神石高原町の道の駅に行って来た。我が家から車で1時間ほど掛かる。道の駅にある産直市で『寒アケビ』という名で売られていた。正式名は『ムベ』という。寒アケビというのは初めて聞いた。なかなか良いネーミングだと思う。
ムベは切って見ると、中身はアケビにそっくりだ。味もアケビによく似ている。アケビが終わった後のこの時期に食べごろとなる。アケビもムベもどちらもアケビ科のつる性植物だが、アケビは落葉でムベは常緑だ。
私が育った山陰の田舎では秋になると山には椎の実、栗、山梨、山ぶどう、アケビ、むかご、そしてムベがたくさんあった。それらが子供たちのおやつになる。子供たちはアケビやムベを採りに、山に4,5人で入る。そして収穫後には人数分で分けて山を作る。それをじゃんけんで勝った者から好きなのを選ぶ。大きな子、小さな子、木登りが得意な子、苦手な子、全てが平等に分けるルールだった。
ムベを食べながら、はるか昔の記憶が蘇ってきた。もう少し経ったら、冬イチゴが食べれるなあ。勿論、野イチゴである。今の子供たちには知らない世界だと思う。
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