NEOと言う名のスピーカー

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前回の記事で新しいスピーカーが入った事は書きましたが
このスピーカー、全くの不見転で買ったのではなく、十数年前にショップで何度か聴かせてもらっています。
現在のハイエンドウッドレススピーカーの走入ではなかったかと記憶しています。
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ダブルウーファーの3way、フロントパネルは20㎜アルミ一枚板の削り出しで
キャビネットは内部に平行面のない前衛的な形のカーボン製で
内部にはスコーカー後方に極僅かの吸音材があるだけです。
20cmウーハーはネオジムマグネットを後方から魂柱でフロントパネルに押し付けて止める構造で
全面のパネルに止めネジが無い事からこれが分かります。2I3A6392C.jpg



スピーカー新規導入

あまりの長期に灼熱地獄が続いていて一旦は気温が下がって欲しいと思っている毎日です。
熱中症にならない様にお互い気を付けて過ごしましょう。

この度、新たに意外なスピーカーが当方のリスニングルームに入りました。
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もっと小さいと思っていたのですが、部屋に入れてみると これが大きいんです。
さて、どうしましょ?


また、PL-31E/TSの動画を載せて頂きました。

7月に入り梅雨明けを思わせる強烈な暑さとなっていますので熱中症にならない様に気を付けてお過ごしください。
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また、また、気まぐれジジイさんが私が制作した『PL-31E/TS』の動画『レコードプレーヤーの真髄』と言うタイトルでYouTubeに載せてくれています。コメント欄まで読んで頂けると面白いとおもいますので、よろしければ見に行ってみてください。

MC-L1000の断線修理完了

先の記事に載せた 先日入手したMC-L1000の修理に取り掛かりました。
外観は比較的綺麗な品で両Chから音が出ない個体でしたが、テスターでも導通はありませんでした。
振動系のカバーを開けてカンチレバーアッセンブリーを外した時の写真です。
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ご覧の通り磁性ゴミがビッシリです。カンチレバー先に付いているはずのプリントコイルは千切れてゴミの中に埋もれています。プリントコイルが磁性ゴミで固まってしまい動かなくなってしまった所に無理な力が加わったのでしょう。


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磁気回路のギャップを清掃後の写真です。

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何時もの様にMC-F1000用のコイルに載せ替えました。

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磁気回路のカバーを取付て修理完了です。
久々の修理だったのでリードを端子に接続した直後に音が出なかったので失敗したかと思いましたが 
その後に無事に素晴らしい音が出てきました。
何度やっても この修理は大変ですが、音が出た時の嬉しさもひとしおです。


MC-L1000修理完了

先の記事に載せた 先日入手したMC-L1000の修理に取り掛かりました。
外観は比較的綺麗な品で両Chから音が出ない個体でしたが、テスターでも導通はありませんでした。
振動系のカバーを開けてカンチレバーアッセンブリーを外した時の写真です。
2I3A6302FF.jpg
写真の通り磁性ゴミがビッシリです。カンチレバー先に付いているはずのプリントコイルは千切れてゴミの中に埋もれています。
プリントコイルが磁性ゴミで固まってしまい動かなくなってしまった所に無理な力が加わったのでしょう。


2I3A6304GG.jpg
磁気回路のギャップを清掃後の写真です。

2I3A6314OO.jpg
何時もの様にMC-F1000用のコイルに載せ替えました。

2I3A6321PP.jpg
磁気回路のカバーを付けて修理完了です。
久々の修理だったのでリードを端子に接続後に音が出なかったので失敗したかと思いましたが 
その後に無事に素晴らしい音が出てきました。
何度やっても この修理は大変ですが、音が出た時の嬉しさもひとしおです。


また断線したMC-L1000が手に入りました。

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また両Ch断線品のMC-L1000が手に入りました。程度はとても良さそうです。
この修理は凄く難しいので時々やっていないと指が覚えててくれません。
これで何個目の修理かなぁ。 かなり数の修理をやったのでもう覚えていませんね。

久しぶりの秋葉原

やっとコロナ禍も収まってきて通常の生活にもどってきましたが、
昨日は数年ぶりに秋葉原まで行ってきました。
DSC01518a.jpgゴールデンウイーク初日とありコロナ規制も無くなったので凄い人出でした。

