台風被害の復旧はまだまだ元通りとはいきませんが、先に進まなくてはなりません。
さて、以前にMC-L1000の断線品を修理した記事を書きましたが、初めて修理したので出来上がった物には「あそこはこうしておけば良かったかなぁ?」といくつかの不満な反省すべき点があったのです。
https://millionhit515.blog.fc2.com/blog-entry-634.html
https://millionhit515.blog.fc2.com/blog-entry-636.html
しかし修理作業は困難を極めたものでしたので、「もう暫くはこの修理はやりたくないなぁ」と思っていました。
修理したL1000の音は素晴らしく、暫くは気に入って鳴らしていたのですが、床に置いてあったプレーヤーに足を当てた事で片側から音がでなくなりました。
これはいやでも再度修理しなければならない立場になりましたので、今回は前回の反省点を修正してみようと思います。

まず前回と同様にコイル二個を瞬間接着剤でペアにしてステレオ用にした後、カンチレバー先端のダイヤモンドチップの背中にエポキシで貼り付けました。この振動系ベースの前回との修正点は取り付けるネジの長穴を0.5mmくらい後方に拡張した事です。取り付けたコイルはオリジナルのプリントコイルより厚みがあり、振動系ユニットを目一杯前方に出して取り付けてもオリジナルの長穴のままだとコイルと後方のヨークが干渉するのです。これで振動系ユニットの取り付けと位置決めの調整がとても楽になりました。







前回と同じくhttps://millionhit515.blog.fc2.com/blog-entry-640.html
修理後のMC-F1000の音は他のカートリッジでは得られないほど超リアルで鮮烈でした。