「月」


「月」

障害者施設で実際に起きた衝撃的事件を題材に
辺見庸が発表した同名小説を
石井裕也監督が独自のタッチで映画化し、
多くの論議を呼ぶ一方、数々の映画賞に輝いた衝撃作。

2016年、神奈川県相模原市にある知的障害者施設で、
同施設の元職員が入所者19人を殺害するという衝撃的事件が発生。
世間を震撼させたこの未曽有の事件を題材に辺見が翌年発表した同名小説の映画化に、「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の石井監督が果敢に挑戦。
宮沢りえ、オダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみら、一流キャストが集結し、各自が渾身の熱演を披露。
ズシリと重い内容で多くの論議を呼ぶ一方、第47回日本アカデミー賞で磯村が最優秀助演男優賞を受賞するなど、数々の映画賞に輝いた。





かつては名を知られた人気作家だったが次第に書けなくなり、
今では自分のことを<師匠>と呼ぶ夫の昌平と慎ましい日々を送る堂島洋子。
2人きりの生活に気詰まりを感じるようになった彼女は、
深い森の奥にある重度障害者施設の新しい職員として働き始める。
他の職員が入所者に対して非情な扱いをしている実情を知って
洋子は心を痛めるようになるが、そんな理不尽な事態に
誰よりも憤りを感じていたのが、同僚の青年さとくんだった。


制作年/2023
内容時間/145分

監督/石井裕也
原作/辺見庸
脚本/石井裕也
撮影/鎌苅洋一
音楽/岩代太郎


(キャスト)
堂島洋子/宮沢りえ
堂島昌平/オダギリジョー
さとくん/磯村勇斗
坪内陽子/二階堂ふみ
鶴見辰吾
高畑淳子


辺見庸さんの小説「月」は未読です

映画の中に登場してくる入所者の方々を演じているのは
和歌山の就労継続支援事業所AGALAに通所する利用者の方々が
出演されています

石井監督はインタビューで
「障害者施設の内部暴露のようなものであっても仕方がない。
一部の障害者は声が上げられない、閉鎖された空間で
いろんなことが起こり、それを隠ぺいをするということは、
障害者施設だけの問題ではない。
むしろ僕たちの身近な所での話で、そこにあるものは必ず
自分の人生、生き方に繋がっているということを意識して書きました」と
この作品を通じて伝えたい思いを語っていました。

映画の主人公・堂島洋子を宮沢りえさん
事件を起こすさとくん役を磯村勇斗さん
同僚の坪内陽子役を二階堂ふみさんが演じており
役者陣の迫真の演技により衝撃の映画「月」が世に届けられました

私は、実際の事件をテーマに映画化した本作を観ることは「絶対無理…」と
当初はWOWOWでの放送を観る予定ではなかったのですが
でも何故か予約録画をしてしまい!?無音で一度目は観ました
衝撃的な映画ではありましたが
2度目はちゃんと観なくては!と決意し、音有で見直しましたが
「月」を制作した監督、出演者の方々、スタッフの皆さんの大変さが
ひしひしと伝わってきました
私は映画を観るだけでも疲弊してしまったので…
言葉に出来ないほど衝撃的な映画でした

映画化されたことに賛否両論あるかもしれませんが
石井監督は「すごく怖かったですが、人類全体の問題であると捉え、
逃げられないなと思いました」と映画化に踏み切った気持ちを話していました

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