オイロダインを聴く会に参加させて頂きました。

IMG_0578aa.jpg事の始まりは下記の記事からです。
https://millionhit515.blog.fc2.com/blog-entry-512.html
もう40年以上前にスピーカーはどれを購入しようか迷っていた時に雑誌で見た『オイロダイン』と言うスピーカーを知りその形の良さに一目惚れで憧れのスピーカーでした。
しかし、私の購入予定価格の限度は100万円と決めていたので、当時130万円する『オイロダイン』は残念ながら射程外でした。
それからずっと聴いてみたいスピーカーでしたが機会もなく今になってしまいました。
今回お知り合いになった『気まぐれさん』がこの『オイロダイン』を所有している事を知ったので「是非聴かせてほしい」とお願いしたのですが「今は倉庫に保管してあり、リスニングルームには置いていない」との事、この時は残念ながら聴く事はできませんでした。
『気まぐれさん』は以前はこの『オイロダイン』を聴く会を毎年定期的に催していたそうですので機会があれば是非聴かせて頂きたいむねをお願いしてありました。そして、今回その願いが叶って『オイロダインを聴く会』を設定して頂けることになりました。
IMG_0590bb.jpg今回はオーディオノート社のご好意で社内のフロアを貸していただき、ドライブシステム機器も全てオーディオノート社製の最高級機種でした。
IMG_0587cc.jpgオイロダインをドライブするのは211のプッシュプル巨大なモノラル管球アンプです。
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実物を見るのは初めてですが、平面バッフルに取付けられたオイロダインは時代を感じさせない非常に良いコンデションで、ウーハーはフィクスドエッジ、ダンパーはベークライト蝶ダンパーではなく、通常の波型の布製です。
私の使っている『ALTECA5』に使われている515ウーハーもフィクスドエッジの軽いコーン紙を使い軽い質感の低音を出しますが、この『オイロダイン』も同じ構造で見るからに軽い(反応の早い)低音が出そうです。

聴く前に『気まぐれさん』は「レンジは狭いし大したことないよ~」と謙遜して言われていましたが、出てきた音は「なんと素晴らしい!」
私も昔から『ALTEC A5』を使っていて、この私のスピーカーもオリジナルのままでは周波数レンジは狭いのですが、当時は主にポップスやボーカル物を聴いていましたので、この種の曲にはそれほど周波数レンジが広くなくても不満がなく、クラシックのオーケストラやバイオリンを聴く様になってからA5のレンジを拡張し始めた経緯があります。
なので昔から中音域が一番大事な事は十分に承知していましたので、今回フルレンジの様に鳴る『オイロダイン』を聴かせていただいても全く違和感はなく、特にのびのびとした鳴りっぷりの良さには感嘆いたしました。やはり低音は反応が速く、中音は密度が濃くボーカルなどの実在感があり飛び抜けてリアルです。
『オイロダイン』は当時は買う事はできませんでしたが、かなり無理して買っていたとしても後悔のないスピーカーだったと分かり、やっと長い間気になっていたことを知る事ができました。有難うございました。

今回の視聴会を開催するにあたって多大の手間と御苦労をして頂いた『気まぐれさん』と『オーディオノート社』の関係者の方々には心より厚く御礼もうしあげます。

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