損保会館前にある『アムトランス』の秋葉店で滅多に聴けない超高額カートリッジが聴けるという事で聴きに行ってきました。
お店ではアムトランスの社長さん自らお相手してくださり、色々な部品やオーディオのノウハウの話など聴く事ができました。
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DSC01526b.jpgこれがお目当てのカートリッジです。豪華な箱に唖然としました。すごいですね。
箱から出したスタイラスカバーを外して写真を撮ってみましたが、手が震えます。
DSC01531c.jpgダイヤモンドカンチレバーを採用したフェーズメーションのPP-5000です。税込み1,485,000円です。
DSC01533d.jpgプレーヤーはマイクロにfidelixの0サイドフォースのロングアーム、トランス受で、フェーズメーションのフォノイコ、アムトランスで販売の真空アンプで聴かせて頂きましたが、低域もシッカリとして力強く、かなり鮮明な音でした。なかなか簡単には買える価格帯のカートリッジではないですが機会があれば一度聴かれる事をお薦めします。




DL-S1を修理しました。

寒さはこれからですが、今日は春の様な陽気になり外仕事の私には楽な良い一日になりました。
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さて、今回はデノンのDL-S1の修理を依頼されました。
依頼主のお子さんがボール遊びをしていてカートリッジに当ててしまった様です。
ダイヤチップは根本から折れ、カンチレバーも根本にひびが入っている状態でした。
チップの無いカンチレバーなので使うことができませんので、そのままヒビの部分から折り取り
別のカートリッジのカンチレバーを移植します。
カンチレバーのパイプ径がおなじなので挿し込むわけにはいかず、中に挿す0.3㎜の芯を時計旋盤で削り出しました。
途中作業の写真はありませんが写真をよく見るとカンチレバーの根本に線がある事がわかります。
音は無事に出ました。
明日には接着剤ももっと硬化して乾いた音が聴けるでしょう。
無事にオーナーの元に返せそうです。

2022年末のご挨拶

あっ!と言う間に時間が流れて、もう年の瀬となってしまいました。
今年は あまり更新はできなくて申し訳ありませんでした。
それでも今年も多くの方から私の製作する『PL-31E/TS』の制作の御依頼を頂きまして、
作り始めてから総数で50台近くには達しているのではと思います。
私自身はオーディオメーカーではなく、極々一般のユーザーで、
これだけの数のプレーヤーを制作して、
多くの皆様にご購入頂き、ご愛用頂けた事は驚異であり、言葉では表せないほどの感謝しかありません。

また、もう一つの大きな出来事はfidelix社の長年の夢である
ダイレクトカップルカートリッジ『MC-F1000』が完成に漕ぎ着けて
年末ではありますが、初の出荷が出来た事です。
もちろん私はfidelix社の社員ではなく、一人の『中川 伸』ファンなのですが、
『F1000用』のコイルを使って断線したVictor社のMC-L1000の修理を数多く手がけた事で
このコイルの取付や配線が出来る様になっていた為に
中川さんに「『F1000』の試作品を一つだけでも組立させて欲しい」と頼んだ所
『試作品を全部組んで欲しい』と依頼されたのです。
なので、雑誌記事の試聴機は全て私の組んだ物になります。
(もちろん製品版は専門の業者が組み上げた物ですので ご安心ください。)
今、この『MC-F1000』の評価を聞くにあたり、
このカートリッジの完成に関われた事に最大の喜びを感じる事ができるのです。
年明けからより多くの方の所にこの『MC-F1000』が届き、どの様な評価が聞けるのか
今からワクワクとした気持ちで一杯です。

世界では戦争の影響もあり、なかなかコロナ禍も収まらず、大変な状況が続いていますが
来年こそは良い年が迎えられる事を心より願っています。




MC-F1000の発送が始まった様です。

風が強く寒いクリスマスになりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。
私は外の仕事なので毎日「寒い!寒い!」と言いながら頑張っています。
2I3A6208.jpgさて、fidelixからの話では、12月22日から話題の『MC-F1000』の発送が始まっている様です。
制作に手間がかかるのと、中川さん自身が1個1個 調整しているので一度に多くの出荷は難しい様ですので
まだ多くの方のお手元に届くには時間がかかりそうです。
すでに届いた方からは『ビックリした!』とのコメントも頂いている様です。
毎日『F1000』を聴いている私も「そうだろ~」とニャリしてしまいました。