プレーヤーのトルクについて

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この世に存在するモーター全ては必ずトルクムラがあり滑らかに回転する完全なものは一つもない。これは絶対です。
トルクを強くすれば力強くメリハリの付いたシャキシャキした音に聴こえますが自然な音から離れていきます。
そのトルクムラの影響を受けないためにはトルクを極力弱くして惰性だけで回す事です。

では、糸ドライブの様にプラッターを重くしてトルクを弱くすれば全て解決するかと言うとそう単純ではありません。
モーターのトルクムラの影響は少なくなりますが、
たいがいのプレーヤーはスピンドルが太過ぎたり、プラッターが重過ぎたりで回転の抵抗が大きくて
弱いトルクエネルギーでは軸に吸収され滑らかだけど弱弱しく、活き活きとした音ではなくなります。
プラッターが重ければ音が良くなると思っている方がいますが、同時に回転抵抗も増えているのです。
この弱い回転エネルギーを減衰させない為に回転抵抗は徹底的に小さくしなければなりません。
この様にすれば最も自然で滑らかで力強い音が得られるのです。
これが私の言う所の『手回しプレーヤーの音』になるのです。

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