2010年07月一覧

rootとloot

root [‘rut]は「根」、loot [‘lut]は「略奪品」です。
綴りの違いは、根の方は’r’で始まり、略奪品は’l’で始まることです。

rootとloot

それでは覚え方です。根の方の’r’は、「或る」と読み、略奪品の方は「得る」と読むことにします。
そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:「或る」木の「根」元で得る「略奪品」

通りすがりの旅人が、或る木の根元にピカリ!と光る1枚の小判を見つけ、興味を惹かれて土のやわらかい部分を掘り返してみると、何とそこには盗賊たちが逃走中に一時隠した略奪品の数々があったのでした!

rootは、木の根という意味ですが、比喩(ひゆ)としても使われます。
the root of a tongueといえば「舌のつけ根」、the root causeといえば「根本原因」です。
「根が出る、発根する」という意味で、動詞としても使われます。
また、数学で習う「ルート(√)」もこの単語なので、「9の平方根は3」といいたいときには、「Root 9 is 3.」とします。

一方、lootの方は、「略奪品」の他に「戦利品」という訳語もあります。
意味は同じですが、日本語に訳す際にどちらを用いるかは、その文章が略奪した側の立場で書かれているものなのか、略奪された側の立場で書かれているものなのかということをも勘案(かんあん)すると良いと思います。
また、単に、お金(money)の意味で使われることもあります。

それでは、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Geraniums root easily.
(ゼラニウムは、すぐに発根する)
The cutting has taken root.
(挿し木が根づいた)
The square root of four is two.
(4の平方根は2です)
They split the loot three ways.
(彼らは、3つの方法で戦利品を分けた)
The burglar carried the loot in his bag slung over his shoulder.
(強盗は、肩からぶら下げた袋に入れて、戦利品を運んだ)
He made a lot of loot selling cars.
(彼は、車を売ってひと儲けした)


bambooとbugaboo

bamboo [bam-‘bu]は「竹」、bugaboo [‘bə-gə-bü]は「恐怖感」です。
綴りの違いは、「竹」の方は真ん中の部分が’am’、「恐怖感」の方は’uga’です。

bambooとbugaboo

それでは覚え方ですが、その前の約束事として、’am’の部分は「あぁ!松」、’uga’の部分は「うぅ!ガン」と読むことにします。そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:あぁ! 松「竹」食べたと思ったら、うう! ガンの「恐怖感」

※まつたけは、正確には「松茸」で、「松竹」ではありませんが、そこは英単語を覚えるための暗記句ということでお願いします。

この方は、松茸を食べたと思ったら、どうやら発がん性のある毒キノコを食べてしまったようです。【><】

ちなみに、bambooは「竹」の意味ですが、「竹製の」という形容詞としても使われます。
一方のbugabooは、もともと「(悪い子を食べてしまうという)恐ろしいお化け」のことで、しばしば「(根拠のない)怖いもの」「恐怖感」「心配の種」といった意味で使われます。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Bamboo shoots are not only delicious but are also rich in nutrients.
(竹の子は、おいしいばかりでなく、栄養に富んでいる)
The old bugaboo of inflation still bothers them.
(彼らはまだ、昔のインフレーションの恐怖に悩まされている)


allyとalleyとalloy

ally [ə-‘lI]]は「同盟」、alley [‘a-lE]は「裏通り」、alloy[ˈa-ˌloi]は 「合金」です。
スペルの違いは、同盟には’e’がなく、裏通りには’e’があり、合金には’o’があることです。

allyとalleyとalloy

それでは覚え方ですが、裏通りにある”e’を「いい」と読み、合金にある’o’を「おおきな(oきな)」と読むことにします。
そうすると、これら3つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:「同盟だ!」 いい「裏通り」で 大きな「合金」ロボ 合意

これだけだと、イメージしにくいと思うので、今日は、以下のようなストーリーを作ってみました。

ある日、「EX合金 Dr.スランプ DXアラレちゃん」が、鼻歌を歌いながら、カシン、カシン!と街を歩いていると、「AM-19 ガイアユニクロン」がズシンと肩にぶつかってきました。

