「マチネの終わりに」


「マチネの終わりに」


芥川賞作家・平野啓一郎さんの同名ベストセラー小説を
西谷弘監督が、福山雅治さん、石田ゆり子さん主演で映画化


※以下、ネタバレ有り!

マチネの終わりに


パリでの公演を終えた世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史は、
パリの通信社に勤務するジャーナリストの小峰洋子と出会う。
2人は出会った瞬間から惹かれ合い、心を通わせていくが、
洋子には婚約者である新藤の存在があった。
そのことを知りながらも、自身の思いを抑えきれない蒔野は
洋子へ愛を告げる。
しかし、40代の2人をとりまくさまざまな現実を前に、
蒔野と洋子の思いはすれ違っていく……。



制作年/2019年
上映時間/124分

監督/西谷弘
原作/平野啓一郎
脚本/井上由美子
撮影/重森豊太郎
音楽/菅野祐悟
クラシックギター監修/福田進一

(CAST)
蒔野聡史/福山雅治
小峰洋子/石田ゆり子
リチャード新藤/伊勢谷友介
三谷早苗/桜井ユキ
中村奏/木南晴夏
小峰信子/風吹ジュン
是永慶子/板谷由夏
祖父江誠一/古谷一行


平野啓一郎 さんの原作は未読です

福山雅治さんと石田ゆり子さんの美しさに魅せられ
映画を見終えた後しばらくボーッとして動けなかった^^;
主演の二人の美しさ、映像の美しさ、そして音楽の美しさと
私にとっては美の祭典!?のような映画でした(^^)


物語の内容を一言で表すと“大人のラブストーリー”
でもただのラブストーリーではなかったですよ

ジャーナリストの洋子はフランスでテロに遭遇し
紙一重のところで洋子は助かるのですが
大切な仕事仲間をそのテロで失ってしまう
その時の心の傷が(PTSD)洋子を苦しめる
そんな洋子を支えたのは婚約者のリチャードだった

パリで洋子と再会した蒔野は
洋子に婚約者がいると知りながら
「もし洋子さんが、地球のどこかで死んだって聞いたら、僕も死ぬよ」と
自らの思いを止めることが出来ず洋子に愛の告白をする
命懸けの仕事をしている洋子に“命を大切にして!”と伝えたかったのかな!?
それにしても凄い言葉ですよね

蒔野が洋子に語った言葉は他にも
「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいるけど、
実際は常に、未来が過去を変えているんだよ。
変えられるともいえるし、変わってしまう、とも言える。」
この物語の核となる深い言葉です

桜井ユキさん演じる早苗が
蒔野と洋子の間に割って入ってくるのですが
早苗は自らの人生をかけ蒔野をマネージャーとして支え応援していた
洋子の登場により早苗は次第に追い込まれていくのですが
その演技がホント上手くて、二人を翻弄する役柄でしたが
桜井さんが演じた切なさ全開の早苗、なんだか憎めなかったのよね
桜井ユキさんはドラマ『G線上のあなたとわたし』に出演中
NHKのよるドラ『だから私は推しました』では主演していました


この映画の一番の見所(聴き所!?)は
福山さん演じる蒔野のギター演奏シーン♪
ビックリするほど素晴らしい演奏でした
もちろん福山さんはプロのミュージシャンなので
ギターは弾けて当たり前!?と思われるかもしれませんが
クラシックギター演奏は別次元なんですよ
クラシックギターは本当に難しい
福山さん演奏の『幸福の硬貨』心に響きました

映画のBGMに流れるギター曲のほとんどは福田進一さんの演奏
私が大好きなギターリスト荘村清志さんの演奏曲もありました♡
(実は私、若い頃クラシックギターを弾いていた経験が・・・
 でも手が小さくて5年ほどで諦めました^^;)
久々にクラシックギターの曲を聴くことが出来嬉しかったです
それだけでもこの映画を観て大正解!

もちろん見所は他にも沢山ありました!
福山さんの慟哭の切れた演技に圧倒され
石田さんの凜とした清楚な美しさに魅せられ
そして、パリやニューヨークの美しい情景と
美しいギターの音色に癒やされた
いいことずくめの映画でした(^^)


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