「閉鎖病棟-それぞれの朝-」


「閉鎖病棟-それぞれの朝-」


帚木蓬生さんの第8回山本周五郎賞受賞作「閉鎖病棟」を
笑福亭鶴瓶さん、綾野剛さん、小松菜奈さんほか、豪華多彩なキャストで
平山秀幸監督が再映画化した感動作。





自分の留守中、浮気を働いた妻やその不倫相手などを殺し、
死刑判決を受けた梶木秀丸。
しかし刑の執行後、
奇跡的に息を吹き返して生き永らえた彼は、
記録上は事故死の扱いをされた上、
今では長野県のとある精神科病院で、
幻聴に悩まされる元サラリーマンのチュウさんらとともに、
各自、人知れぬ苦悩を抱えながらも一見静かな毎日を過ごしていた。
ある日、その病院に、義父のセクハラに苦しむ
女子高生の由紀が新たに入院して来る。


制作年/2019
内容時間/117分

監督/平山秀幸
原作/帚木蓬生
脚本/平山秀幸
撮影/柴崎幸三
音楽/安川午朗

(CAST)
梶木秀丸/笑福亭鶴瓶
塚本中弥(チュウさん)/綾野剛
島崎由紀/小松菜奈
井波/小林聡美
重宗/渋川清彦
石田サナエ/木野花
大谷/高橋和也
キモ姉/平岩紙
昭八/板東龍汰
ムラカミ/綾田俊樹


“帚木蓬生さんの小説「閉鎖病棟」は福原進監督により
2001年にも「いのちの海 Closed Ward」の題で映画化されている
2019年映画化の本作は原作にすっかり惚れ込んだ平山秀幸監督が、
初めて自ら脚本も執筆して渾身の力を込めて再映画化”


私は帚木蓬生さんの小説をかなり読んでいるのですが
残念ながら『閉鎖病棟』はまだ読んでいなくて
でも内容を知らずに映画を観たのは正解でした!
映画「閉鎖病棟-それぞれの朝-」を観て
帚木蓬生さんの原作小説も是非読んでみたい!
内容を知った後でもそう思わせてもらえるほど
映画「閉鎖病棟」惹き込まれました

冒頭のシーンでいきなりビックリさせられ
後半の法廷シーン、綾野剛さん演じるチュウさんが
笑福亭鶴瓶さん演じる秀丸に向かって
『秀丸さん、退院したよ』と叫ぶシーンで涙腺崩壊(T_T)

小林聡美さん演じる井波看護師が
退院するチュウさんへかけた言葉
「少しずつでいい」「ダメだったら戻ってくればいい」
この言葉にも泣けました

すべてのキャストが本当に素晴らしかったです
中でも由紀を演じた小松菜奈さんの演技が凄かった!
独特な雰囲気を持った存在感のある女優さんで
どんな役柄を演じていても小松菜奈さんには毎回唸らされます

綾野剛さんはどんな役柄をも生きることが出来る!?
心を病んだチュウさんが映画の中で生きていました
綾野剛さんの説得力のある素晴らしい演技にも毎回魅せられています


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