「渇水」
「渇水」
第70回文學界新人賞を受賞し、
第103回芥川賞候補となった河林満の同名小説を実写映画化。
『死刑にいたる病』の白石和彌がプロデューサーを務め、
『エッシャー通りの赤いポスト』の高橋正弥がメガホンをとった。
『湯道』の生田斗真が主演を務め、
料金滞納者の水道を停める”停水”を執行する水道局員の岩切俊作を演じる。
日照り続きの夏。水道局員の岩切は、
同僚の木田とともに水道料金滞納世帯を訪ね、
強制的に給水を停止する停水執行の業務を続けていた。
滞納者にののしられながらも淡々と水道を止めて回る岩切。
そんなある日、岩切は家に2人だけで残された
恵子と久美子の幼い姉妹に出会う。
父が蒸発、母も出かけたままという姉妹から、
最後のライフラインである水を取り上げていいのか悩みながらも、
規則に従い停水を執行する岩切だったが……。
制作年/2023
内容時間/100分
監督/高橋正弥
脚本/及川章太郎
撮影/袴田竜太郎
音楽/向井秀徳
(CAST)
岩切俊作/生田斗真
小出有希/門脇麦
木田拓次/磯村勇斗
小出恵子/山崎七海
小出久美子/柚穂
細川/田中要次
加東刑事/大鶴義丹
岩切和美/尾野真千子
河林満さんの原作小説は未読です
「渇水」は先に観た『湯道』とは真逆の映画でした
なんとも重たいテーマ
水道料金未納者の家の停水を執行する話しで
この執行する岩切役を生田斗真さんが見事に演じていました
『湯道』での役どころと真逆!
岩切は一度も笑わない・・・いつも辛そうな役どころで
ネグレクトする母親役の門脇麦さんも凄かったのですが
ネグレクトされた幼い姉妹役の二人の演技もとても上手くて
水道止められたら姉妹はどうなるの?と本当に心配になり・・・
映画を観ながら親が言っていた言葉が浮んできて
『電話料金、電気料金を未納すると直ぐ止められるけど
水道は直ぐには止めないよ』
映画を観て分かったことは
督促しても支払わないと止める
親が言っていたことはそのことか・・・と
映画とは関係無いけれど
映画を観ながら母親の言葉が頭に浮んできたのよね^^;