カートリッジ一覧

MC-F1000の発送が始まった様です。

風が強く寒いクリスマスになりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。
私は外の仕事なので毎日「寒い!寒い!」と言いながら頑張っています。
2I3A6208.jpgさて、fidelixからの話では、12月22日から話題の『MC-F1000』の発送が始まっている様です。
制作に手間がかかるのと、中川さん自身が1個1個 調整しているので一度に多くの出荷は難しい様ですので
まだ多くの方のお手元に届くには時間がかかりそうです。
すでに届いた方からは『ビックリした!』とのコメントも頂いている様です。
毎日『F1000』を聴いている私も「そうだろ~」とニャリしてしまいました。

MC-F1000のフロントにロゴが付きました。

2I3A6191b.jpg私の所にはfidelixのMC-L1000の試作品のシリアルNo.000番がありますが、ボディカバーはアルミ素地だったのでフロントにロゴの入った正式な外観のボディカバーが出来上がるのを待っていましたが、ようやく送られてきましたので交換してみました。



fidelix MC-F1000ダイレクトカップルカートリッジ完成

フィデリックス社のダイレクトカップルMCカートリッジ『MC-F1000』の完成写真です。
2I3A6103dd.jpg青味が買ったグレーのメタリック仕上げが精悍な印象をあたえてくれます。2I3A6106hh.jpgボディ先端にはレコード盤面の磁性ゴミを吸付けるネオジウムマグネットが付いて、レコード盤にカートリッジを落下させた時の針先とカンチレバーの保護の役目もはたします。このタイプの最大の泣き所はレコード盤面に磁気ギャップが近い為に盤面の磁性ゴミを吸い寄せ、ギャップが埋まってしまい正常な動作が出来なくなり、最終的にはコイルが動かなくなって壊れてしまうトラブルになってしまうのですが、『MC-F1000』では先端に強力なネオジを付ける事によってギャップが拾う前に吸付けてしまおうという『中川 伸』氏お得意のコロンブスの卵的発想です。

fidelix MC-F1000prototypeを聴いてみた

2I3A6022A.jpg先日の我孫子オーディオファンクラブ主催のfidelix 中川 伸氏の後援会で発表のあった『MC-F1000』のprototypeを聴いてみました。

『MC-F1000』は型番からも分かる通りVictor社の最高傑作MCカートリッジ『MC-L1000』をリスペクトしています。
最も特徴的な事は通常のMCカートリッジがカンチレバーの根元にコイルを配置してカンチレバーを伝わってくるスタイラスチップの振動を拾っているのに対して、カンチレバー先端にコイルを配してチップに直結したダイレクトカップル型を採用している事です。この為に音溝のから拾ったチップの振動がカンチレバーの材質、長さなどに影響を受けにくくなる為にチップの振動を直接コイル伝える事が出来るのです。

比較機種は同じダイレクトカップル型のテクニカの『AT-ART1000』と私が断線品を修理したVictor社の『MC-L1000/TS』を選択してみました。

記事は続きます。

超珍品のカートリッジが来ました

医療関係者のコロナ感染率が劇的に下がっているとの嬉しいニュースが上がっています。
私はやっとワクチン接種が終わって一安心しているところですが、まだ世の多くの人はこれからなので、早く接種率が上がって正常な生活にもどれる事を祈っています。

私は相変らずMC-L1000の断線品の修理に勤しんでいるところですが、今回は写真でしか見た事もなく、もちろん音を聴いた事もない珍しいカートリッジの修理依頼がきましたので、ご紹介したいと思います。



終のカートリッジMC-F1000

さすがにコロナ禍で これだけ長く外出禁になってくるとストレスが溜まる日々ですが、私は最近は家の中でカートリッジの修理に嵌っていますので、これで暇がない日々が続いています。
先の2月14日の記事でMC-L1000の修理は10本目に到達しましたが、ここに来て3本のMC-L1000の断線品を修理してF1000化の成功数は全部で13本になります。
最近の修理は失敗せず、全て4連続1発で成功させています。
2I3A5902aa.jpgですが、この修理はかなりの難しさに変わりはなく、簡単にできる作業ではありません。難しいがゆえに奥深く面白いとも言えるのですが。

さて、暫くこのフィデリックス社のマイクロコイルに載せ替えた『MC-F1000』を聴いてみた評価ですが、
ベース機のMC-L1000は私自身が長い間レファレンスカートリッジとしてきたほどの最高峰クラスのMCカートリッジのひとつだと思っています。
低域は力強く引き締まり、中域は密度があるので実在感が高く、高域は良く延びて癖がありせん。全くこのMC-L1000でも通常使うには最高のカートリッジとしての評価は揺るぎないものです。
しかし、フィデリックス社のコイルに載せ替えた『MC-F1000』を聴いてしまうと もうMC-L1000に戻る気がしない位に音は違います。
まず、一聴で違うのはF1000はL1000から1~2枚ベールを剥いだという位に曇が取れて空間の奥深くまで鮮明に聴こえます。
また、歪みもレコード再生の場合は何かしら感じるのですが、これが「これ、レコードの音?」という位に驚くほど少ないのです。
それは、音として今までどのカートリッジからも聴いた事がない爽やかさとなって聴こえてくるのです。

今まで、数多くのカートリッジを所有して聴いてきましたが、必ず夫々のカートリッジには良い所がある為、沢山のカートリッジを持つ事になっていましたが、現在は『MC-F1000』以外に聴く事はなくなってしまいました。それほど素晴らしいカートリッジだとおもいます。
私にとって、このMC-F1000が長いカートリッジ遍歴の最後の行き着いた物になるのではないかと思う様になってきています。


MC-L1000の修理10本目到達

昨夜の福島沖地震には驚きました。拙宅は震度4との事でしたがもっと大きく感じましたね。
慌ててレコードからカートリッジを浮かせて止めました。

さて、前回の記事で実体顕微鏡用のアームスタンドを買った事を書きましたが、早速大活躍です。
Facebookでお知り合いになった方からMC-L1000の断線品の修理の御依頼を頂きましたので昨日の空いた時間と今日の休みを使って修理をしました。修理はたいがい1度では成功せず、17ミクロンの極細線が作業中に切れてしまったりして、2回から3回やり直すのですが、.以前より手際もよくなって慣れてきたのも原因かもしれませんが、今回は一発で成功です。
これで通算10本のMC-L1000の修理を成功させた事になります。2I3A5637OO.jpg不思議とこのF1000、私の持っているF1000と比べて鮮明で音が良いです。甦った最強のMCカートリッジを気に入ってもらえれば嬉しいです。