2016年01月一覧

spurtとspout

spurt [ˈspərt]は「噴出する」、spout [ˈspau̇t]は「急須(きゅうす)の口」です。
綴りの違いは、「噴出する」の方は左から3番目と4番目の文字が’ur’、「急須の口」の方は同じく左から3番目と4番目の文字が’ou’です。

spurtとspout

それでは覚え方です。
spurtの方にある’ur’は、ウルと読めるので、「うるさい(urさい)」とします。spoutの’ou’はオウと読めるので、「覆う(おou)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:うるさい「噴出(噴出する)」、目覆う「急須の口」

これだけではイメージしにくいかと思いますので、今日は以下のようなイラストを描いてみました。

spurtとspout2

時は不詳(ふしょう)、草木も眠る丑三つ時(うしみつどき)、鉛筆君がいつものように立ったまま眠っていると、突然

「どーん、どーん!」

と、大きな音が部屋中に響きわたりました。
その音がいつまでも続くので、鉛筆君は、半分目が覚めてしまいました。

が、鉛筆君は疲れていて、とても眠かったので、

「うるさいな」

と、もごもごいっただけで、また眠ってしまいました。

その騒音の原因は、アメーバーパートⅡ君の、深夜の太鼓練習です。
彼は、1週間の盆踊り大会で太鼓を叩くので、その練習をしているのです。

と突然、外で、

「プシュー!」

と音がして、噴(ふ)き上がった水が部屋の中にものすごい勢いで入ってきました。
どうやら、アメーバー君の出す音の振動で、水道管が破裂(はれつ)してしまったようです。(O_o;ゲゲッ!

しかし、鉛筆君、立ったまま眠ることができるなんて、なかなか器用ですね。(笑)

ちなみに、鉛筆君は今、どんな夢を見ているのでしょう?
少なくとも、夢に「色」はついていないようです。(笑)

一方、食べ物を求めて台所を歩いていたアリ男君は、テーブルの上に置いてある急須の口に、小さなひびが入っているのを見つけました。
アリ男君は、急須君にそのことを告げると、巣に戻って、瞬間接着剤を取ってきました。
そして、テーブルの上によじ登ると、つま先立ちをして急須君の口を修理しようとしますが、いかんせん背が小さいために、まったく届きません。

思い余ったアリ男君が、接着剤をかかえて苦労して急須の上まで登り、先端まで行き、いざ接着剤を流そうとしたその瞬間、

「ボキッ!」

何と、接着剤の重さで、ひびの入っていた急須君の口が折れてしまいました。

「わっ!」
「あっ!」

2人は、同時に叫びました。

アリ男君は、急須君を修理してあげようとして、逆に壊してしまったわけです。
しかも、もはや修理不能の致命的な状態に!

これで、万事急須(休す)!(爆)

しかし、急須君、目を覆っているのに、指の隙間からしっかり見ていますね。(苦笑)
こう見えて、なかなかのしたたか者なのかもしれません。

ちなみに、こういうのを、ことわざで「壊し(怖し)見たし」といいます。
試験に出るので、覚えておきましょう。(笑)

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The water spurted from the broken pipe.
(穴のあいたパイプから、水が噴き出した)
Blood spurted through his nose.
(彼の鼻から、血が噴き出した)
The spout of the teapot has broken.
(急須の注ぎ口がかけた)
The tea straining net may be easily attached and detached to and from the teapot body.
(茶漉し網は、急須本体に容易に着脱することができる)


weldとwield

weld [ˈweld]は「溶接(ようせつ)」、wield [ˈwēldは「振り回す」です。
綴りの違いは、「振り回す」の方には’i’があり、「溶接」の方にはありません。

weldとwield

それでは覚え方です。
wieldの方にある’i’は、アイと読めるので、「相打ち(i打ち)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、相打ちがあるかどうかの違いということで、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:溶接に「相打ちなし」、振り回ば「相打ちあり」

これだけではイメージしにくいかと思いますので、今日は以下のようなイラストを描いてみました。

weldとwield2

パー君は、先週から溶接工場でアルバイトをしています。
この工場には、取引先の大手自動車工場から、自動車の部品が納品(のうひん)され、指定箇所(していかしょ)に溶接をほどこしたものが、検査後に返納(へんのう)されます。

