2015年12月一覧

accidentとincident

accident [ak-sə-dənt,]は「事故」、incident [ˈin-sə-dənt]は「事件」です。
綴りの違いは、「事故」の方は左から2文字が’ac’、「事件」の方は同じく左から2文字が’in’です。

accidentとincident

それでは覚え方です。
incidentの方にある’ac’は、そのまま読むと’アクなので、「悪路(ac路)」とします。incidentの’in’はそのまま読むとインなので、「インド(inド)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:路で「事故」、インドで「事件」

これだけではイメージしにくいかと思いますので、今日は以下のようなイラストを描いてみました。

accidentとincident2

パー君が、悪路でローラースケートをしていて、事故にあってしまいました。
正確には、パー君が走っていた道路が、突然石ころだらけ、穴だらけのでこぼこ道に変わり、その中のひとつに、スケートが落ちてしまったのです。
そして、空中に放り出されてしまいます。

くれぐれも、悪路(アクロ)バットジャンプをしているわけではありません。【><】

もっとも、道路がきれいな道から悪路に変わる直前には、『ここから先、悪路につき注意!』という看板が出てはいました。
が、急に止まれないのがスケートというもの。
ましてや、人並みの運動神経をもちあわせていないパー君にとっては、なおさらです。

パー君が空中に放り出されたのは、整備不良(せいびふりょう)ここに極まれリといった、悪路のためであることは間違いありません。
決して、事故(自己)責任などではありません。【><】

というより、空中に放り出されたパー君が、いつまでたっても落ちてきません。
一体、どこへ行ってしまったのでしょうね。(?_?)

一方、インドで殺人事件が起こりました。
といっても、実はこれは、いわゆる「どっきりカメラ」で、被害者(ひがいしゃ)と思われる青年は、実は役者さん。
ギャラをもらって、死んだふりをしているだけです。
驚いているのは、真ん中にいる、この現地人の女性だけです。(苦笑)

しかしこの女性、慌(あわ)ててしまっているのか、倒れている男性に大丈夫かどうか尋ねています。
胸に矢が刺さって、白目が出ている状態では、おそらく聞いてもムダでしょう。(苦笑)
それよりも、刺さっているのは矢なので、

「ややっ(矢矢っ)!これは大変だ!」

などといいながら、警察に通報するなどした方が良いのではないかと私は思うのですが…。【><】

あっ!(゚o゚)インド人でしたね。(爆)

まあ誰でも、このような非常事態(ひじょうじたい)に直面すれば、このようなキンコンカン、じゃなかったトンチンカンなことをしがちではあります。

ちなみに、今日覚え方をご紹介しているaccidentとincidentと意味の似ている英単語に、disaster [di-ˈzas-tər] というのがあります。
こちらの意味は、「災難」です。
余力のある方は、こちらも一緒に覚えてしまいましょう。

最後に、これらの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

An accident occurred to him.
(彼の身に、事故が起こった)
The accident originated from carelessness.
(その事故は、不注意で起きた)
The pistol went off by accident.
(ピストルが暴発した)
Nobody was looking at that incident.
(誰も、その事件を見ていませんでした)
That was a very painful incident.
(それは、とても痛ましい事件でした)
I returned home without incident.
(私は、無事に家に帰ってきました)
This is a completely unexpected disaster.
(これは、降ってわいたような災難だ)
One wrong move would have meant disaster.
(ほんの少し間違えば、大惨事になっていただろう)


memorizeとmesmerize

memorize [ˈme-mə-ˌrīz]は「暗記する」、mesmerize [ˈmez-mə-ˌrīz]は「催眠術(さいみんじゅつ)にかける」です。
綴りの違いは、「暗記する」の方は真ん中の部分が’mo’、「催眠術にかける」の方は同じく真ん中の部分が’sme’です。

memorizeとmesmerize

それでは覚え方です。
memorizeの方にある’mo’は、そのまま読むと’モ’なので、「妄想(moう想)」とします。mesmerizeの’sme’はそのまま読むとスメなので、「住めば(smeば)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:想して「暗記する」、『住めば都』と「催眠術にかける」

今日は、以下のようなイラストを描いてみました。

memorizeとmesmerize2

英語が苦手なワル男君が、暇にまかせて(?)、ついに編み出した英単語学習法が、すごいです!
名づけて、『英単語妄想(もうそう)記憶法』。
これは、未知の英単語を覚える際、いろいろ妄想して記憶に定着させるというもので、なかなか楽しそうです。(^^)
私も、ちょっと興味があります。