以下は、その時の2人の会話です。

AM-19 ガイアユニクロン:「アッ、ゴメン!」
DXアラレちゃん:「あら、久しぶりね。今、何してるの?」
AM-19ガイアユニクロン:「今? アラレと話してる」
DXアラレちゃん:「そうじゃなくてーっ!」
AM-19ガイアユニクロン:「そうそう、実はオレ、アラレを捜してたんだ。一緒に宇宙同盟を作らないか?」
DXアラレちゃん:「宇宙同盟? その目的は?」
AM-19ガイアユニクロン:「世界平和さ」
DXアラレちゃん:「分かったわ。でも、同盟を作るためには、何か資格がいるんじゃないの?」
AM-19ガイアユニクロン:「うん、資格は1つだけ。身長が5メートル以上あること」
DXアラレちゃん:「それなら大丈夫だわ。実はあたし、去年からロボット用成長促進剤を飲んでいて、今5メートル17センチあるの」
AM-19ガイアユニクロン:「よし、決まりだ!」
(ここで、2人はガシッ!と握手をかわす)

これが、「ガイアユニクロン&アラレ同盟」誕生の、世紀の瞬間であった!

と、今日はだいぶ吹っ飛んだ内容になってしまいましたが(爆)、この光景を心に描きながら、上の短文を何度も唱えてみましょう。そうすれば、皆さんはきっともう、今後allyとalleyとalloyで混乱することはないでしょう。

最後に、これらの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Koretoyo tried to stabilize his territories by establishing an ally with the Otomo and Sagara clans.
(惟豊、大友氏、相良氏と同盟を結ぶことで、領国の安定を図った)
The tide of war has turned in favour of the Allies.
(同盟軍の旗色が好くなった)
The robber attacked her on a back alley.
(強盗は、裏通りで彼女を襲った)
The car twisted through back alley.
(車は、裏通りを縫うようにして走っていった)
The ABC12 includes a brazing alloy.
(ABC12は、ろう付合金を含む)
The solder layer 8 includes at least one alloy selected from a group comprising a gold-tin alloy, a silver-tin alloy, and a lead-tin alloy.
(はんだ層8は、金錫合金、銀錫合金および鉛錫合金からなる群より選ばれた、少なくとも1種を含む)


lightとright

light [‘lIt]は「光」、right [‘rIt]は「右」です。
綴りの違いは、「光」の方は1番左側が’l、「右」の方は’r’です。

lightとright

それでは覚え方です。
lightの’l’を、ゆらゆらと燃えるろうそくの炎だと想像しましょう。rightの’r’の方は、右向きの矢印だと想像してください。

lightとright2

ちなみに、rightには、もうひとつの意味がありますが、ご存知ですか?
そうです、「正しい」ですね。
rightには、「右」と「正しい」と、2つの意味があります。

それでは、何故「右」が「正しい」のでしょうか?

rightは、古くは”riht”と綴り、そのもっとも古い意味は、「物理的に真っ直ぐな、曲がっていない(straight, not bent)」です。
この意味が、道徳・精神に適用されて、「道徳的に真っ直ぐな(morally correct)」⇒「正しい」という意味になったようです。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The light source generates light.
(光源は、光を発生する)
The fluorescent [flˈresənt] light doesn’t light up.
(蛍光灯が点灯しない)
The blue light laser is used in the treatment of skin cancer.
(青色レーザーは、皮膚がんの治療に使われる)
I’m right-handed.
(私は、右利きです)
Japanese cars are right hand drive.
(日本車は、右ハンドルです)
I think you are right. If I were you I would do the same.
(あなたは正しいと思う。もしも私があなただったら、同じことをするだろう)


foulとfowl

foul [‘faul]は「反則」、fowl [‘faul]は「家禽(かきん)、鳥類」です。
綴りの違いは、「反則」の方は右から2番目が’u’、「家禽(かきん)、鳥類」の方は同じく右から二番目が’w’です。

それでは覚え方です。
foulの’u’を、蓋(ふた)のあいたポリバケツとし、ここにいろいろな物を投げ込んでいるところを想像しましょう。一方のfowlの’w’は、鳥がロケットのように「ビューッ!」と空高く舞い上がる姿だと想像してください。

さて皆さん、左側のfoulのイラストが、何故「反則」の意味になるのか分かりますか?
そうです、ビール瓶・英単語本[ダジャ単]・ハサミを、分別(ぶんべつ)せずに皆一緒に捨てているので、ルール違反、つまり「反則」なのです。
し、しかし、私の英単語本が…。(;;)(^-^)

foulは、「ファール」と、もはや日本語にもなっている、日本人にはおなじみの単語です。
野球やサッカーの試合をみていて、この言葉を一度も聞かない日の方が珍しいくらいです。
foul a ballといえば「ファールボールを打つ」、foul outといえば「捕手へのファールフライでアウトになる」という意味になります。

foulにはまた、「不快な匂い」という意味もあります。
foul breathといえば「臭い息、口臭」、foul odorといえば「悪臭、腐敗臭」の意味です。

fowlというのは、ちょっと分かりにくい単語です。
これは、にわとりのような、肉や卵を収穫するために飼われている鳥類を指します。
通常は、「にわとり(あるいはめんどり)」と訳してしまっても差し支えないでしょう。

