「ブレッドウィナー」


「ブレッドウィナー」


第90回アカデミー賞で長編アニメ映画賞にノミネートされた秀作。
舞台は2001年のアフガニスタン。
当時のシビアな現実を背景に、ある少女の苦難と奮闘を生々しく描写。






タリバン政権下、争いによって荒廃したカブールの町で、
11歳のパヴァーナは、家族と小さな部屋に暮らしてい る。
足の悪い父は、アフガニスタンの歴史を美しい伝説になぞらえて話してくれていた。
ある日突然父親がタリバ ンに連行され、家族の暮らしは一変する。
タリバンは女性のみの外出を禁じているため、残された者だけでは
お金を稼ぐことも、食料を買いに行くこともできない。
家族のために、パヴァーナは髪を切り少年になりすまし町に出 て、
父親を救いだす方法を探そうと決意する。



原題/The Breadwinner
制作年/2017
制作国/アイルランド、カナダ、ルクセンブルク
内容時間/93分

監督/ノラ・トゥーミー
製作総指揮/アンジェリーナ・ジョリーほか
製作/ポール・ヤング
製作/トム・ムーア
製作/アンソニー・レオほか
原案/デボラ・エリス
脚本/アニタ・ドロン
音楽/マイケル・ダナ
音楽/ジェフ・ダナ

(声の出演)
パヴァーナほか/サーラ・チャウドリー
ショーツィアほか/ソーマ・バティア
ソラヤ/シャーイスタ・ラティフ
ヌルッラーほか/アリ・バドシャー


タリバン政権下で暮らすアフガンの人々
その政権下では女性の人権はなく
女性一人で外に出ることすらできない
父親の代わりにパヴァーナは少年の振りをして
家族のために仕事をし買い物へいく
生活するために必要な事にすら制約があるとは…
女性が学校で学んだりスポーツをすることは
タリバン政権下ではありえないこと
TVのニュースなどで見て何となくは分かったつもりでいたのですが
本作「ブレッドウィナー」を観てここまで酷いとは
タリバンは女性を置き物とでも思っているのか
女性の人権は無いに等しい

やっと人としての当たり前の暮らしを手に入れることができた
アフガンの女性達にとって
再びアフガンの地がタリバン政権下におかれたことで
また元に戻ってしまうのかという心配、悲しみ、衝撃は
私たちが想像できないほど強く大きかったのだと
映画が伝えてくれました
デモを決行していたアフガンの女性達
どんなに勇気ある行動だったのかと
今アフガンの女性達がどう暮らしているのか気になります
何もできない私ですが…
今私たちが手にしている自由な暮らしは
国によっては当たり前ではないのだと
改めて思い知らされました

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