NEOのその後

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最近入手したスピーカー『NEO』を継続して聴いていますが、その後の試聴感想を少し書いてみます。
アルミ一枚板の衝立状のフロントパネルとアルミハニカムカーボンコンポジットのお椀状の特殊形状がよく分かると思います。

前記事にも書いた様に高域は歪みが少なく鮮明なのに聴き易く
低音はパワーを入れた時には分厚く、腹に響く密度の高い低音を叩き出します。
少々のデフォルメ感はあるもののオーディオ的快感があるので『これでもいいじゃん!』と納得させられるだけの物があります。

アンプ類はフォノイコも含めて全て左右モノ駆動ですので、空間の広がり感は文句ありません。
幾つか聴いた感じでは低音が分厚く音の開放感があり高域は繊細なのでフルオーケストラは相性が良い様です。
また大音量では迫力と力強さが抜群なので『ハープアルパート』や『マンジョーネ』の様なフュージョン系には相性抜群です。
全体としては音の切れや解像度は普通で、フルレンジの『AL-05BONSAI』に比べれば聴き劣りしますが
通常のネットワーク式マルチウェイスピーカーと同程度で こんなものでしょう。
しかし、小径フルレンジでは出せない音も出せますので、これはこれでとても気に入っています。

暫くならしていて感心するのは、このNEOではなく、ドライブするパワーアンプの『CERENATE』です。
もう長く使っていますが、とにかくPOWER感がありシッカリとしていて揺るぎがありません。
大型のパワーアンプではこの様なPOWER感のある物は幾つもありますが、
超小型のアナログパワーアンプでこれだけの力感が出せる物は他にはなかなか無いのではと思っています。

今回『NEO』が入った事で今までに集めたレコードがどの様に鳴るのか聴き返してみるのが楽しみです。

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