が、あまりに楽しくて、気がつくと、勉強がそっちのけになっていそうです。(爆)
というより、高校一年生で『happy』を覚えているワル男君の英語力って、ちょっと問題ありですね。(@_@)ウーン
あと、妄想の相手がパー君の彼女というのも、どうかなあと思います。【><】

まぁ、あくまで『妄想』であって、心に思うだけで、公開するものではないので、まったく問題はないのですが…。

一方、定吉ジイさんの方は、ワル男君に催眠術をかけられています。
定吉ジイさんは、昨日から家の近くにある川のほとりで、テント生活を始めました。
目的は、一時文明生活から離れて、自然と調和する生活をしたいというものです。
が、テレビもラジオもない、そのあまりの単調さに、早くも嫌気がさしはじめてきました。

と、そこへ現われたのがワル男君。
定吉ジイさんのぼやきを聞くと、こういいました。

「ジイさん。人間なんて、何事も気の持ち方しだいさ。オレが、催眠術でこのテント生活を楽しいものに変えてあげるよ」

そして、定吉ジイさんにリラックスするようにいうと、通信教育でマスターした催眠術をかけはじめました。

上のイラストでは、スペースの関係で、セリフが一部省略されています。
以下が、ワル男君のいった全セリフです。

「『住めば都~』、あなたは眠くなる~、そして、このテント生活が楽しくなってくる~」

この暗示が、定吉ジイさんの心に影響して、単調なテント生活が楽しいものに変わるのか、こちらも興味があります。(^^)

しかし、こうして見てみると、ワル男君は、学校の勉強は全然ダメですが、本当は頭がいいらしいということが伺(うかが)い知れます。
成績が良くないのはきっと勉強が嫌いだからで、もしもやる気になって、本気になって勉強したら、そこらへんの秀才(?)など足元にも及ばない学力がつきそうです。

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

I have to memorize this phrase.
(私は、このフレーズを暗記しなければならない)
I want to memorize that grammar.
(私は、その文法を覚えたいです)
How do you memorize English vocabulary?
(あなたは、英単語をどうやって覚えたのですか)
The TV personality just pretended to be mesmerized.
(そのテレビタレントは、ただ催眠術にかかったふりをした)
Snakes are said to mesmerize small animals and birds.
(ヘビは、小動物や小鳥をにらんですくませるといわれている)
He was mesmerized by her.
(彼は、彼女のとりこになった)


healとheel

heal [ˈhēl]は「癒(い)える」、heel[ˈhēl]は「かかと」です。
綴りの違いは、「癒える」の方は右から2番目の文字が’a’、「かかと」の方は同じく右から2番目の文字ががe’です。
ここでは、’ea’と’ee’の違いとします。

healとheel

それでは覚え方です。
healの方は、e君が最近疲れた様子のa君に、癒しのCDをすすめているところだと想像しましょう。
一方のheelの方は、円君が、ハイヒールのかかとで踏みつけられて、泣いているところだと想像してください。
‘ee’は、その円君の目に当たる部分です。

healとheel2

上のイラストの中に、セリフとしても書きましたが、良く見ると、healの中には’eal(イエル)’と、綴りの中にその意味が入っています。おお!(゚o゚)
面白いですね。

一方のheelの方は、円君が大粒(おおつぶ)の涙を流して泣いています。
また、円君が「エーン!(円)」と泣いていますね。(笑)

ちなみに、このハイヒールの幅は、ちょっぴり広めとなっています。
皆さんは、どのくらいの幅か分かりますか?
そうです。「EE」サイズです。(笑)

