「容疑者X 天才数学者のアリバイ」
「容疑者X 天才数学者のアリバイ」
映画化もされた東野圭吾の直木賞受賞作を翻案、舞台を韓国に移し、
リュ・スンボム主演で映画化したミステリー。
暴力をふるう前夫を思わず殺害してしまったヒロインを救うため、
彼女にひそかな想いを抱く天才数学者が
完璧なアリバイを用意するのだが……。
韓国版ではチョ・ジヌン扮する刑事がもうひとりの主人公となり、
勘とねばりで鉄壁のトリックに挑む。
日本版と見比べてみるのも面白い。
天才数学者ながら、高校で冴えない教師として働くだけの
孤独な男性・ソッコ。
あるとき彼は、ひそかに想いを寄せていた隣室の女性ファソンが、
図らずも前夫を殺してしまったことを知り、協力を申し出る。
ソッコの用意した完璧なアリバイで、ファソンは有力容疑者とされながらも
次第に捜査線上から外れていく。
だが、ベテラン刑事ミンボムは、長年の勘から
ウソ発見器でさえ潔白とする彼女への疑いをぬぐいきれず、
真相を追い続ける。
原題/Perfect Number
制作年/2012
制作国/韓国
内容時間/119分
監督/パン・ウンジン
製作/シン・ヤンジュン
製作/イム・サンジン
脚本/イ・コンジュ
脚本/イ・チョンファ
撮影/チェ・チャンミン
音楽/シン・イギョン
(CAST)
ソッコ/リュ・スンボム
ファソン/イ・ヨウォン
ミンボム/チョ・ジヌン
サンジュン/キム・ユンソン
ユナ/キム・ボラ
テウ/イ・ソクチュン
本作を観て最初に思ったことは
湯川先生が出てこない!
事件のトリックをだれが解き明かすの?
でしたが
どうやら刑事ミンボムが湯川らしい
天才物理学者ではなく
ベテラン刑事が事件を暴いてしまう・・・ということでした
東野圭吾さんの原作を読み
映画『容疑者Xの献身』も劇場で観た私としては
この微妙な違いに違和感を感じてしまいましたが・・・
でも韓国版は天才物理学者が登場しなくても
粘りのベテラン刑事が事件を解き明かす仕掛けが
無理なくちゃんと描かれていました
ラストにはビックリでしたが
このラストはソッコにとっては良かったのかも?
『容疑者Xの献身』の原作&映画では
何度観ても(読んでも)慟哭してしまいましたが
本作では慟哭なし!
韓国版では主人公のソッコの思いを中心に描かれ
日本版では湯川先生が主人公なので
そこがラストの違いになってのかも?ですね