オーディオ博物館の三上邸に行ってきました。

話はある日の突然の電話からでした。
茂原のSさんから「竹本式プレーヤーを購入したい人がいるから作ってくれないか?」との事。
「今電話を代るから」と電話口に出た方から「もしもし、三上です。」
エーッ!横須賀の超有名人の三上先生でした。
その様なわけで一度は行ってみたかった三上邸に『PL-31E/TS』持ってお邪魔する事となりました。
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茂原のSさんと東京湾横断道路を通って行ったのですが、当日はあいにくの雨、せっかくの絶景は全く見えず雲の中でした。
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途中で横浜のEさん宅を訪問、JBLユニットで組んだスピーカーをDBXのデバイダーでマルチアンプでドライブしてパソコンにデーターを入れたソースで鳴らされていました。やはりマルチなので低音の重さはなく良くコントロールされた端正な音で鳴らされていました。
Eさんと昼食をとった後に、三上邸まで一緒に御同行して頂きました。
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ほぼ予定通りに三上邸に到着して最初に入った部屋は巨大なWesternのモノラルホーンが何台も並ぶ部屋でした。
プレーヤー制作者としては興味があった『リレック』のラッカー盤の検聴用プレーヤーです。Facebookでは何時も見ていたのですが、実物はやはり大きさや精密感に圧倒されます。機械好きにはたまりませんね。ウェルカムドリンクに地ビールを勧めて頂きましたが帰りの運転があるので残念でした。
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拝見する物が沢山あるのですが、一番大事な『PL-31E/TSプレーヤー』のセッティングを済ませました。意外やハムなどはなくスンナリと音が出て一安心です。簡単に使い方を説明をさせて頂きました。

続きます。

ザ・ロイヤル・バレエ アンセルメ

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最近購入したアンセルメの『The Royal Ballet』です。以前よりアンセルメは大好きな指揮者で、幾つもの名盤があり、何枚か持っています。これも大変に有名な盤なのですが、オリジナル盤は高額で最近まで縁が無かったのですが、ようやく再発盤を手にいれました。
新たなカッティングされた物ですので、ノイズも無く、録音も演奏も最高のものでした。

ジョイフルさんからXにTSプレーヤーの記事を載せて頂きました。

先日、あめのうおさんにPL-31E/TSをお貸ししてすぐに作成の御依頼を頂きましたが、
その後にジョイフルさんからもTSプレーヤーの貸出と制作の御依頼を頂きました。
その時の記事をXに載せて下さいましたので是非見て頂ければと思います。
ジョイフル

https://x.com/J6o2y1f8u3l/status/1862445755732304173
https://x.com/J6o2y1f8u3l/status/1866444026553196606/photo/1

QUAD 2805 その後ジックリ聴いてみました。

暫くプレーヤーの製作やカートリッジの修理が忙しく、ブログの掲載が止まってしまって
何時も見に来て頂いている方には申し訳ありませんでした。
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10月始めに修理から戻ったQUAD2805のその後ですが、色々なレコードを聴いてみて、その素晴らしさにますます引き込まれて、毎日感激しながら音楽を聴いています。
以前にも書いた事ですが、この2805との出会いは、2000年頃にB&Wの800と802が発売になり雑誌などに話題となっていましたので、802をサブスピーカーとして聴いて好ければ買おうかと考えていたのです。秋葉の(テレオンだったかな~)で聴いてはみたのですが音は今一つで、その時に横にあった2805を聴かせてもらって圧倒的に自然な音だったのが強く印象に残ったのでした。
その時は予算的にも手が届かなかったので購買は叶わなかったのですが、それから今に至るまで頭の中には2805のあの時の音がありました。
それまでコンデンサースピーカーを使った事が在る方からは「すぐに壊れるがやめた方がよいよ~」と言われていたので、ある程度の躊躇はありましたが、ネットオークションを見ていて とうとう誘惑に負けてしまいました。
届いたものはやはり故障で、その後修理をしてくれる方に巡り合い、治していただけた音は あの時にテレオンで聴いた音でした。