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Even now my wounds won’t heal.
(その傷は、今も癒えない)
This is a trip for her to heal from her love lost.
(この旅は、彼女の失恋を癒す旅です)
This injury is suppose to heal in about 2 weeks.
(この怪我は、あと2週間くらいしたら治るはずです)
He turned on his heel(s).
(彼は、かかとでくるりと回った)
There was a hole in the heel of my sock.
(靴下のかかとに、穴があいていた)
She stepped on me with her high heel.
(彼女は、ハイヒールで私を踏んだ)


flatterとflutter

flatter [ˈfla-tər]は「へつらう」、flutter [ˈflə-tər]は「ひらひら飛ぶ」です。
綴りの違いは、「へつらう」の方は左から3番目の文字が’a’、「ひらひら飛ぶ」の方は同じく左から3番目の文字が’u’です。

flatterとflutter

それでは覚え方です。
flatterの方にある’a’は、そのまま読むと’アなので、「アリバイ(aリバイ)」とします。flutterの’u’はそのまま読むとウなので、「うれしそう(uれしそう)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:リバイ崩そうと「へつらう」、れしそうに「ひらひら飛ぶ」

これだけではイメージしにくいかと思いますので、今日は以下のようなイラストを描いてみました。

flatterとflutter2

おまわりさん、この泥棒がどうしても罪を認めないので、思いあまって機嫌(きげん)をとって吐かせる作戦に出たようですね。
が、おまわりさんがこんなことをしては、絶対にいけないですよね。【><】

と、ここまで書いて気がついたのですが、(?_?)あれ? この覆面(ふくめん)をした泥棒、どこかで見たことがありますね。
そうです、あの泥棒ですね!(爆)

実はあの泥棒、いったんは罪を認めたのですが、取調べの後半に態度が一転。泣き落としから、知らぬ存ぜぬの一点張りとなりました。【><】
そして今度は、黙秘権(もくひけん)を行使するありさま。
おまわりさんが何を質問しても、だんまりを決め込むようになってしまいました。

そこで、手柄(てがら)を焦(あせ)ったためなのか、おまわりさんは、この泥棒の懐柔(かいじゅう)に走ったというわけなのです。
モミ手でへらへたした、ずいぶん弱そうな怪獣ですが…。(爆)

というより、この泥棒は現行犯逮捕なので、書類を作成して送検(そうけん)すれば終わりではないかと思うのですが…、(爆)
まあ、このおまわりさんには、爽健美茶(そうけんびちゃ)でも飲んで、今一度冷静になってもらいたいものです。【><】

一方、1匹のご機嫌(きげん)な蝶々が、春風の中をひらひらと飛んでいます。
この蝶は、友人の結婚式の帰りで、結婚式の様子を思い出しながら、その余韻(よいん)にどっぷりと浸(ひた)っているようです。

ところで、この友人というのは、町のある偉い人の息子さんなのですが、その父親はどんな職業なのか、皆さん分かりますか?
そうです、『町長さん』ですね。(笑)

また、蝶なので、全員が『蝶ネクタイ』をして結婚式に臨(のぞ)み、披露宴(ひろうえん)ではオペラ『蝶々夫人』の主題歌を合唱したことはいうまでもありません。(笑)

披露宴に出席したわりには、この蝶々、ちっとも”疲労”した様子はありませんが…。(爆)

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

If you flatter him, he’ll do anything.
(彼をおだてれば、何でもしてくれるよ)
I hate people who flatter their superiors.
(私は、上司にへつらう[ごまをする]ような奴は大嫌いだ)
The bird fluttered their wings and soared high into the air.
その鳥は、パタパタと翼をはためかせると、大空に舞い上がった)
The cherry blossoms flutter down whenever the wind blows.
(風が吹くたびに、桜の花びらが、ひらひらと舞い降りていた)


cellとsell

cell [ˈsel]は「細胞」、sell [ˈsel]は「売る」です。
綴りの違いは、「細胞」の方は一番左の文字が’c’、「売る」の方は同じく一番左の文字が’s’です。

cellとsell

それでは覚え方です。
cellの’c’は、そのまま読むとシーなので、「CD(cディー)」とします。sellの’s’の方は、そのまま読とエスなので、こちらは「S字カーブ(s字カーブ)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:CDが「細胞」分裂、カーブを「売る」

cellとsell2

この新CDには自己増殖(ぞうしょく)機能があり、細胞分裂をして、自動的に増えていきます。
増えるタイミングは、あらかじめ30日ごとに設定されています。
これは、ちょうど傷つく頃に複製ができる計算になっているということです。
この頻度(ひんど)は、CDを購入したお店に持っていくと、いつでも変更が可能です。

ただ、傷がつくと、正しく複製されなくなってしまうので、取り扱いには注意しなければなりません。
傷がついたら、複製ができなくなってしまったとか、その反対に、増殖がとまらなくなって、最後には家を破壊したなどという話も伝わっています。【><】

