車に載せて持って行く事にしました。
千葉からは圏央道にのって東北自動車道の久喜白岡から東京方面の岩槻インターを下りてすぐでした。距離はありますが、ほとんど高速道の道程でしたので疲れもなく感覚的には近い感じがしました。

2805は重量が35㎏と重く、到着して作業室が二階なので、助っ人に知人を頼んで二人でQUADの2805を階段を使って二階まで引き上げました。
作業室に入るとそこはとんでもない所でした。
そこは静電型スピーカーの館だったんです‼
修理が終わったら動作確認をかねて全ての静電型スピーカーを聴かせてくれるとの事で
とても楽しみにしてその日は修理工房をあとにしました。

9月の後半になり「修理が完了しました。」と連絡があり、ふたたび知人と二人で修理工房まで圏央道を車を走らせてきました。
1D3A0571a.jpg右側のスピーカーが修理の完了した2805です。動作確認をしましたが、完璧です。
1D3A0572b.jpg写真は私のQUAD2805の上位機種2905です。ご自身が所有の物でダストカバーが外されていて内部構造がよくわかります。2805より低音パネルが2枚多く量感が豊です。その分背も高く、重量も40㎏超と重量級でとても一人では持てません。2805も2905も高域のユニットに同心円状の時間差をつけて静電型の音像が肥大化しない様に球面波状になる様にしてあり、音像は大きくないので通常のスピーカーと違和感がありません。その分色々な回路を通る為に音の鮮度と言う点では少し劣る様になるかもしれません。
1D3A0583d.jpgマーチンローガンです。向う側が透けてみえて見た目も洒落ています。純粋なフルレンジでダストカバーが無い為に鮮度感は抜群でヴォーカルが生々しい、音像は私には大きめで気になりました。中高域が綺麗ですがエネルギーバランスは高域寄りの感じがしました。
1D3A0581c.jpgSTAXの静電型では一番大きな機種になります。低域から高域まで充実していてバランスがよく音としては一番好く聴こえましたが、やはり音像が大きい、本体も大きく広い部屋が必要でしょう。
その他、このSTAXより少し小ぶり(と言っても写真右側に見えますがかなり大型)の『アコースタット』のスピーカーも聴かせて頂きました。

静電型スピーカーばかり一通り聴かせて頂きましたが、どれも夫々素晴らしい!
「こんな体験は滅多に出来ないよね!」と知人と二人で感激してしまいました。
修理品を積んで修理工房をあとにしましたが、とても良い体験ができました。

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翌日簡単にセットして聴いてみましたが、歪みが少なく、とにかく音が軽いんです。音像はフルレンジほど小さくはないのですが、違和感は全くありません。思ったよりも低音に密度と力があり、迫力があるので、クラシックと言わずポップスでもジャズでもいけますね。
アンジェラヒューイットのゴールドベルク変奏曲なんか生々しくて感涙ものです。素晴らしいですよ。




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