さて、溶接には、アセチレンガスなどを使ったガス溶接と、電気を使った電気溶接とがあります。
この工場では、アセチレン溶接のみを扱っています。
パー君、アセチレン溶接など生まれて初めての経験なので、最初とまどっていたようでしたが、やっと少し慣(な)れてきたようです。
手つきも、だいぶ良くなってきました。(^^)

しかしながら、この工場の社訓-利益第一、安全第二-というのはいただけませんね。【><】
まあ、営利主義(えいりしゅぎ)を前面に打ち出しているということは、ある意味正直な会社なのでしょうけれども…。(苦笑)
ともあれ、このアルバイト、大当たりだったようで、安全第二というのはいただけませんが、給料はたくさんいただけるようです。(笑)

一方、ワル男君とパー君は、お互いに棒を振り回していたところ、相打ちとなってしまいました。
2人の人間が、同じ場所で棒など振り回していれば、相打ちになることもあり得ます。

が、この2人の場合は、相打ちになった理由が、奇妙奇天烈(きみょうきてれつ)です。
彼らいわく、『2人の人間が、同じ場所で物を振り回しても何の問題もない。何故なら、相手が自分に向かってきたら、普通はよけるはずだから』というのですが、実際には、どちらもよけられていませんね。

というより、このように、2人の人間が別々に棒を振り回していて相打ちになる確率というのは、かなり低いように思われます。
ゼロではありませんが…。

また普通は、棒などで打たれたら、「痛いっ!」とか叫(さけ)ぶものですが、この2人の場合は叫ばずに、舌(した)をベロローン!と出しています。
この点においても、奇妙奇天烈です。(?_?)
まあ、普通ではない、ということなのでしょうね。(苦笑)

ちなみに、ワル男君とパー君は、このあとお互いに非を詫(わ)びたあと、駅前のイタリアンレストランにスパゲティーを食べに行ったようです。
えっ、何を食べたかですって?
それはもちろん、ベロロンチーノ(ペペロンチーノ)です。(笑)

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

On cooling, a weld joint is formed.
(冷却すると、溶接継手(つぎて)が形成される)
The wielding does not completely weld the long side direction.
(その溶接は、長辺方向を完全には溶接しない)
A weld position of the part is set by a program transferring the torch to the weld position.
(その部品の溶接位置は、トーチを溶接位置へ移動させるプログラムによって設定される)
Don’t wield such a dangerous thing.
(そんな物騒(ぶっそう)な物を振り回すな)
It is dangerous to wield an edged tool in such a way.
(そのように刃物を振り回すことは、危険だ)
I can not wield this sword.
(私には、この太刀(たち)は振り回しきれない[自由にならない])


ratとrut

rat [ˈrat]は「ネズミ」、rut [ˈrət]は「轍(わだち)」です。
轍というのは、車が通ったあとに残る車輪の跡のことです。
綴りの違いは、「ネズミ」の方は真ん中の文字が’a’、「轍」の方は同じく真ん中の文字がu’です。

ratとrut

それでは覚え方です。
ratの’a’は、ネズミが大好物のチーズをかじっている姿であると想像しましょう。
rutの’u’は、タイヤが転がって行ったあとにできた溝(みぞ)だと想像してください。

ratとrut2

このネズミ君、よっぽどお腹がすいていたのか、おいしそうにチーズを食べていますね。(^^)
大好物であれば、なおさらです。
いい機会なので、写真を撮(と)ってあげましょう。

「はい、チーズ!」「パチリ!」(笑)

一方のタイヤ君、地面に深い溝を残しながら、「ドドドドド!」と、大音響とともに、豪快(ごうかい)に走り去って行きましたね。
見た目はただの一輪のタイヤですが、実はどんな急坂でも登れるような、強力なエンジンが搭載(とうさい)されているようです。
見かけは一輪ですが、真っ黒くて、まるで七輪(しちりん)のようですね。(爆)

また、これだけのパワーがあれば、五輪(ごりん=オリンピック)にも出場できそうです。(笑)

ちなみに、ratはmouseよりも体がひと回り大きなドブネズミのことで、英語では、ratは犬が取るもの、mouseはネコが取るものとされています。
一方のrutは、車の通ったあとにできる溝ですが、ここから「決まりきった考え」「常軌(じょうき)、常道(じょうどう)」という意味でも使われます。