一方、チカちゃんが、健康堂という、健康器具を取り扱うちょっと怪しげな路上販売店で、「S字カーブ補正用具」なるものを買っています。
くわえて、そこの店員さんがアルバイト中のワル男君というのも、その怪しさに拍車をかけています。(笑)
チカちゃんは、別段気にしていないようですが…、【><】

さて、確かに、姿勢を良くして、背中のS字カーブを常に保つよう心懸けることは、健康増進につながるとは思います。
が、これを体に埋め込むって…、一体どうやってやるのでしょうね。(謎)

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Our bodies are made up of cells.
(私たちの体は、細胞から成り立っている)
The self-derived cell is a mucosa cell, a muscle cell, an adipose cell or a combination thereof.
(自己由来細胞は、粘膜細胞、筋肉細胞、脂肪細胞、またはこれらの組合せである)
Do you sell newspapers?
(新聞は売ってますか?)
Akira is selling his car for 100,000yen.
(明は、車を10万円で売ろうとしている)


larvaとlava

larva [ˈlär-və]は「幼虫(ようちゅう)」、lava [ˈlä-və]は「溶岩(ようがん)」です。
綴りの違いは、「幼虫」の方には’r’があり、「溶岩」の方にはありません。

larvaとlava

それでは覚え方です。
larvaの方にある’r’は、アルと読めるので、「アルカリ電池(rカリ電池)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、アリカリ電池があるかどうかの違いということで、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:幼中に「アルカリ電池あり」、溶岩に「アルカリ電池なし」

これだけではイメージしにくいかと思いますので、今日は以下のようなイラストを描いてみました。

larvaとlava2

この幼虫の母親は、いわゆるサイボーグで、背中にアルカリ電池が入っているようです。
が、良く見ると、胴体の太さとアルカリ電池の太さがほぼ同じです。
ということは、胴体の真ん中は、体をくねらせることができないということになります。

ということは、全身を使って体をくねらせることができないということで、これでは、木に登るのはおろか、落ち葉の上を歩くことさえ困難で、エサをとることも難儀(なんぎ)でしょう。

あっ! (゚o゚)サイボーグなのでした。(爆)

一方、溶岩というのは、長い間地中で、高温でどろどろに溶けていた物質が、火山の噴火で飛び出し、やがて冷めて固まったものです。
しかしながら、チッチは、溶岩の中にアルカリ電池が入っていると思っているようで、そのことを本人に直接質問しています。

何故、チッチはそう思ったのでしょうか?
地中で煮えたぎる熱いマグマのように、私もその疑問を融解(ゆうかい)したいものです。

あっ!(゚o゚)こういうときには、融解ではなく『氷解(ひょうかい)』という言葉を使うのでした。【><】

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

It was a small, green larva of a white cabbage butterfly.
(それは、小形で緑色のモンシロチョウの幼虫だった)
The cooling lava continued to gutter toward lower ground.
(冷却された溶岩は、低地の方へ、筋(すじ)になって流れ続けた)


stabとstub

stab [ˈstab]は「刺す」、stub [ˈstəb]は「(鉛筆の)使い残り」です。
綴りの違いは、「刺す」の方は右から2番目の文字が’a’、「(鉛筆の)使い残り」の方は同じく右から2番目の文字がu’です。

stabとstub

それでは覚え方です。
stabの方は、頭の上に針を立てたa(A)君が、突然ジャンプして、t君の頭に突き刺さったところを想像しましょう。
stubの方は、ちびた鉛筆君が、キャップ代わりになってくれたu君のお蔭で、復活した姿を想像してください。

stabとstub2

a君、一体どうしちゃったんでしょうね。
一方、u君の方は献身的(けんしんてき)ですね。(^^)
ただのアルファベットに、献身的という言葉を使うのは、何かヘンですが…。(爆)

stabは、ナイフなどのとがったもので刺すという意味の単語ですが、実際に刺さなくても、そのようなすばやい動作をするときにも使えます。

stab the air
(空(くう)を突く)

