MC-F1000カートリッジの試聴記事
御依頼主のポロトレーンさんにお返ししました。
そのMC-F1000の試聴記事を載せて頂いていますので、是非見て下さい。
オーディオを中心に自問自答しながら書いていきます。
ですが、この修理はかなりの難しさに変わりはなく、簡単にできる作業ではありません。難しいがゆえに奥深く面白いとも言えるのですが。
写真の様に紙やすりを当てて作業をしますので、トルクが必要な為に大きなモーターを使いました。
内部が二段になっている構造です。
この画像をみて「あれ?おかしいな?」と思った人はいると思います。私は色々なモーターを試して小さいモーターの方が音が良いと普段から書いていますが、それからするとかなり大型のモーターです。
ベルトドライブです。緑色のプーリーは市販の物を使いました。
モーター側のプーリーです。適当な物が市販品に無かったので鉄の丸棒から旋盤で削り出しました。モーターはスピート調整が出来るオリエンタルモーターを使用しました。
一番苦労した主軸スピンドルです。テーパーの精度が肝です。僅かでも精度が悪いとプラッターが回転した時に外周が上下動したり左右にブレたりします。スピンドルの上下水平軸受けにはベアリングが組み込んであります。
今日は天気がよいので塗装をしました。四方を塞いでマスキングです。アクリルのクリアースプレーで3回以上重ね塗りしました。
電源をいれて回してみましたが、全くブレがありません。上出来です。アームを付ければプレーヤーの完成ですが、用途は違うんですね。
内部が二段になっている構造です。
ベルトドライブです。緑色のプーリーは市販の物をつかいました。
モーター側のプーリーです。適当な物が市販品に無かったので鉄の丸棒から旋盤で自作しました。
一番苦労した主軸スピンドルです。テーパーの精度が肝です。プラッターが回転した時に上下動したりブレたりします。上下軸受けにベアリングが組み込んであります。
今日は天気がよいので塗装をしました。四方を塞いでマスキングです。アクリルのクリアースプレーで塗装しました。
何かを落とした様で一部抜けているほどで、さすがに修復は無理の様です。
まだ薄っすらと曇りが残っていますので、もう少し時間をかけて磨けばもっとよくなりそうです。
不思議とこのF1000、私の持っているF1000と比べて鮮明で音が良いです。甦った最強のMCカートリッジを気に入ってもらえれば嬉しいです。
実体顕微鏡は重量があるので不安定にならないか心配でしたが、作りはかなりガッシリしていて不安定な感じはしません。作りは良く安っぽさはありません。