「in a rut」といえば、ちょうど轍をなぞるように、毎日毎日同じことの繰り返しで、「マンネリ化した」といった意味になります。
が、a’を忘れて、「in rut」としてしまうと、特に鹿(しか)などの動物が「発情した」というまったく別の意味になってしまうので、注意が必要です。

この2つの区別法としては、「in rut」の方は、発音が「インラット」なので、

淫乱(いんらん)」とても「発情した」

と、ダジャレで覚えておけば、どっちがどっちだったか、混乱することはないでしょう。(^^)

最後に、これらの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

A rat squeaked.
(ネズミが、チューチュー鳴いた)
My ear was bitten by a rat.
(私は、ネズミに耳を齧(かじ)られた)
He is like a rat in a trap.
(彼は、袋のねずみも同然だ)
We walked the deeply rutted lane.
(私たちは、深いわだちのできた小道を歩いた)
They fell into a conversational rut.
(彼らの会話は、マンネリ化した)
Shame on you, behaving like a dog in rut.
(盛りのついた犬じゃあるまいし、みっともない)


balletとbullet

ballet [ˈba-ˌlā]は「バレエ」、bullet [ˈbu̇-lət]は「弾丸(だんがん)」です。
綴りの違いは、「バレエ」の方は左から2番目の文字が’a’、「弾丸」の方は同じく左から2番目の文字が’u’です。
が、もう一度、今度は全体を見渡してみると、バレエの方にはball(ボール)が、弾丸の方にはbull(牛)が入っていることに気づきます。

ということで、ここではballとbullの違いとします。

balletとbullet

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:ボールで「バレエ」、の「弾丸」

これでは、何のことか分からないと思うので、今日は、以下のようなイラストを描いてみました。

balletとbullet2

チカちゃんが、ボールの上でバレエをしています。
ここは、チカちゃんの地元の公民館。
公民館では今日、中学校主催(しゅさい)の「曲芸バレエコンクール」の大会が行なわれています。

「曲芸バレエコンクール」というのは、今年から中学校のイベントのひとつとして新しく始まったものです。
そして、母校であるダジャレ中学校で、見事予選に勝ち残ったチカちゃんが、今、本番の最中なのです。

チカちゃん、この大会を突破(とっぱ)して、まずは全国大会まで行けるといいですね。(^^)

チカちゃんは、見ての通り可愛くて、性格が優しいこともあり、今回こうして曲芸バレエの予選に勝ち残ったことで、出身のダジャレ中学校では、今ちょっとした人気者となっています。
これは本当かどうか分かりませんが、密(ひそ)かにブロマイドが売買されているという話も聞きます。え?(゚o゚)
私も、そんなチカちゃんと、是非おチカ(近)づきになりたいです。(^^)

一方、牛が弾丸に乗って、大空をものすごいスピードで疾走(しっそう)しています。おお!(゚o゚)
決っして、毎日の生活がホトホトイヤになって、家族のもとから失踪(しっそう)してきたわけではありません。【><】

が、不思議なことにこの牛君、何故、自分が今空を飛んでいるのか、まったく分からないというのです。
牛君の弁(べん)によれば、昼寝をしていて、ふと気づくと、弾丸に乗って空を突っ走っていたというのです。
が、そんなことがあるのでしょうか?

もしも、そんなことがあるのだとすれば、次の瞬間には、このイラストから飛び出してきても、まったくおかしくありません。
おかしいか。(爆)

ひとつだけはっきり分かっていることは、この牛君がこのあとどこへ行くのか、はっきり分からないということです。(。o゚?)フニャ

しかしこの弾丸、大きいですねー。
牛が一頭乗れてしまうとは、タマげた大きさです。(笑)

さて最後に、これらの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

She is learning ballet.
(彼女は、バレエを習っています)
This is the third year since I started learning ballet.
(私は、バレエを習い始めて3年目になります)
When I was a child, I loved ballet.
子供の頃、私ははバレエが大好きでした)
The bullet glanced off the target.
(弾丸は、的をかすめた)
Bullets spanged into the tree.
(弾丸が、木に跳(は)ね返った)
It was as fast as a bullet.
(それは、弾丸の様に速かった)