「兄が教えてくれた歌」


「兄が教えてくれた歌」


「ノマドランド」で後に第93回アカデミー賞の作品賞・監督賞を制する、
C・ジャオ監督の長編映画デビュー作。
ある少女の視点から、米国の先住民の群像を見つめた意欲作。





サウスダコタ州。先住民をルーツに持つ13歳の少女ジャショーンは
高校卒業が近い兄ジョニーや母親と暮らすが、父親が火事で亡くなったと知る。
ジョニーは大学に入学した恋人オレリアが暮らすロサンゼルスに行こうと
中古トラックを買うが、彼は別の女性と浮気をするように。
先住民たちは貧しさゆえからか、
違法なビジネスに手を出してしまう者が少なくなかったが、
ある晩、多くの先住民が司法当局に逮捕される事態が起き…。



原題/Songs My Brothers Taught Me
制作年/2015
制作国/アメリカ
内容時間/94分

監督/クロエ・ジャオ
製作/フォレスト・ウィテカー
製作/クロエ・ジャオ
製作/モリー・アッシャーほか
脚本/クロエ・ジャオ
撮影/ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ
音楽/ピーター・ゴラブ
編集/クロエ・ジャオほか

(CAST)
ジョニー・ウィンターズ/ジョニー・リディ
ジャショーン・ウィンターズ/ジャショーン・セント・ジョン
トラヴィス/トラヴィス・ローン・ヒル
オレリア/テイラー・フラー


先に『ノマドランド』を観てジャオ監督作品に興味を持ち
本作「兄が教えてくれた歌」を観ましたが
本作がデビュー作なんですね
本作もまるでドキュメンタリーのような映画だったので
ジャオ監督の求めている世界観は揺るがず
『ノマドランド』を生みだしたのだと感じました

本作では居留地の中で暮らす兄妹の視点で映画は描かれ
『ノマドランド』では究極の自由を求めて彷徨う人々
逆に「兄が教えてくれた歌」では閉塞的な世界で生きざる得ない人々
観客は両極端な生き様を主人公の目を通して知ることに
アメリカ社会の歪みの中で暮らす人々を
ジャオ監督はできるだけ脚色せずに描くことで
観る物にリアルを伝えたかったのかな!?
ノマドや居留地について私は知らなかったので
ほんの少しですが映画を通して垣間見ることができ
ジャオ監督の別の作品も是非観たい!と思わせられました
「兄が教えてくれた歌」秀作です

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