「独立少年合唱団」
第５０回ベルリン国際映画祭でアルフレート・バウアー賞に輝いた、
日本の青春映画の傑作。
学生運動に揺れる１９７０年代、
合唱部員の少年２人の友情と揺れ動く心を描いた。
吃音に悩む少年と、美しいボーイソプラノの声を持つ天使のような少年。
2人の友情と学生運動の波にさらされる思春期の心情を、
四季を通じて繊細に綴った青春映画の傑作。
自主製作映画出身の緒方明監督が劇場映画デビューを果たし、
第50回ベルリン国際映画祭でみごとアルフレート・バウアー賞（新人監督賞）を受賞した。
伊藤淳史、藤間宇宙という主演2人の存在感が素晴らしい。
高校合唱界の有力校が参加した合唱シーンも見どころだ。
WOWOWが製作に参加した“J・MOVIE・WARS”の1本として作られた。
～WOWOWより～
1970年代。
父親を亡くし、全寮制の中学校に転校した少年・道夫は、
吃音のために級友からいじめに遭う。
だが合唱部の同級生・康夫だけは彼の味方だった。
合唱部顧問の教師・清野から、歌うときは吃音が出ないと指摘された道夫は
部に参加し、康夫との友情を深める。
2人は合唱に打ち込むが、ソプラノの康夫は声変わりをひそかに恐れていた。
そこへ、かつて学生運動の闘士だった清野を頼って
過激派の里美が逃げ込んでくるが…。
制作年／2000
内容時間／131分
監督／緒方明
プロデュース／仙頭武則
脚本／青木研次
撮影／猪本雅三
音楽／池辺晋一郎
(CAST)
清野省三／香川照之
柳田道夫／伊藤淳史
伊藤康夫／藤間宇宙
相沢里美／滝沢涼子
柳田寛／光石研
木場教諭／泉谷しげる
植草学院長／岡本喜八
「独立少年合唱団」ずっと観たいと思っていた映画です
上映当時TV番組で紹介されたのを見て興味を持ったのですが
残念ながら私の住む地域での上映がなく観ることができず…
レンタルショップでも探しましたが置いていなかった
すぐにはビデオ化されなかった？
なのでWOWOWでの放送でやっと観ることができ嬉しかったです
私が思っていた内容とは少々違いましたが^^;
映画の時代背景が学生運動の盛んな時代
合唱を指導している香川照之さん演じる清野も
元は学生運動の活動家だったようで
伊藤淳史さん演じる道夫や
藤間宇宙さん演じる康夫も
少なからず巻き込まれてしまう
ボーイソプラノの美しい声をもつ康夫は
ウィーン少年合唱団に憧れていて
変声前の微妙な心が揺れ動く演技がすごく良かった
吃音がある転校生の道夫は同級生からからかわれるが
そんな道夫を康夫は何かと気に掛け合唱へと誘い
道夫は合唱を始めたことで学校生活に馴染んでいく
そんな長閑な学校生活に学生運動の余波が…
思春期の繊細な少年を演じた伊藤淳史さんと藤間宇宙さん
1970年代を感じさせられるノスタルジー溢れる演技が素晴らしかったです