「家へ帰ろう」
「家へ帰ろう」
第2次世界大戦中、自分を救ってくれた命の恩人に再会すべく、
88歳のユダヤ人の老人がアルゼンチンからポーランドまで
苦難の旅に出るさまを描いた感動のロードムービー。
第二の故国アルゼンチンで、
大勢の子どもたちや孫に囲まれながらも、
今一つ冴えない表情を浮かべる
88歳のユダヤ人の老仕立屋アブラハム。
老人ホームに明日入居する予定となっていた彼は、
しかし家族に黙って家出を決行。
実は彼は第2次世界大戦中、故国のポーランドで
ナチスによるユダヤ人狩りに遭ったものの、
奇跡的にホロコーストから生還。
その際、彼を救ってくれた命の恩人に再会すべく、
ポーランドへ向けて単身旅に出る。
原題/El ultimo traje
制作年/2017
制作国/スペイン/アルゼンチン
内容時間/93分
監督/パブロ・ソラルス
製作/ヘラルド・エレーロ
製作/アントニオ・サウラ
製作/マリエラ・ベスイェフシほか
脚本/パブロ・ソラルス
撮影/フアン・カルロス・ゴメス
音楽/フェデリコ・フシド
(CAST)
アブラハム/ミゲル・アンヘル・ソラ
マリア/アンヘラ・モリーナ
ゴーシャ/オルガ・ボラズ
クラウディア/ナタリア・ベルベケ
レオナルド/マルティン・ピロヤンスキー
映画の冒頭でのアブラハムと子ども達のやりとりで
子ども達にホームへ入れられることに不満を持った老人が
子どもへの抗議のため家出する話なのかなと
勝手に思い込んで観ていましたが
そんな単純な動機ではなかったです
アブラハムの旅の目的は正しく『家へ帰ろう』でしたね
映画を見終えた後にタイトルを見るとそれだけで泣けます(T_T)
旅の途中で様々な災難に見舞われ
無事ポーランドにたどり着けるの?と心配に・・・
でもその度にアブラハムを助けてくれる人があらわれ
心温まるラストへと導かれていく
とてもステキな映画でした。秀作です。