「月の満ち欠け」
「月の満ち欠け」
2017年に第157回直木賞を受賞した佐藤正午の小説を、
「あちらにいる鬼」「母性」の廣木隆一監督が映画化。
仕事も家庭も順調だった小山内の幸せな日常は、不慮の事故で
愛する妻・梢と娘の瑠璃を同時に失ったことから一変してしまった。
深い悲しみに沈み、故郷である青森県の八戸市に戻った小山内のもとに、
ある日三角と名乗る青年が訪ねてくる。
三角は、瑠璃が面識のないはずの自分に会いに来ようとして
事故に遭ったことを告げる。
また三角は、瑠璃がかつて自分が愛した同名の女性の
生まれ変わりに違いないと奇妙なことを語り出し…。
制作年/2022
内容時間/129分
監督/廣木隆一
脚本/橋本裕志
撮影/水口智之
音楽/FUKUSHIGE MARI
(CAST)
小山内堅/大泉洋
正木瑠璃/有村架純
三角哲彦/目黒蓮
緑坂ゆい/伊藤沙莉
小山内瑠璃/菊池日菜子
小山内梢/柴咲コウ
正木竜之介/田中圭
佐藤正午さんの原作は(かなり前に)読みました
映画と原作では見終えた後(読み終えた後)の印象の違いにビックリ!?
私としては180度違った印象だったので…
映画の方はファンタジー&ラブストーリー
原作は執着&ホラー(ホラーはいいすぎですね^^;)
原作もとても面白かったのですが
純愛路線の映画の方が私好みでした
それにしてもあの複雑な物語を映画で上手く纏め
ラブストーリーに仕立てた廣木監督と脚本家の橋本さんに拍手(パチパチ)
小山内堅役の大泉洋さん、若かりし頃から老け役までの演技はお見事でした
目黒蓮さん演じる哲彦が一目惚れする瑠璃を有村架純さんが演じており
一目惚れするしかない!?儚げなな美しさを醸し出していました
ただ正木竜之介(田中圭)のことはほとんど印象に残っていなくて…
原作ではここまで悪役ではなかった記憶が…!?
映画では正木はスパイス的な役割のように感じました
正木の存在のお蔭で観客が瑠璃目線になれたのかも?ですね