また、これらの鳥からとれた肉の意味でも使われます。
さらに、広く「鳥」の意味で、”bird”と同義で使われることもあります。

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

He called the ball foul.
(彼は、そのボールをファウルと判定した)
He made a foul play in volleyball by dribbling.
(彼は、バレーボールでドリブルという反則を犯した)
He has a foul breath.
(彼は、息が臭い)
The domestic fowl is a poor flier.
(鶏は、飛ぶのは下手だ)
A fowl, if kept long, gets high.
(鳥は、長く置くと臭くなる)
Better a fowl in hand than two flying.
(手の中の鳥一羽は、森の中の十羽に勝る)


belowとbellow

below [bi-‘lO][は「より下に」、bellow [‘be-lO]は「(牛などが)大声で鳴く」です。
綴りの違いは、真ん中に挟まれている’l’の数が「より下に」の方は1つ、「大声で鳴く」の方は2つです。

それでは覚え方です。
belowの’l’を、下向きの矢印だと想像しましょう。bellowの’ll’の方は、上を向いて鳴き叫んでいる鳥のくちばしだと想像してください。

しかしこの鳥、ものすごく痛そうですね。足が罠(わな)にでも「バチンッ!」とはまったのでしょうか?
いいえ、違います。どうもベロ(舌)を切られたようです。

belowは、「より下に」「より少ない」」「より劣って」などの意味をもつ単語です。
below averageといえば「平均以下の」、below expectationsといえば「予測を下回る」、below average in intelligenceといえば「知能が普通以下で」という意味になります。

一方、bellowは、もともと「牛がモーと鳴く」という意味でしたが、牛の声は大きくて良く通ることから、「怒鳴る」という意味が出てきました。
bellow into the phoneといえば「受話器に向かって怒鳴る」、bellow out an orderといえば「怒鳴り声で命令する」という意味になります。
また、bellow with painといえば。「苦痛でわめく」という意味になります。

上のイラストが、まさにこの意味ですね。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

It is attached below.
(下記に添付されています)
See below for an example.
(以下の例を見よ)
The annual mean temperature at the South Pole is 60 degrees below zero.
(南極の年平均気温は、氷点下60℃です)
The bull bellowed in the pasture.
(牧場で、牛がモーと鳴いた)
I bellowed out the popular song.
(私は、どなるようにその流行歌を歌った)
His bellow filled the hallway.
(彼の怒声は、廊下にあふれた)


industrialとindustrious

industrial [in-‘dəs-trē-əl]は「産業の」、industrious [in-‘dəs-trē-əs]は「勤勉な」です。
綴りの違いは、語尾がそれぞれ’al’と’ous’です。

industrialとindustrious

それでは覚え方です。
industrialの方の語尾の’al’を、「或る」とします。そして、industriousの語尾の’ous’を「朝」とします。
そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:或る国家の「産業(の)」スパイ、まで働く「勤勉な」 

スパイには3種類あります。「機関員(インテリジェンスオフィサー)」「協力者(エージェント)」「産業スパイ」です。

機関員は、外交官(がいこうかん)や駐在武官(ちゅうざいぶかん)として外国に赴任(ふにん)し、政治家や官僚と接触して協力者とし、集めた機密情報を本国に送ります。特殊な訓練を受けています。

協力者は、機関員の望む情報・資料・物資などを直接得たり、その仲介をしたりする、いわば実動部隊です。

そして、産業スパイは、主に企業の情報収集を行ないます。
社員を辞職に追い込んだり、労働組合を扇動(せんどう)したりすることもあります。
外国企業から軍事技術を収集するのも、産業スパイの仕事です。

少しでも多くの情報を集めるためには、常にアンテナを張り、いつでも行動できる体勢をとっておく必要があります。
朝まで働く勤勉さが必要な職業といえるでしょう。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The town is an industrial community.
(その町は、産業共同体である)
Usually, okara is disposed as industrial waste.
(通常、おからは産業廃棄物として処理される)
Below, we’ll see the efforts towards industrial sophistication and the measures to foster new industries of South Korea.
(以下では、韓国の産業高度化に向けた取組と、新産業育成策についてみていく)
The Japanese are an industrious people.
(日本人は、勤勉な国民です)
He is an industrious student.
(彼は、勤勉な学生です)
Industrious people look down on laziness.
(勤勉な人は、怠惰を軽蔑する)

