「ぼくが生きてる、ふたつの世界」


「ぼくが生きてる、ふたつの世界」


耳が聴こえない、聴こえにくい親がいる聴者の子ども=コーダである
五十嵐大の自伝的エッセイを呉美保監督が映画化。
吉沢亮を主演に、切なくも心に響く家族の物語を綴る。





宮城の小さな港町。
五十嵐家に男の子が生まれ、“大”と名付けられて誕生を喜ばれる。
五十嵐家がほかの家庭と少しだけ違っていたのは、
両親の耳が聞こえないこと。
幼い大にとっては、手話と言葉で大好きな母の“通訳”をすることも
楽しい日常だった。
だが、次第に大は周りから特別視されることに戸惑い、
いらだち、母の明るさにさえ疎ましさを覚えていく。
心を持て余したまま、20歳になった大は逃げるように東京へ旅立つが……。


制作年/2024
内容時間/106分

監督/呉美保
脚本/港岳彦
撮影/田中創
音楽/田中拓人


(キャスト)
五十嵐大/吉沢亮
五十嵐明子/忍足亜希子
五十嵐陽介/今井彰人
河合幸彦/ユースケ・サンタマリア
鈴木広子/烏丸せつこ
鈴木康雄/でんでん


吉沢亮さん演じる五十嵐大の演技が素晴らしく
まるでドキュメンタリー映画を観ているようでした

大の母・明子を演じていた忍足亜希子さんは
生まれつき耳が聞こえないろう者で
1999年に公開された映画『アイ・ラヴ・ユー』で
日本初のろう者の主演女優として
オーディションで選ばれ女優デビューしたそうです
本作では、母役の忍足亜希子さんや父役の今井彰人さんをはじめ、
ろう者の登場人物にはすべてろう者の俳優を起用

とても内容の濃い映画でした
秀作です


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