「ちひろさん」
有村架純を主演に迎え、
今泉力哉監督が安田弘之の同名コミックを実写映画化。
元風俗嬢の心優しいヒロインが周囲に交流の輪を広げていくさまを
軽妙に綴った心温まる群像劇。
元風俗嬢で、今は海辺の小さな町にある弁当屋で働くちひろさん。
どこまでもマイペースでひょうひょうと毎日を生き、
誰に対しても分け隔てなく明るく接する彼女のもとには、
自然と大勢の人々が集まるようになる。
家族生活に息苦しさを覚える女子高生のオカジ、
シングルマザーの母親に放任され、
家族の愛情に飢えている小学生のマコト等々。
しかし実はちひろさん自身、
子どもの頃から人知れぬ孤独を抱えて生きてきたのだった……。
制作年／2023
内容時間／132分
監督／今泉力哉
脚本／澤井香織
脚本／今泉力哉
撮影／岩永洋
音楽／岸田繁
（CAST)
ちひろ／有村架純
オカジ／豊嶋花
マコト／嶋田鉄太
多恵／風吹ジュン
内海／リリー・フランキー
尾藤／平田満
永井さん／根岸季衣
ちひろを演じた主演の有村架純さんの
ホンワカとした雰囲気が役柄とマッチしていました
ちひろのつかみどころのない優しさ？
ホームレスのおじさんにお弁当を差し入れるなど
寂しげで困っている人々には来る者拒まず状態で
ちひろの周りには自然と寂しげな人々が集まってくる
声を大にして面白い！と言える映画ではなかったけれど
こういう何気ない心の機微を描いた映画を観ると
変わらず繰り返される日常の暮らしに感謝する気持になれます