QUAD 2805の修理が終わりました。

7月2日の記事でQUADの2805を購入した記事を載せましたが、この機種は故障が多く到着した物を聴いてみてやはり片chからノイズが出て歪み、極端に音が小さくなる現象がありました。修理先をネットで探してみましたが、埼玉に修理を受けてくれる所がある事を知り、メールで連絡を入れてみました。
「修理はお受けしますが9月になります。」との事でした。音は聴く事が出来ましたので修理には前向きで順番の声がかかるのを楽しみに待っていたところ 9月に入ってすぐに連絡があり、2805の片方を車に載せて持って行く事にしました。
千葉からは圏央道にのって東北自動車道の久喜白岡から東京方面の岩槻インターを下りてすぐでした。距離はありますが、ほとんど高速道の道程でしたので疲れもなく感覚的には近い感じがしました。

2805は重量が35㎏と重く、到着して作業室が二階なので、助っ人に知人を頼んで二人でQUADの2805を階段を使って二階まで引き上げました。
作業室に入るとそこはとんでもない所でした。
そこは静電型スピーカーの館だったんです‼
修理が終わったら動作確認をかねて全ての静電型スピーカーを聴かせてくれるとの事で
とても楽しみにしてその日は修理工房をあとにしました。

9月の後半になり「修理が完了しました。」と連絡があり、ふたたび知人と二人で修理工房まで圏央道を車を走らせてきました。
1D3A0571a.jpg右側のスピーカーが修理の完了した2805です。動作確認をしましたが、完璧です。
1D3A0572b.jpg写真は私のQUAD2805の上位機種2905です。ご自身が所有の物でダストカバーが外されていて内部構造がよくわかります。2805より低音パネルが2枚多く量感が豊です。その分背も高く、重量も40㎏超と重量級でとても一人では持てません。2805も2905も高域のユニットに同心円状の時間差をつけて静電型の音像が肥大化しない様に球面波状になる様にしてあり、音像は大きくないので通常のスピーカーと違和感がありません。その分色々な回路を通る為に音の鮮度と言う点では少し劣る様になるかもしれません。
1D3A0583d.jpgマーチンローガンです。向う側が透けてみえて見た目も洒落ています。純粋なフルレンジでダストカバーが無い為に鮮度感は抜群でヴォーカルが生々しい、音像は私には大きめで気になりました。中高域が綺麗ですがエネルギーバランスは高域寄りの感じがしました。
1D3A0581c.jpgSTAXの静電型では一番大きな機種になります。低域から高域まで充実していてバランスがよく音としては一番好く聴こえましたが、やはり音像が大きい、本体も大きく広い部屋が必要でしょう。
その他、このSTAXより少し小ぶり(と言っても写真右側に見えますがかなり大型)の『アコースタット』のスピーカーも聴かせて頂きました。

静電型スピーカーばかり一通り聴かせて頂きましたが、どれも夫々素晴らしい!
「こんな体験は滅多に出来ないよね!」と知人と二人で感激してしまいました。
修理品を積んで修理工房をあとにしましたが、とても良い体験ができました。

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翌日簡単にセットして聴いてみましたが、歪みが少なく、とにかく音が軽いんです。音像はフルレンジほど小さくはないのですが、違和感は全くありません。思ったよりも低音に密度と力があり、迫力があるので、クラシックと言わずポップスでもジャズでもいけますね。
アンジェラヒューイットのゴールドベルク変奏曲なんか生々しくて感涙ものです。素晴らしいですよ。





