映画レビュー一覧

「劇場版ツルネ -はじまりの一射-」

「劇場版ツルネ -はじまりの一射-」弦音〈ツルネ〉。それは、矢が放たれた時に響く“はじまり”の音。綾野ことこの小説「ツルネ-風舞高校弓道部-」を原作に、弦音に魅入られた少年・湊と仲間たちが弓道を通じて成長する様を綴ったTVアニメの劇場版。TVシリーズ第1期に新規カットを加えて再構成した。弓引きの病「早気」にかかり、弓道から身を引いていた湊、ある理由で湊への贖罪意識を抱く親友・静弥、湊を指導しながら、師への

「嘘八百 なにわ夢の陣」

「嘘八百 なにわ夢の陣」中井貴一と佐々木蔵之介がW主演のコメディ「嘘八百」シリーズ第3作。冴えない古美術商とくすぶり続きの陶芸家コンビ。2人が手に入れたい新たなお宝は豊臣秀吉の幻の器!冴えない古美術商・小池と、いつまでたってもうだつの上がらない陶芸家・野田という、相変わらずくすぶり続ける骨董コンビ。そんな彼らの前に一攫千金が狙えそうなお宝が現われる。それは日本一の出世頭、太閤秀吉の縁起もの“秀吉七品

「かぞくのくに」

「かぞくのくに」日本と北朝鮮。ヤン ヨンヒ監督が、これら二つの国の間で引き裂かれ、不条理のような現実に翻弄され続ける家族の心の叫びを、痛切に描写。絶賛を浴びた衝撃の傑作ドラマ。10代の時、北朝鮮に渡り、長年かの地で生活していた兄が突如、25年ぶりに日本に帰国。しかし、再会を心待ちにしていた家族の前に姿を現わした兄は、実はある使命を託されていた…。近くて遠い二つの国、日本と北朝鮮で互いに離れて暮らす自ら

「ブルークリスマス」

「ブルークリスマス」世界各地に出現した不思議な人々の群れ。彼らはなんと、血が青色に変色していた!倉本聰のオリジナル脚本を鬼才・岡本喜八監督が映画化した、異色のSFサスペンス大作。京都国際科学者会議において、UFO及び宇宙人は実在すると熱弁を振るった兵藤教授が、その直後、不意に失踪。日本国営放送の報道部長・南は、五代報道局長の命を受け、兵藤教授の行方を追うことに。くしくも南は、週刊誌記者の木所から、彼

「四月怪談」

「四月怪談」大島弓子によるコミックを、中嶋朋子、柳葉敏郎らの共演で、小中和哉監督が映画化したファンタジー。事故死した女子高校生の霊は、残された人々を見て命の大切さに気付く。高校生の少女・初子はある日、下校中に偶然立ち寄った廃工場で、落下してきた鉄骨が頭に当たって命を落としてしまう。当初は自分が命を落とした事実に気付かなかった初子の幽霊だが、現われた幽霊・弦之丞から自分が亡くなったことを教わる。そん

「独立少年合唱団」

「独立少年合唱団」第50回ベルリン国際映画祭でアルフレート・バウアー賞に輝いた、日本の青春映画の傑作。学生運動に揺れる1970年代、合唱部員の少年2人の友情と揺れ動く心を描いた。吃音に悩む少年と、美しいボーイソプラノの声を持つ天使のような少年。2人の友情と学生運動の波にさらされる思春期の心情を、四季を通じて繊細に綴った青春映画の傑作。自主製作映画出身の緒方明監督が劇場映画デビューを果たし、第50回ベ

「スープとイデオロギー」

「スープとイデオロギー」家族を撮り続けることは自分への問いかけ。「かぞくのくに」のヤン ヨンヒ監督が年老いた母にカメラを向け、その知られざる重い過去の秘密に迫った秀作ドキュメンタリー。朝鮮総連の元幹部で、3人の息子たちを北朝鮮へ送り出した父親が2009年に他界した後、大阪でひとり暮らしをしながら、なおも息子たちに仕送りを続けてきた母親。なぜそう頑なに北朝鮮を信じ続けるのか、と長年両親のことを理解できず

「蜘蛛巣城」

「蜘蛛巣城」巨匠・黒澤明監督が1957年に発表。W・シェイクスピアの戯曲「マクベス」を翻案して、欲望から主を殺し、ある城の城主になっていく戦国武将の悲劇を描いた叙事詩。戦国時代。蜘蛛巣城の城主、都築国春は謀反に対抗して篭城を開始。2人の武将、鷲津武時と三木義明の活躍で形勢は逆転するが、嵐の中を城へ急ぐ彼らは出くわした謎の老女から、武時が最終的に蜘蛛巣城の城主になること、義明の子が武時に続いて同城の

「犬は喰わねどチャーリーは笑う」

「犬は食わねどチャーリーは笑う」仲良しな夫婦が繰り広げる夫婦喧嘩を描くブラックコメディ。『台風家族』の市井昌秀が監督と脚本を務め、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の香取慎吾と『愛がなんだ』の岸井ゆきのが表向きには仲良く見える夫婦を演じる。結婚4年目を迎える裕次郎と日和。2人は仲良し夫婦と思われていたが、日和は無神経な夫に日々の不満を募らせていた。そんなある日、裕次郎は同僚から、世の妻たちが匿名で夫に

「近江商人、走る!」

「近江商人、走る!」江戸時代の商人の町・近江を舞台にしたビジネス時代劇。悪徳奉行の罠で千両もの借金を背負わされた米問屋を救うため、商才にたけたでっちの青年が仲間たちと奔走する。貧しい農家に生まれ育った銀次は、父亡き後、偶然知り合った薬売りの喜平の弟子となった。だがある時、侍といざこざが起き、喜平とも離れ離れになってしまう。別れ際の喜平の言葉に従い、大津の米問屋・大善屋を訪ねた銀次はそこででっちとし

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