「Winny」


「Winny」


革新的なファイル共有ソフト“Winny”を開発しながら、
違法ファイルの蔓延を幇助した罪に問われたプログラマー、
金子勇氏の闘いを映画化した実録社会派ドラマ。

技術が悪用されたからといって開発者を罪に問えば、
新技術に挑む者が萎縮してしまう。
そんな想いから、技術者・開発者の未来のために
国家権力やメディアの偏見に立ち向かったWinny開発者・金子勇氏と
最高裁までもつれた裁判で彼を支えた壇俊光弁護士の闘いを描いた
実録社会派ドラマ。~WOWOWより~





2002年。プログラマーの金子勇は
高い匿名性を持つ革新的なファイル共有ソフトWinnyを開発、公開する。
だがWinnyは映画や音楽、ゲームなど
違法コピーされたファイルのやりとりの温床となり、社会問題に発展していく。
やがて矛先は金子に向けられ、彼は事態を予見できたはずだとして
著作権法違反幇助の容疑で逮捕されてしまう。
この報を受け、サイバー犯罪に詳しい壇俊光率いる弁護団が
金子の弁護を引き受けるが…。



制作年/2023
内容時間/127分

監督/松本優作
脚本/松本優作
脚本/岸建太朗
撮影/岸建太朗
音楽/Teje
音楽/田井千里


(CAST)
金子勇/東出昌大
壇俊光/三浦貴大
桂充弘/皆川猿時
浜崎太一/和田正人
金子勇の姉/吉田羊
秋田真志/吹越満
仙波敏郎/吉岡秀隆


winnyの開発者が逮捕され有罪に…私の記憶はそこで止まっており
実際に当時ニュースで流れた、Winny=違法ソフトを信じて
それっきり忘れていた…
そんな私なので映画「Winny」を観て愕然となり
とんでもない事が起こっていたんだと…
金子さんの逮捕から無実が確定するまでの7年間
日本が失ったものは計り知れないと
いまさらですが突きつけられました

金子さんを演じた東出さんをはじめ
警察、検察、弁護団役の役者陣のリアルな演技に
ドキュメント映画を観ているような錯覚に!?

警察が証拠を捏造するシーンも描かれ
それが一審の有罪につながるのだが
日本の司法が冤罪を生み出す仕組み?
今だに(当時2002年)そんな時代錯誤な…絶句
(もしかして今も変わらないのか?…そう思うとまたまた絶句)
金子さんが疑いもなく簡単に調書にサインしてしまい
『ちょっと待ってー!後で訂正できないよー!』と
映画を観ながら必死に叫んでしまった(心の中で)
天才的な研究者故の専門バカ?の金子さん
あまりにも人を疑わない一般的な常識の欠如(スミマセン)が
警察に利用されてしまった…
弁護団にも簡単にサインしてはダメ!と言われていたのに…

映画を観ながら何度も(心の中で)ダメーと叫んでしまいましたが
日本の警察、検察、司法の問題点を炙り出した社会派ドラマとして
そして、当時の関係者を実名で描いたことで臨場感溢れる人間ドラマとなり
見ごたえのある素晴らしい作品でした。「秀作」です。

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