「ノマドランド」


「ノマドランド」


『実録小説「ノマド:漂流する高齢労働者たち」を
C・ジャオ監督自身が脚本に。
主人公はキャンピングカーで各地を放浪する、
現代のノマド(遊牧民)と呼ぶべき女性。
彼女は自分と似た境遇の人々と交流していくが、
人々の多くは俳優ではなく実際に放浪生活を送る人々。
彼らは経済的に恵まれていないが、美しい風景の中で生きる。』

『第93回アカデミー賞で作品賞、監督賞、
F・マクドーマンドに対する主演女優賞という3部門を制覇!
第77回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞』
~WOWOWより~


※ネタバレ有り!まだご覧になっていない方はスルーして下さいね





リーマン・ショックに端を発する不況が続く2011年。
ネバダ州エンパイアでは石膏工場が閉鎖され、
その影響で臨時教員のファーンは失業し、家を手放す事態に。
彼女はキャンピングカーに家財を積み込み、全米各地を放浪する旅へ。
彼女は各地で短期の仕事をしては別の土地に移動することを繰り返す。
ファーンはそれぞれの土地で自分と同じような境遇の人々と出会って
交流していくが、やがて大きな金銭的問題と直面してしまい…。



原題/Nomadland
制作年/2020
制作国/アメリカ
内容時間/108分


監督/クロエ・ジャオ
製作/フランシス・マクドーマンド
製作/クロエ・ジャオ
製作/ピーター・スピアーズほか
脚本/クロエ・ジャオ
撮影/ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ
音楽/ルドヴィコ・エイナウディ

(CAST))
ファー/フランシス・マクドーマンド
デイブ/デヴィッド・ストラザーン
リンダ/リンダ・メイ
ボブ/ボブ・ウェルズ


映画を観ながら「ドキュメンタリーのようだな」と思っていたら
エンディングロールを見て“そうだったの!?”と納得
ファーを演じたフランシス・マクドーマンドが
行く先々で出会う人々は、実際のノマドの方々でした
ノマドの皆さんのナチュラルな演技(事実)、本当に素晴らしかったです
(一部脚色もあったようですが)

ノマドは現代アメリカならではの遊牧民!?
仕事を求めてアメリカ中をトレーラーハウスで移動しており
とても刹那的な生き方をしているように私には感じられましたが
登場するノマドの人々は信念を持ち、自由を満喫しているようにも見えました
自由を得るために不便(制約)を受け入れて生活している
もちろんトイレやシャワーもなくゴミの処分ひとつ取っても大変そう

主人公のファーは、姉や友人から家で暮らさないか?と誘われるが
それを断りノマドの暮らしへと戻っていく

アメリカの雄大な自然・景色の美しさに畏怖の念を抱き
大企業アマゾンでのシーンとあまりにも対照的でハッとさせらた


他のアメリカ映画もでトレーラーハウスを見た覚えが!?
『ギルバート・グレイプ』で主人公・ギルバートと出会う少女ベッキーも
確かトレーラーハウスで旅をしながら暮らしていた
『来年また来るね』と二人は別れるのだが
約束どおりベッキーは1年後に戻ってきてギルバートと再会する
今思えばベッキーもノマドだったのね

[PR] スポンサーリンク
お名前.com

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

[PR] スポンサーリンク
お名前.com