一方のstubは、鉛筆の使い残りのほか、タバコの吸殻や、ろうそくの残りにも使えます。
stub outといえば、「タバコをもみ消す」という意味になります。
また、切符や入場券などを受け取ったしるしとして渡される「半券」の意味にも使うことができます。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The hoodlum stabbed his arm.
(その暴漢は、彼の腕を刺した)
She stabbed her finger the girl’s check.
(彼女は、少女のほっぺたをちょんと指で突いた)
The teacher raised his voice and stabbed the air with his pencil.
(先生は、声を張り上げ、鉛筆で空を突いた)
The army of ants was carrying a pencil stub.
(アリの大群れが、鉛筆の使い残りを運んでいた)
He stubbed out his cigarette .
(彼は、タバコの吸殻をもみ消した)
His hobby is collecting movie ticket stubs.
(彼の趣味は、映画の半券を集めることです)


adoreとadorn

adore [ə-ˈdor]は「敬愛する」、adorn [ə-ˈdorn]は「飾る」です。
綴りの違いは、「敬愛する」の方は一番右の文字が’e’、「飾る」の方は同じく2番右の文字が’n’です。
ここでは、’re’と’rn’の違いとします。

adoreとadorn

それでは覚え方です。
adoreの’re’は、そのまま読むとレなので、「霊(reい)」とします。adornの’rn’の方は、そのまま読むとルンなので、こちらは「ルンルン(rnルン)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:を「敬愛する」、ルンルン気分で「飾る」

adoreとadorn2

ある日の午前、定吉ジイさんがコンビニ弁当を買おうと玄関のドアを開けると、外はふわふわと雪が降っています。

「おっ、雪が降っとるわい」

定吉ジイさんは、傘立てからいつもの黒い傘(かさ)を取り出すと、開こうとしました。

するとそこへ、生前定吉ジイさんの親友だった柳ゆうれいさんが現われて、いいました。

「ジイさん、今日はそっちの白い傘をさして行った方がいいよ」
「え? わしはこの傘がけっこう気に入っとるんじゃが」
「悪いことはいわないから、今日は白い方にしときなよ」
「分かった。そうするわい」

定吉ジイさんは、良く分からないままに、柳さんの忠言(ちゅうげん)通り、白い傘をさして家を出ました。

やがて、目的地のコンビニが見えてきました。
すると突然、「ブーン」という音とともに、黒いかたまりが定吉ジイさんの方に突進してきました。

「うわっ、アブじゃ!」

定吉ジイさんは、地面に伏せようとしますが、金縛りにあったように、体がまったく動きません。

「襲われる!」

定吉ジイさんは、観念(かんねん)して目を閉じました。

が、アブの大群は、定吉ジイさんにはまったく目もくれずに素通りし、数メートル先を歩いていた葬式帰りと思われる黒い喪服(もふく)を着た3人組に襲いかかりました。

「うわー!」
「きゃー!」
「ぎゃー!」

裂帛(れっぱく)の声が上がり、その後は一瞬の静寂。
そしてやがて、定吉ジイさんの耳に、どこからか救急車のサイレンの音が聞こえてきました。

☆          ☆

「おお、そういうことだったのか!」

コンビニからの帰り道、定吉ジイさんは思い出したのです。アブは、黒い物に興奮するということを。
そして、この事件が起こることを柳ゆうれいさんは知っていて、ジイさんに白い傘をすすめたのだということを。

「柳さーん! ちょっと来てくれー!」

定吉ジイさんは、大声で叫びました。
すぐに、その声を聞きつけた柳さんがやってきます。

「柳さん、お蔭で助かったわい!」

定吉ジイさんはいいました。
そして、雪の上にひざまずくと…。
その後は、イラストの通りです。

しかし、定吉ジイさん、アブなかったですねぇ。(爆)

一方、チカちゃんが、自宅でSuper源さん著の『ダジャ単』で笑いながら英単語を覚えていると、外で「ドサッ!」と何か大きな物を置くような音がしました。

「何かしら?」

不審(ふしん)に思ったチカちゃんが、外に出てみると、玄関前の通りに、貧相(ひんそう)な雪だるまが置いてあります。

「あらあら、これじゃ寒そうね」

チカちゃんは、いいました。

「よし、この雪だるまに、飾りつけをしてあげよう!」

そして、家の中に戻ると、みかん、花びら、風船、こけし、そしてちょっと珍しいオムレツ型をしたお守りなどを持ってきて、雪だるまの装飾を始めました。

やがて、雪だるまをこてこてに飾り終わると、チカちゃんは満足して家の中に戻っていきました。

玄関のドアが閉まり、チカちゃんの姿が見えなくなると、雪だるまはいいました。

「あのう、この飾りつけ、はっきりいって迷惑なんですけど。しかも、オレ男だから、この赤いリボンはちょっと…」
チャンチャン!

