「光」


映画「光」


河瀬直美監督が
視力を失いつつあるカメラマンに永瀬正敏さん
音声ガイドに従事するヒロインに水崎綾女さんを迎え
2人の心の触れ合いを綴ったラブストーリー





目が不自由な人のために映像を言葉で伝える、
映画の音声ガイドの新たな仕事を始めた尾崎美佐子。
けれども、ある時、彼女は、中森雅哉という弱視のカメラマンから、
音声の付け方が不親切でなってないという、
忌憚のない批判を浴びせられることに。
中森は一流のカメラマンだったが、今やその視力を失いつつあった。
はじめは彼の率直で無愛想な態度に反発を覚える美佐子だったが、
次第に彼の写真作品や人柄に心惹かれるようになる。


制作年/2017
内容時間/102分

監督/河瀬直美
脚本/河瀬直美
撮影/百々新

(CAST)
中森雅哉/永瀬正敏
尾崎美佐子/水崎綾女
智子・時江/神野三鈴
明俊/小市慢太郎
北林監督・重三/藤竜也


第70回(2017)カンヌ国際映画祭エキュメニカル審査員賞


映画「光」を観て最初に頭に浮かんだのは
さだまさしさんの小説『解夏』
主人公がしだいに視力を失う病に侵され
絶望と恐怖に苛まれる物語

本作でも主人公のカメラマン中森が
『解夏』と同じ!?目の病で視力を失っていく
その苦しみの中で出会った女性・美佐子
・・・映画の紹介ではラブストーリーとありましたが
中森と美佐子の間に恋愛感情があったの?
私には2人が恋愛しているように見えなくて
どちらかというとヒューマンストーリー!?

映画のなかで音声ガイドについて描かれていたのですが
とても興味深く観させて頂きました
音声ガイドの美佐子にモニターの視覚障害者の方々が
音声ガイドの脚本についてアドヴァイスをするシーン
主観が入り過ぎると押しつけがましくなるという指摘や
逆に背景だけの説明だと登場人物の気持ちが伝わらない
見えない世界を言葉で表すことの難しさ等
新たな気づきをもたらしてくれた映画でした

河瀬直美監督・脚本の映画「光」秀作です


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