「日日是好日」


「日日是好日」


森下典子さんのエッセイを
樹木希林さん、黒木華さん、多部未華子の共演で
大森立嗣監督が映画化


日日是好日


真面目で理屈っぽいが、少々おっちょこちょいな20歳の典子は、
母親からの突然の勧めに加え、
同い年の従姉妹・美智子からの誘いで茶道を習うことになった。
2人は武田先生のもとを訪ねるが、
あいさつもそこそこに稽古を始める先生に驚かされる。
毎土曜、先生のもとへ行っては稽古する日々が続き、
典子は次第に茶道の魅力に引き込まれていく。
年月がたち、美智子は故郷で結婚し、
一方、典子にはある決定的な転機が訪れるが……。



制作年/2018
内容時間/100分

監督/大森立嗣
原作/森下典子
脚本/大森立嗣
撮影/槇憲治
音楽/世武裕子

(CAST)
典子/黒木華
武田先生/樹木希林
美智子/多部未華子
雪野/鶴田真由
典子の父親/鶴見辰吾
田所/原田麻由
早苗/川村紗也
由美子/滝沢恵


『茶道教室に通った約25年について記した
森下典子さんのエッセイを映画化した人間ドラマ。』
なのでほとんどが茶道教室のシーン
主人公の典子を演じた黒木華さんと
茶道の先生・武田先生役の樹木希林さん
お二人のやりとりがとても自然で
まるでドキュメンタリー映画を観ているようでした

樹木希林さんの凄さを再認識!
樹木希林さんではなくお茶の武田先生にしか見えない!
優しい物腰や口調がほんとうにステキな先生で
茶道にまるで興味の無い私でも
『武田先生になら習ってみたいな』と思いました

茶道にはまるで興味がないと書きましたが
落ち着きのなかった典子がお稽古を重ねることで
所作が次第に美しくなっていき
茶道の日本の様式美!?(生け花や他の芸事もそうですね)
武田先生の熟練した型の美しさに見惚れました
長い年月をかけた修練により得ることが出来る美
本当にその美しさには心動かされ憧れました

ところでタイトルの「日日是好日」とは?
『禅では、
過ぎてしまったことにいつまでもこだわったり、
まだ来ぬ明日に期待したりしません。
目前の現実が喜びであろうと、悲しみであろうと、
ただ今、この一瞬を精一杯に生きる。
その一瞬一瞬の積み重ねが一日となれば、
それは今までにない、素晴らしい一日となるはずです。』

「日日是好日」でのワンシーン
『初釜を毎年開催することができる、
これが幸せなことですよねぇ』
武田先生のその言葉がジーンと心に響きました


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