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

It is important to adore God and to respect one’s parents.
(神を敬愛し、父や母を敬うことは大切なことです)
We miss our adore grandmother.
(敬愛するおばあちゃんがいなくて寂しい)
She likes to adorn her room with flowers.
(彼女は、部屋を花で飾るのが好きだ)
Her paintings adorn the wall.
(彼女の描いた水彩画が、その壁を飾っている)


lustとrust

lust [ˈləst]は「性欲」、rust [ˈrəst]は「錆(さ)び」です。
綴りの違いは、「性欲」の方は1番左の文字が’l’、「錆び」の方は同じく1番左の文字がr’です。

lustとrust

それでは覚え方です。
lustの方は、性に目覚めたl君が、uさんをぎゅっと抱きしめているところを想像しましょう。
rustの方は、錆びた鉄の棒が、ボキッ!と折れたところだと想像してください。

lustとrust2

思春期になれば、性に目覚めるのは自然なことですが、l君の場合は、何かヘンな薬でも打っているのか、ハヒハヒいっていて異常ですね。(苦笑)
同時に、ものすごい力も出しているようで、uさん痛そうです。【><】

一方、鉄の棒が折れてしまいました。
早急(さっきゅう)に交換が必要ですね。
が、鉄が錆びるというのは、鉄が酸素と結びついて起こる「酸化現象」。
暴力との結びつきはないので、交換にあたり、痛みに新棒(辛抱)する必要はなさそうです。(笑)

今日は、印象が強烈だと思うので、例文はなしです。【><】

といいつつ、少しだけ…。(^^;

Iron starts to rust as soon as it comes into contact with the air.
(鉄は、空気に触れると、すぐに錆び始める)
The special filter is composed of a paper material into which a rust-preventing agent is impregnated.
(その特殊フィルターは、防錆剤(ぼうふざい)が含浸(がんしん)された紙素材で構成されている)


linkとrink

link [ˈliŋk]は「連結」、rink [ˈriŋk]は「スケート場」です。
綴りの違いは、「連結」の方は1番左の文字が’l’、「スケート場」の方は同じく1番左の文字がr’です。

linkとrink

それでは覚え方です。
linkの方は、たくさんのl(L)’が連結しているところを想像しましょう。
rinkの方は、’r’型のしっかりした柱が、スケート場を支えているところを想像してください。

linkとrink2

『L』が、たくさん連結されていますね。
実は、これは上端の一部で、この下にも多くのLがつながっています。
ちょうど、ブラインドやすだれのような感じで、その長さは無限ともいえるほどです。
一番下は、地獄まで達していて、ときどき業火(ごうか)に焼かれた罪人が上端まで登ってきます。
というのは上端(冗談)です。(爆)

一方、r型のしっかりした柱に支えられたスケート場の上で、チュー吉が楽しそうにスケートをしています。
このスケート場は、小動物専用に作られたもので、ネズミのほか、ハムスターやフェレットなどもすべることができます。
アリ男君、チュー吉の上達ぶりに感心していますね。

ところで、チュー吉がまだスケートを始めたばかりの頃に、一度勢い余って鉄柵(てつさく)を壊し、場外に飛び出したことがあります。
チュー吉は、スケートをはいたまま、風にあおられて、忍者の手裏剣(しゅりけん)の如(ごと)くくるくると回転し、何と、その後見事に下の道路に「スタン!」と着地したのです。
それをみたアリ男君はいいました。「スゲー!」と(スケート)。【><】

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The necklace was a link with her past.
(その首飾りは、彼女の過去の経歴とつながっていた)
Click on the link below for details.
(詳細は、下のリンクをクリックしてください)
While skating at the ice rink he fell on his rear.
(彼は、アイススケートをしていて、しりもちをついた)
After the ceremony, Asada said, “The rink is great. Now I’m more eager to perform well at the World Championships next month.”
(セレモニーの後、浅田選手は「このリンクはすばらしい。これで,来月の世界選手権で良い演技をしたいという思いが強くなった」と語った)