QUAD 2805の修理

7月2日の記事でQUADの2805を購入した記事を載せましたが、この機種は故障が多く到着した物を聴いてみてやはり片chからノイズが出て歪み、極端に音が小さくなる現象がありました。修理先をネットで探してみましたが、埼玉に修理を受けてくれる所がある事を知り、メールで連絡を入れてみました。
「修理はお受けしますが9月になります。」との事でした。音は聴く事が出来ましたので修理には前向きで順番の声がかかるのを楽しみに待っていたところ 9月に入ってすぐに連絡があり、2805の片方を車に載せて持って行く事にしました。
千葉からは圏央道にのって東北自動車道の久喜白岡から東京方面の岩槻インターを下りてすぐでした。距離はありますが、ほとんど高速道の道程でしたので疲れもなく感覚的には近い感じがしました。

到着して作業室が二階なので、助っ人に知人に頼んで二人でQUADの2805を階段を使って二階まで引き上げました。
作業室に入るとそこはとんでもない所でした。
そこは静電型スピーカーの館だったんです‼
修理が終わったら動作確認をかねて全ての静電型スピーカーを聴かせてくれるとの事で
とても楽しみにしてその日は修理工房をあとにしました。

9月の後半になり「修理が完了しました。」と連絡があり、ふたたび知人と二人で修理工房まで圏央道をドライブしきました。
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『あめのうおのブログ』にPL-31E/TSの試聴記事が載りました。

いきなり夏か終わって秋と言う感じでやっと涼しくなりましたね。夏が長かった。

先日メールで『あめのうおのブログ』を書かれているMさんから
竹本式プレーヤーの試聴機の貸出の御依頼がありました。
「現在使用しているプレーヤーとあまりにもコンセプトが違うので、是非試聴してみたい」との事でしたので早速試聴機を送って聴いて頂きました。
その試聴結果をMさんの『あめのうおのブログ』にpart1からpart4に渡って掲載して頂きましたので是非読んで頂ければと思います。CIMG8308.jpg

2024.9.8藻音の会

9月8日に開催された藻音の会で竹本式プレーヤーの『PL-31E/TS』のデモをしてきました。
参加人数は15名ですが内容は盛り沢山でした。
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到着後すぐにデモをするとの事で急いでのセッティングでしたが、接続ミスもなく無事に用意が終わりました。
持ち時間が50分なので、取敢えず数枚レコードを聴いていただきました。
ダイレクトカップルカートリッジと通常のカートリッジとの音質比較なども考えていたのですが、時間に余裕がなかったのでノーマルシャフトを付けた時の音とPL-31E/TSの超低抵抗のシャフトを付け替えての音質比較のみとさせて頂きました。
「他のプレーヤーとの音質比較などもあれば音質の差は分かり易かったかな?」と思いました。
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藻音の会は2019年頃から 何度も開催に参加さて頂いていますので、皆さん和気あいあいとした雰囲気で何時も通り楽しい会となりました。



今回行われたデモの内容になります。
●12:00〜14:00 第1部 LPプレーヤーの鑑賞会 回転系、トラッキング、の違いを鑑賞します。
1)竹本様に磁気浮上軸受けのプレヤー、ストレートアーム、ダイレクトカップリング
  のピックアップ、フィデリックスのEQアンプ、スピーカなど一式をご紹介頂きます。

2)須崎様に前回ご紹介できなかった超軽量プラッター、ストレートアームのプレーヤー
 をご紹介頂きます。

3)町田様にテクニクスのリニアトラッキングプレヤーSL10をご紹介頂きます。

4)佐々木様に新作のEQアンプをご紹介頂きます。

林様より超コスパのヘッドフォン用DACをご紹介頂きます。

何と300円の中国製DAC(500円のWi-Fi 、Bluetooth受信機付)

町田様より小型2wayスピーカーをご紹介頂く予定です。

関様、福田様より新作フルレンジスピーカーをご紹介頂く予定です。

●14:00 ~15:45 第2部 アンプ鑑賞会   FETパワーアンプ、真空管プリアンプ、パアーアンプの鑑賞

1)福島様に前ご紹介頂いたFETシングルアンプに加えて新作FETプッシュプルアンプをご紹介頂きます。

2)関様に無負帰還の真空管プリアンプ、パワーアンプをご紹介頂きます。



藻音の会の機材の選定完了しました。

相変らず暑い日が続いていて外に出るのも嫌になりますが、皆さん体調など壊さないでお過ごしでしょうか?

