「トゥルーノース」


「トゥルーノース」

ある日突然強制収容所へ連行された
一家の苦難の日々を通して北朝鮮の実態を描き、
ナッシュビル国際映画祭長編アニメーション部門
グランプリを受賞した衝撃の3Dアニメ。

『横浜生まれの在日コリアン4世で、これまで映像や出版、
教育事業などを幅広く手掛けてきた清水ハン栄治監督が、
強制収容所への収容体験を持つ脱北者や元看守への取材をもとに、
本作でアニメ監督に初挑戦。数々の国際映画祭で上映され、高い評価を得た。』
~WOWOWより抜粋~





絶望の淵で、人は「生きる意味」を見つけられるのか?
1960年代の帰還事業で日本から北朝鮮に移民した家族の物語。
平壌で幸せに暮らすパク一家は、父の失踪後、
家族全員 が突如悪名高き政治犯強制収容所に送還されてしまう。
過酷な生存競争の中、主人公ヨハンは次第に純粋で優しい心を失い他者を欺く一方、
母と妹は人間性を失わず倫理的に生きようとする。
そんなある日、愛する家族を失うことがキッカケとなり、
ヨハンは絶望の淵で「人は何故生きるのか」その意味を探究し始める。
やがてヨハンの戦いは他の収監者を巻き込み、収容所内で小さな革命の狼煙が上がる。

『強制収容所内の恐るべき実態を描きつつ、
家族愛、仲間との絆・ユーモア、死にゆく者への慈しみの心情などが表現され、
ラストにはひとつの希望を見い出せる内容となっている。
衝撃的な内容を実写でなく、あえて優しいタッチの寓話的なアニメーションにすることで、
より多くの観客が自身を投影しやすい表現が可能となった。』

※清水ハン栄治監督コメント
『「トゥルーノース」というタイトルには2つの意味を込めました。
ひとつは英語の慣用句で「絶対的な羅針盤」の意。
人間として進むべき方向や生きる真の目的を、
究極の環境でも見失わない主人公たちの葛藤を描きたかった。
ふたつめに「ニュースでは報道されない北朝鮮の現実」。
それは今日でも12万人以上が収容されている政治犯強制収容所での人権蹂躙と、
抑圧の中でも健気に生きる北朝鮮の人々のヒューマニティーを表現したかった。』
~「トゥルーノース」公式HPより抜粋~

原題/True North
制作年/2020
制作国/日本、インドネシア
内容時間/94分

監督/清水ハン栄治
脚本/清水ハン栄治
音楽/マシュー・ワイルダー

(声の出演)
ヨハン/ジョエル・サットン
インス/マイケル・ササキ
少年時代のヨハン/ザカリー・ウェスターマン
ハン所長/サミー・アンダーソン
ウォク夫人/アン・スミス


「トゥルーノース」を見終えたあとの衝撃を
なかなか言葉で表すことができない・・・
映画を観ながら頭に浮んだのはナチスの強制収容所!?
(ガス室はないが)過酷な労働と精神的な虐待
収容されている人々を虫けらのように扱うハン所長

12万以上が今も収容されているというが…
本当に心を揺さぶられる凄い映画でした

実は私「トゥルーノース」を知らなかったので
私のように映画の存在を知らずにまだ観ていない方へお薦めしたい
ひとりでも多くの方に観て欲しい映画だと感じました。秀作です。

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