「十二人の死にたい子どもたち」


「十二人の死にたい子どもたち」


直木賞候補にもなった冲方丁による初の現代小説を、
「人魚の眠る家」の堤幸彦監督が映画化。
タイトルからも察しがつく通り、法廷ドラマの名作「十二人の怒れる男」をベースに、
萩尾望都のSF漫画「11人いる!」をミックスさせたような物語が描かれる。
廃病院で集団安楽死を図る未成年たちが
地下の部屋で起こった不思議な出来事の真相に迫るミステリーから、
自分たちのアイデンティティーを見つけていく青春ドラマへとシフトする展開が秀逸。
キャストの丁々発止の演技合戦もハラハラさせるほどに魅せる。
~WOWOWより~

私も本作を観ながら、萩尾望都さんの『11人いる!』をすぐに思い浮かべたので
WOWOWの紹介コメントを見てニンマリ(^^)


※ネタバレ有りです・・・注意!

十二人の死にたい子どもたち


廃病院の地下室に、安楽死を望む12人の未成年が集まった。
集会を主催するのは1番の番号を持つサトシ。
だが実行を前に、ベッドに横たわっている13番目の生温かい死体が発見される。
なぜ死体があったのか? 誰が運び込んだのか? 
心残りなくこの世を去るため、メンバーたちは
5番のシンジロウを中心に謎解きを開始する。
だが各人がそれぞれに病院の中を捜索している中、
9番のノブオが何者かに階段から突き落とされ…。


制作年/2019
内容時間/119分

監督/堤幸彦
原作/冲方丁
脚本/倉持裕
撮影/斑目重友
音楽/小林うてな

(CAST)
アンリ(7番)/杉咲花
シンジロウ(5番)/新田真剣佑
ノブオ(9番)/北村匠海
サトシ(1番)/高杉真宙
メイコ(6番)/黒島結菜
リョウコ(4番)/橋本環奈
マイ(11番)/吉川愛
ミツエ(3番)/古川琴音
タアヒロ(8番)/萩原利休
セイゴ(10番)/板東龍汰
ユキ(12番)/竹内愛沙
ケンイチ(2番)/渕野右登
ゼロバン/とまん


「十二人の死にたい子どもたち」映画のタイトルから
バトルロワイヤルもの?と決めつけて観ましたが
全然違いました^^;
原作が『天地明察』の冲方丁さんだったので納得

本作には今活躍中の若手俳優陣が出演しています
私にとってはそれだけでも観る価値ありです!

中でもシンジロウ役の新田真剣佑さんは
日本を離れアメリカで活動されるとのことなので
真剣佑さんの初々しい演技を見ることができ嬉しいです
(先月、ハリウッド映画『Knights of the Zodiac(聖闘士星矢)』で
主演を務めることが発表されました)
初々しいと書きましたが・・・
真剣佑さんアメリカの短編映画『SPACE MAN』(2013年)で主演していました^^;

朝ドラ『おちょやん』で主演した杉咲花さん
来年の朝ドラ『ちむどんどん』で主演を務める黒島結菜さん
そしてアニメ実写化には欠かせない女優・橋本環奈さん
歌手としても大活躍の北村匠海さん
仮面ライダー俳優の高杉真宙さんや
『古見さんは、コミュ症です。』に万場木留美子役で出演している吉川愛さん
ホントみなさん大活躍でこれからも目が離せない若手俳優陣ばかり


物語としては青春&心理サスペンス!?
映画の冒頭からあちらこちらに散りばめられた伏線を
ラストではしっかりと回収してくれるのでスッキリしましたが
でも映画を観終えたあとしばらくして物語の深遠なテーマが
どっしりと心に覆い被さってきました・・・
ネットで募集し集まった安楽死を希望する子どもたち
主宰の高杉真宙さん演じるサトシは
杉咲花さん演じるアンリに集会は三度目だと告白する

原作を読んだらサトシや他の子どもたちの心の揺れを
もっと詳しく知ることが出来るのかな?
冲方丁さんの原作も“呼んでみたいな”と思いました

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