やっと帰ってきた

5月10日(日)

 

やっと帰ってきた

 

 

 コロナの見えぬ恐怖に怯えて、ほとんど我が家の敷地からは出ない日々が続いている。ゴミ出し、川向こうにある倉庫とそれに隣接している畑に行くのは仕方がない。食料はほとんどが以前から生協を頼んでいる。緊急時の買い物は我が町にある24時間営業のスーパーに人出の少ない早朝に行くくらいだ。94歳の年寄りを抱えているので籠るのは仕方がないだろう。

 

 それでもやることはある。朝は猫たちに餌をやり、6時前からはガーデンや畑で作業をしている。こういう時でも人に会うことも無くやることがり、場所があるのは幸せなことだと思う。バラはまだほとんどが咲いていない。ここは福山市街地と比べても1週間は開花が遅い。南側にあるのに川沿いなので寒いんだろう。

 

 オルレア・ホワイトレースが咲き出してきた。これらはこぼれ種で生えてきた。

 

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 宿根草オダマキのアクレイギア・ブラックバローも良い花を咲かせてきている。採取した種を蒔いてから2年ほど花を咲かせなかったがやっと今年咲き出した。

 

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 我が家には3匹の猫たちがいる。全てが迷い込んできた保護猫たちだ。黒のノワールと三毛のルネは昨年の10月の末に迷い込んで来た。2匹は2階の私の部屋で寝起きをしている。夜になると走り出したりしてうるさいので眠れない。仕方がないので、私は子供が使っていた部屋を片付けてそちらで寝ている。

 

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 4月29日に2匹が逃げ出した。私がうっかりして網戸を開けていたようだ。彼らは裏の休息所の屋根に飛び降りてそこから下に降りたようだ。裏庭で見つけたので餌を置くと食いしん坊のノワールだけは帰ってきた。だがルネは帰ろうとしなかった。

 

 ノワール以前に飼われていたようで誰にでも愛想が良い。だが生粋の野良だったルネは用心深かく人なれしない。最初はニャァ、ニャァ、ハァー!と威嚇して威嚇していた。やっと半年かけて慣れてきたようなのに我慢していたんだろうと思う。

 

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 人慣れしないルネは心配だ。5月1日に一度は食事中に捕まえたのだが暴れて逃げられた。そして翌日は何処かへ行って姿を見せなかった。逃げ出したが食べ物にはありつけなかったようで5月3日の朝には裏に帰っていた。腹を空かせているようでよく食べる。エサは食べに来るのだが近づけなかった。しょうがないので、もう一度信頼関係を築こうと長時間になるのを覚悟していた。

 

 我が家には近所の猫たちがやって来る。その中で白のタマちゃんは大きい。ルネを見つけると追い掛け回す。ルネは休息所の天井に張っている布の隙間に逃げ込む。間に合わない時には温水器の下やエアコンの室外機の裏に隠れる。そんな怖い目に遭うんだったら帰って来いと思うのだが自由は良いらしい。

 

 逃げ出してから11日目の昨日の朝のことである。ここ数日間は気温が低くなってた。外で寝るルネを心配していた。2階の部屋でノワールに餌を与えているとルネの鳴き声がする。見ると2階のベランダにルネがいた。窓を開けて餌を部屋の中に置くと入って来た。食べている途中でそっと窓を閉めた。やった。大成功。

 

 こうして11日ぶりにルネは帰ってきた。今は何事もなかったようにしている。以前よりちょっとたくましく(?図々しく)なったようなルネだ。

 

 

余談:

最近NTTドコモが提供しているdマガジンを購読した。

ステイホームがてら、暇つぶしに。と読み始めたが、大変よい。

エル・デコが読めるのは押しポイントですね。

いつか、紹介記事も書きたいと思ってます。

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