ソースはレコードで、プレーヤーはもちろん私の作ったPL-31E/TSです。
カートリッジはVictorのMC-L1000にfidelixのコイルを載せ替えた/TSです。
十数年前はLINNのLP-12を使っていましたが音はその頃からはかなり進化していますので
今の方が正しい判定が出来ると思っています。
フォノイコはfidelixのLEGGIEROを左右1台づつ使い、パッシブアッテネーターから
ボリュームを取去ったパワーアンプCERENATE を左右2台のmono使用です。
まず一聴周波数レンジが上下に広く、特に高域は歪みが少なく滑らかで肌理細やかだとすぐに分かりました。
これは十数年前にショップで聴いた時にも感じた事なので、この印象が今までこのスピーカーが記憶に残っていた理由だと思います。バイオリンソロなどを聴くととても聴き易く優しい音です。
次に感じるのは余計な音がしないでスッキリしています。やはりボディ構造から来る所が大きいのかもしれません。
低域は流石にダブルウーハーの大型フロアーなのでタップリとした量感で余裕があります。
質感はやや重めで、私は軽い質感の低音が好きなので好みとは少し違いますが
この重さも低音の迫力とドスの効いた凄みににつながっている様に思います。
構造的にウーハーの後ろからマグネットを棒で押してある構造と確りとしたメカニカルアースを取ってある事が功奏してか
久々にマンジョーネのサンチェスの子供たちを爆音で聴きましたが全く揺らがない凄い迫力には驚きました。