9月8日の日曜日に茂原市の茂原市総合市民センターでのオフ会で
私の『PL-31E/TS』のデモを御依頼されたのですが、もう20日と開催日が迫って来たので
機器の選定をはじめて概ね使用する機材が決まりました。
できるかぎり重く大きな機材は持ち込まない様にしたいので、普段サブで聴いているシステムに近い構成にしてみました。
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主役のPL-31E/TSプレーヤー
ダイレクトカップルMC-L1000/TSカートリッジ
fidelix LIRICO ヘッドアンプ
fidelix LEGGIERO フォノイコライザー
東京光音2P-2511S 20KΩを使った自作アッテネーター
fidelix CERENATEパワーアンプ 左右2台
A&М AL-05 BONSAIスピーカー、Woody&Allen工房製スタンド
と言うラインナップです。

各機器の簡単な説明ですが、
PL-31E/TSは手回しの音を絶対的目標にして私が作ったプレーヤーです。アナログ好きな方には一聴の価値アリです。
MC-L1000/TSはVictor社のダイレクトカップルカートリッジのプリントコイルをfidelix社の巻線コイルに私が交換したものです。
fidelixLIRICO はバッテリー駆動左右ch完全分離、入力換算雑音-156dBVの高性能ヘッドアンプです。
fidelix LEGGIEROはオールJFETの左右分離型フォノイコライザーです。
アッテネーターは東京光音2P-2511Sを私がケーシングした物を使います。
fidelix CERENATEははfidelixが開発したセレニティー電源を採用し、大型のパワーアンプに匹敵する能力を超小型で実現した物です。リモートセンシングの効果も特筆すべき物です。ステレオ仕様ですが、片chのみ使用してモノ二台で使います。
A&М AL-05 BONSAIは10cm小型フルレンジの音像の小さな定位の良さを持ちながら、驚くほどの低域再生能力とスケール感をもつフルレンジスピーカーの傑作です。スピーカースタンドはWoody&Allen工房の特注品で縦柱に鉄の芯板が挟みこんであります。

メカニカル動作をするものは動かしておかないと本来の能力を発揮しませんので
現在慣らし運転を続行していますが、納得のできる音が出ています。
これからデモに使うレコードの選定を始めたいと思います。

藻音の会は
9月8日(日) 12時から茂原市総合市民センター で開催します。
〒297-0022 千葉県茂原市町保13−20
お近くで、お時間のある方は是非聴きに来てみてください。


藻音の会の機材の選定完了

相変らず暑い日が続いていて外に出るのも嫌になりますが、皆さん体調など壊さないでお過ごしでしょうか?

9月8日の日曜日に茂原市の茂原市総合市民センターでのオフ会で
私の『PL-31E/TS』のデモを御依頼されたのですが、もう20日と開催日が迫って来たので
機器の選定をはじめて概ね使用する機材が決まりました。
できるかぎり重く大きな機材は持ち込まない様にしたいので、普段サブで聴いているシステムに近い構成にしてみました。
1D3A0447a.jpg
主役のPL-31E/TSプレーヤー
ダイレクトカップルMC-L1000/TSカートリッジ
fidelix LIRICO ヘッドアンプ
fidelix LEGGIERO フォノイコライザー
東京光音2P-2511S 20KΩを使った自作アッテネーター
fidelix CERENATEパワーアンプ 左右2台
A&М AL-05 BONSAIスピーカー

と言うラインナップです。
メカニカル動作をするものは動かしておかないと本来の能力を発揮しませんので
現在慣らし運転を続行していますが、納得のできる音が出ています。
これからデモに使うレコードの選定を始めたいと思います。

藻音の会は
9月8日(日) 12時から茂原市総合市民センター で開催します。
〒297-0022 千葉県茂原市町保13−20
お近くで、お時間のある方は是非聴きに来てみてください。