上の暗記句で、industrialとindustrious違いをしっかり覚えてしまいましょう。


layとlie

lay [‘lA]は「横たえる」、lie [‘lI]は「横たわる」です。
綴りの違いは、横たわるの方は2番目と3番目が’ay’、横たえるの方は同じく2番目と3番目が’ie’です。
layとlie

それでは覚え方です。
layの’l’を、人がまっすぐに立っている姿とします。そして、この人物が’ay’君を右方向にゴロリ!と転がし、横たえたところを想像してください。
一方のlieは、人が両手両足を高く上げた姿とします。’l’が足の部分、’i’が手の部分、’e’が頭の部分です。
そして、やがてこの人物が足をドンッ!と床の上に下ろして横たわり、グーグーと高いびきをかいて寝始めたところを想像してください。

layとlie2

ay君、横たえてもらったうえに、枕までしてもらって気持ち良さそうですね。
ie君の方は、よっぽど疲れていたのか、横たわるやいなや腕を下ろすのを忘れて眠ってしまいました。(笑)

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

I lay myself down.
(身を横たえる)
She laid her baby down.
(彼女は、赤ん坊を寝かせた)
He layed out a vinyl sheet.
(彼は、ビニールシートを敷いた)
I lie on my face.
(うつぶせに寝る)
I lie on the ground.
(地面に横たわる)
I need to lie down on the bed.
(私は、ベッドに横になりたい)


babbleとbubbleとdabble

babble [‘ba-bəl]は「片言(かたこと)」、bubble [‘bə-bəl]は「泡」、dabble [‘da-bəl]は「水をはねかける」です。
綴りの違いは、最初の単語2つは’b’で始まり、最後の単語のみ’d’で始まっています。
また、2番目の文字がそれぞれ’a’、’u’、’a’となっています。
簡単にするために、ここではそれぞれ’ba(バ)’と’bu(ブ)’と’da(ダ)’の違いとします。

それでは覚え方ですが、その前の約束事として、少し無理がありますが、dabbleは「ダンプ」と読むことにします。
そうすると、これら3つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:ブバブ「片言」、クブク「泡」、ンプが「水をはねかける」

今日のはちょっと長いですが、何度も繰り返し読んでみてください。一度覚えてしまえば、そう簡単には忘れないでしょう。


flameとframe

flame [f’lAm]は「炎」、frame [f’rAm]は「枠、枠組み」です。
綴りの違いは、「炎」の方は左から2番目の文字が’l’、「枠、枠組み」の方は同じく左から2番目の文字が’r’です。

flameとframe

それでは覚え方です。
flameの’l’は、炎の揺れるろうそくだと想像しましょう。frameの’r’の方は、賞状などを入れる額縁(がくぶち)の角であると想像してください。

flameとframe2

ちなみに、a clear flameは「あかあかと燃える炎」、a flicker flameは暖炉(だんろ)などで「ちょろちょろと燃える炎」、the tip of a flameは「炎の先端」の意味です。
burst into flamesといえば、「パッと燃え上がる」「火の手が上がる」「爆発炎上(ばくはつえんじょう)する」という意味になります。

また、a picture frameは油絵などを入れる「絵の額縁」、a window frameは「窓枠」、the frame of an umbrellaといえば「傘の骨」の意味となります。

frameはまた、建物、船、自動車などの機械の「骨組み」や、人間や動物の「体格、骨格」の意味でも使われます。

the frame of a planeといえば「飛行機の構造」、the frame of gymnasium [gym・na・si・um] といえば「体育館の構造」、a man of frameといえば「がっしりとした体格」という意味になります。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The bursting flame damaged the house.
(突然の出火で、その家は損害を受けた)
The flame wavered and then died.
(炎がちらちらして、それから消えた)
The bus burst into flames while ferrying children home from school.
(そのバスは、子供たちを学校から家に送り届ける途中、爆発炎上した)
He fitted the picture into the frame.
(彼は、その額縁に絵をはめ込んだ)
He painted the window frames yellow.
(彼は、窓枠を黄色く塗った)
He has a compact frame.
(彼は、締まった体格だ)