「ドライブ・マイ・カー」


「ドライブ・マイ・カー」


村上春樹の同名短編小説を濱口竜介監督が鮮やかに映画化。
第94回アカデミー賞の国際長編映画賞をはじめ、
国内外で数々の賞に輝き、映画界の話題をさらった必見の注目作。





舞台俳優・演出家として成功し、充実した毎日を送っていた家福悠介。
しかし、脚本家として彼を支えていた妻の音が、
今夜話したいことがある、と言った矢先に急死。
悠介は心に大きな喪失感を抱えたまま、孤独な日々を送るはめに。
2年後、彼は広島で開催される国際演劇祭で
チェーホフの名作舞台劇「ワーニャ伯父さん」の演出を手掛けることになり、
寡黙な専属ドライバーのみさきと行動をともにするうち、
心境に次第に変化が生じる。



制作年/2021
内容時間/179分

監督/濱口竜介
原作/村上春樹
脚本/濱口竜介
脚本/大江崇允
撮影/四宮秀俊
音楽/石橋英子

(CAST)
家福悠介/西島秀俊
渡利みさき/三浦透子
家福音/霧島れいか
高槻耕史/岡田将生
イ・ユナ/パク・ユリム
コン・ユンス/ジン・デヨン
ジャニス・チャン/ソニア・ユアン
ペリー・ディゾン
アン・フィテ
柚原/安部聡子


村上春樹さんの原作は未読ですが
映画を観ていると村上春樹ワールドが端々に散りばめられ
後からじわじわと心の中に沁み込んでくる
そして静かに大切な言葉を残してくれた…


西島秀俊さん演じる家福と
三浦透子さん演じるみさき
ふたりの心の闇はあまりにも深く
心の傷と向き合えず今も苦しみ続けている
西島さんと三浦さんの演技があまりにも自然体で
まるでドキュメンタリーを見ているようで
家福とみさきの心の痛みがより伝わってきた

高槻耕史役の岡田将生さんは
自分の感情や行動を上手くコントロールできない高槻の
そのエキセントリックな性格を見事に演じていて
美しい容貌から滲み出る狂気が凄かった

脚本、構成、映像、役者、すべてのバランスが素晴らしい
一見静謐で押しつけがましくなく淡々と流れていくが
人の心の再生力、柔軟さを感じさせられた映画でした

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