映画「Antonio Gaudi １９８４」
「砂の女」「利休」の勅使河原宏監督が
建築家アントニオ・ガウディの作品を撮ったドキュメンタリー映画
映画監督の勅使河原宏が製作・監督・編集を務めたドキュメンタリー作品。
32歳のときにイタリアで建築家アントニオ・ガウディの作品に出会い
衝撃を受けた 勅使河原は、16mmフィルムで彼の作品を撮影したが、
フィルムが足りなくなり撮影を断念した。
だが24年後に35mmフィルムで撮影を再開、ようやく完成にこぎ着けた。
ガウディ作品の他、カタローニャやバルセロナなど、
その土地の歴史と文化が刻み込まれている。
製作／監督: 勅使河原宏
製作／野村紀子
監修／フアン・バセゴダ・ノネル
撮影／瀬川順一、柳田義和、瀬川龍
音楽／武満徹、毛利蔵人、堀真慈
出演／イシドロ・プーチ・ボアダ
声の出演／宮口精二
［協力］
スペイン大使館
バルセローナ市
カタルーニャ工科大学ガウディー記念講座
カタルーニャ美術館
舞台芸術博物館
サグラダ・ファミリア贖罪寺院
コロニア・グエル地下聖堂
テレーサ学院
サグラダ・ファミリア学校
株式会社六耀社
上映当時映画館で観て以来なので久々に観ましたが
素晴らしい映像と音楽に癒やされました
ほとんど台詞（解説）がないので何も考えずに
最後までゆったりと（ぼーっと）できたのもよかった！？
サグラダ・ファミリアの建設過程を追ったドキュメンタリーですが、
他にも、カサ・バドリョ、カサ・ミラ、グエル邸、グエル公園など
ガウディの代表作を武満徹さん（他）の音楽とともに
素晴らしいカメラワークで楽しませてもらえる作品です
映画の主要な場面で流れていた『アメリア姫の遺言』(カタロニア民謡)
私はギターのミゲル・リョベート編が大好きなのですが
本作での編曲も本当に素晴らしく
この曲をもう一度聴きたくて「Antonio Gaudi １９８４」観た･･･！？
他にも自然の息吹を感じさせるような効果音も
さざ波の音や風の音、小鳥の鳴き声、等
映像を包み込むような音響・音楽により
ガウディ作品をより楽しむことができました