「かぞくのくに」


「かぞくのくに」


日本と北朝鮮。
ヤン ヨンヒ監督が、これら二つの国の間で引き裂かれ、
不条理のような現実に翻弄され続ける家族の心の叫びを、痛切に描写。
絶賛を浴びた衝撃の傑作ドラマ。

10代の時、北朝鮮に渡り、長年かの地で生活していた兄が
突如、25年ぶりに日本に帰国。
しかし、再会を心待ちにしていた家族の前に姿を現わした兄は、
実はある使命を託されていた…。
近くて遠い二つの国、日本と北朝鮮で互いに離れて暮らす自らの家族の日常を
これまでドキュメンタリーのスタイルで描いてきたヤン ヨンヒ監督が、
今回はいよいよ、自らの家族が体験したある不条理な出来事を
実話ドラマとして鮮烈に映画化。
安藤サクラ、井浦新らも絶妙の好演を披露し、
観客の胸に突き刺さる必見の傑作に仕上がった。~WOWOWより~






1972年、朝鮮総連の推進する帰国事業により、
16歳で北朝鮮へと移り住んだ兄のソンホが、1997年、病気治療のため、
25年ぶりに日本への一時的な帰国を許されることとなり、
妹のリエをはじめ、家族は大喜び。
しかし、再会を心待ちにしていた彼らの前に、
ソンホは監視役の見知らぬ男を伴って姿を見せて、
微妙に緊張した空気が一同を包み込む。
そしてソンホがなかなか打ち解けた態度を周囲に示さぬまま、
時は過ぎていき…。



制作年/2012
内容時間/100分

監督/ヤン ヨンヒ
製作/佐藤順子
製作/越川道夫
企画/河村光庸
脚本/ヤン ヨンヒ
撮影/戸田義久
音楽/岩代太郎


(CAST)
リエ/安藤サクラ
ソンホ/井浦新
ヤン同志/ヤン・イクチュン
スニ/京野ことみ
リエとソンホの母/宮崎美子
リエとソンホの父/津嘉山正種


本作はヤン ヨンヒ監督の自伝的な映画ということで
映画を観た後はなんとも言えない気持に・・・
ヤン監督のドキュメンタリー映画
『スープとイデオロギー』を先に観ていたので
ソンホの母親の複雑な思いや悲しみがより伝わってきました

国に翻弄されて生きるしかない兄ソンホ役を井浦新さん
自分自身の意志を貫いて生きる妹リエ役を安藤サクラさん
二人の母を宮崎美子さん、父を津嘉山正種さんが演じていましたが
まるでドキュメンタリーを観ているのでは?と錯覚してしまうほど
キャストの演技には本当に魅せられました
その分どうにもならない悲しみの深さがより伝わり
ラストシーンでのリエのように心の中で地団駄を踏んでしまった・・・

[PR] スポンサーリンク
お名前.com

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

[PR] スポンサーリンク
お名前.com