・邦画一覧

「四月怪談」

「四月怪談」大島弓子によるコミックを、中嶋朋子、柳葉敏郎らの共演で、小中和哉監督が映画化したファンタジー。事故死した女子高校生の霊は、残された人々を見て命の大切さに気付く。高校生の少女・初子はある日、下校中に偶然立ち寄った廃工場で、落下してきた鉄骨が頭に当たって命を落としてしまう。当初は自分が命を落とした事実に気付かなかった初子の幽霊だが、現われた幽霊・弦之丞から自分が亡くなったことを教わる。そん

「独立少年合唱団」

「独立少年合唱団」第50回ベルリン国際映画祭でアルフレート・バウアー賞に輝いた、日本の青春映画の傑作。学生運動に揺れる1970年代、合唱部員の少年2人の友情と揺れ動く心を描いた。吃音に悩む少年と、美しいボーイソプラノの声を持つ天使のような少年。2人の友情と学生運動の波にさらされる思春期の心情を、四季を通じて繊細に綴った青春映画の傑作。自主製作映画出身の緒方明監督が劇場映画デビューを果たし、第50回ベ

「スープとイデオロギー」

「スープとイデオロギー」家族を撮り続けることは自分への問いかけ。「かぞくのくに」のヤン ヨンヒ監督が年老いた母にカメラを向け、その知られざる重い過去の秘密に迫った秀作ドキュメンタリー。朝鮮総連の元幹部で、3人の息子たちを北朝鮮へ送り出した父親が2009年に他界した後、大阪でひとり暮らしをしながら、なおも息子たちに仕送りを続けてきた母親。なぜそう頑なに北朝鮮を信じ続けるのか、と長年両親のことを理解できず

「蜘蛛巣城」

「蜘蛛巣城」巨匠・黒澤明監督が1957年に発表。W・シェイクスピアの戯曲「マクベス」を翻案して、欲望から主を殺し、ある城の城主になっていく戦国武将の悲劇を描いた叙事詩。戦国時代。蜘蛛巣城の城主、都築国春は謀反に対抗して篭城を開始。2人の武将、鷲津武時と三木義明の活躍で形勢は逆転するが、嵐の中を城へ急ぐ彼らは出くわした謎の老女から、武時が最終的に蜘蛛巣城の城主になること、義明の子が武時に続いて同城の

「犬は喰わねどチャーリーは笑う」

「犬は食わねどチャーリーは笑う」仲良しな夫婦が繰り広げる夫婦喧嘩を描くブラックコメディ。『台風家族』の市井昌秀が監督と脚本を務め、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の香取慎吾と『愛がなんだ』の岸井ゆきのが表向きには仲良く見える夫婦を演じる。結婚4年目を迎える裕次郎と日和。2人は仲良し夫婦と思われていたが、日和は無神経な夫に日々の不満を募らせていた。そんなある日、裕次郎は同僚から、世の妻たちが匿名で夫に

「近江商人、走る!」

「近江商人、走る!」江戸時代の商人の町・近江を舞台にしたビジネス時代劇。悪徳奉行の罠で千両もの借金を背負わされた米問屋を救うため、商才にたけたでっちの青年が仲間たちと奔走する。貧しい農家に生まれ育った銀次は、父亡き後、偶然知り合った薬売りの喜平の弟子となった。だがある時、侍といざこざが起き、喜平とも離れ離れになってしまう。別れ際の喜平の言葉に従い、大津の米問屋・大善屋を訪ねた銀次はそこででっちとし

「隠し砦の三悪人」

「隠し砦の三悪人」黒澤監督初のシネスコープ作品。戦国時代、敗軍の大将真壁六郎太が、世継ぎの雪姫と隠し置いた黄金200貫とともに敵陣を突破し、同盟軍の陣内へ逃亡するまでの脱出劇。難関につぐ難関、次々とと襲い来る絶体絶命の危機を間一髪で切り抜けるアイデアの数々は、黒澤ほか三人の脚本家により練り上げられたもの。また、六郎太一行に付き添う狂言回しのごとき百姓コンビが、後に「スターウォーズ」の『C-3PO』、『R2-D

「きのう何食べた?」

「きのう何食べた?」西島秀俊と内野聖陽が主演した人気ドラマ「きのう何食べた?」を映画化した話題作。同棲を続けてきた恋人同士の男性2人、シロさんとケンジ。2人の気になるその後を描く。雇われ弁護士の筧史朗(シロさん)とその恋人で美容師の矢吹賢二(ケンジ)にとって、2人でとる夕食の時間が日々の大切なひとときとなっている。ある日、史朗の提案で、賢二の誕生日プレゼントとして京都旅行に行くことに。賢二は京都を

「1秒先の彼」

「1秒先の彼」台湾映画「1秒先の彼女」の日本版リメイクに山下敦弘監督×脚本・宮藤官九郎のコンビが挑戦。周囲とはワンテンポずれた男女を岡田将生&清原果耶が好演した会心の娯楽作。京都市内の郵便局で働くハジメ。独身のイケメンだが、何をするにもワンテンポ早く、他人とはズレてしまうせいで、なかなか恋人とは長続きしない。そんな彼に路上ミュージシャンの桜子という新たな恋人ができ、次の日曜日に彼女と一緒に花火大会に

「生きる」

「生きる」名匠・黒澤明監督が1952年に発表し、その代表作の1本となった人間ドラマの名作。真面目に生きてきた中年男性は、自分が胃がんにかかったと知る。後に英国でリメイク。市役所の市民課長である渡邊勘治は、30年間も無欠勤を続けてきた真面目な人物。しかしある日、胃に痛みを感じて欠勤し、病院で診察を受けてみたところ、医師の態度から自分が胃がんにかかっていると確信する。すでに妻を失い、息子の光男が自立して

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