allyとalleyとalloy

ally [ə-‘lI]]は「同盟」、alley [‘a-lE]は「裏通り」、alloy[ˈa-ˌloi]は 「合金」です。
スペルの違いは、同盟には’e’がなく、裏通りには’e’があり、合金には’o’があることです。

allyとalleyとalloy

それでは覚え方ですが、裏通りにある”e’を「いい」と読み、合金にある’o’を「おおきな(oきな)」と読むことにします。
そうすると、これら3つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:「同盟だ!」 いい「裏通り」で 大きな「合金」ロボ 合意

これだけだと、イメージしにくいと思うので、今日は、以下のようなストーリーを作ってみました。

ある日、「EX合金 Dr.スランプ DXアラレちゃん」が、鼻歌を歌いながら、カシン、カシン!と街を歩いていると、「AM-19 ガイアユニクロン」がズシンと肩にぶつかってきました。

以下は、その時の2人の会話です。

AM-19 ガイアユニクロン:「アッ、ゴメン!」
DXアラレちゃん:「あら、久しぶりね。今、何してるの?」
AM-19ガイアユニクロン:「今? アラレと話してる」
DXアラレちゃん:「そうじゃなくてーっ!」
AM-19ガイアユニクロン:「そうそう、実はオレ、アラレを捜してたんだ。一緒に宇宙同盟を作らないか?」
DXアラレちゃん:「宇宙同盟? その目的は?」
AM-19ガイアユニクロン:「世界平和さ」
DXアラレちゃん:「分かったわ。でも、同盟を作るためには、何か資格がいるんじゃないの?」
AM-19ガイアユニクロン:「うん、資格は1つだけ。身長が5メートル以上あること」
DXアラレちゃん:「それなら大丈夫だわ。実はあたし、去年からロボット用成長促進剤を飲んでいて、今5メートル17センチあるの」
AM-19ガイアユニクロン:「よし、決まりだ!」
(ここで、2人はガシッ!と握手をかわす)

これが、「ガイアユニクロン&アラレ同盟」誕生の、世紀の瞬間であった!

と、今日はだいぶ吹っ飛んだ内容になってしまいましたが(爆)、この光景を心に描きながら、上の短文を何度も唱えてみましょう。そうすれば、皆さんはきっともう、今後allyとalleyとalloyで混乱することはないでしょう。

最後に、これらの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

Koretoyo tried to stabilize his territories by establishing an ally with the Otomo and Sagara clans.
(惟豊、大友氏、相良氏と同盟を結ぶことで、領国の安定を図った)
The tide of war has turned in favour of the Allies.
(同盟軍の旗色が好くなった)
The robber attacked her on a back alley.
(強盗は、裏通りで彼女を襲った)
The car twisted through back alley.
(車は、裏通りを縫うようにして走っていった)
The ABC12 includes a brazing alloy.
(ABC12は、ろう付合金を含む)
The solder layer 8 includes at least one alloy selected from a group comprising a gold-tin alloy, a silver-tin alloy, and a lead-tin alloy.
(はんだ層8は、金錫合金、銀錫合金および鉛錫合金からなる群より選ばれた、少なくとも1種を含む)


lightとright

light [‘lIt]は「光」、right [‘rIt]は「右」です。
綴りの違いは、「光」の方は1番左側が’l、「右」の方は’r’です。

lightとright

それでは覚え方です。
lightの’l’を、ゆらゆらと燃えるろうそくの炎だと想像しましょう。rightの’r’の方は、右向きの矢印だと想像してください。

lightとright2

ちなみに、rightには、もうひとつの意味がありますが、ご存知ですか?
そうです、「正しい」ですね。
rightには、「右」と「正しい」と、2つの意味があります。

それでは、何故「右」が「正しい」のでしょうか?

rightは、古くは”riht”と綴り、そのもっとも古い意味は、「物理的に真っ直ぐな、曲がっていない(straight, not bent)」です。
この意味が、道徳・精神に適用されて、「道徳的に真っ直ぐな(morally correct)」⇒「正しい」という意味になったようです。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The light source generates light.
(光源は、光を発生する)
The fluorescent [flˈresənt] light doesn’t light up.
(蛍光灯が点灯しない)
The blue light laser is used in the treatment of skin cancer.
(青色レーザーは、皮膚がんの治療に使われる)
I’m right-handed.
(私は、右利きです)
Japanese cars are right hand drive.
(日本車は、右ハンドルです)
I think you are right. If I were you I would do the same.
(あなたは正しいと思う。もしも私があなただったら、同じことをするだろう)


foulとfowl

foul [‘faul]は「反則」、fowl [‘faul]は「家禽(かきん)、鳥類」です。
綴りの違いは、「反則」の方は右から2番目が’u’、「家禽(かきん)、鳥類」の方は同じく右から二番目が’w’です。

それでは覚え方です。
foulの’u’を、蓋(ふた)のあいたポリバケツとし、ここにいろいろな物を投げ込んでいるところを想像しましょう。一方のfowlの’w’は、鳥がロケットのように「ビューッ!」と空高く舞い上がる姿だと想像してください。

さて皆さん、左側のfoulのイラストが、何故「反則」の意味になるのか分かりますか?
そうです、ビール瓶・英単語本[ダジャ単]・ハサミを、分別(ぶんべつ)せずに皆一緒に捨てているので、ルール違反、つまり「反則」なのです。
し、しかし、私の英単語本が…。(;;)(^-^)

foulは、「ファール」と、もはや日本語にもなっている、日本人にはおなじみの単語です。
野球やサッカーの試合をみていて、この言葉を一度も聞かない日の方が珍しいくらいです。
foul a ballといえば「ファールボールを打つ」、foul outといえば「捕手へのファールフライでアウトになる」という意味になります。

foulにはまた、「不快な匂い」という意味もあります。
foul breathといえば「臭い息、口臭」、foul odorといえば「悪臭、腐敗臭」の意味です。

fowlというのは、ちょっと分かりにくい単語です。
これは、にわとりのような、肉や卵を収穫するために飼われている鳥類を指します。
通常は、「にわとり(あるいはめんどり)」と訳してしまっても差し支えないでしょう。

また、これらの鳥からとれた肉の意味でも使われます。
さらに、広く「鳥」の意味で、”bird”と同義で使われることもあります。

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

He called the ball foul.
(彼は、そのボールをファウルと判定した)
He made a foul play in volleyball by dribbling.
(彼は、バレーボールでドリブルという反則を犯した)
He has a foul breath.
(彼は、息が臭い)
The domestic fowl is a poor flier.
(鶏は、飛ぶのは下手だ)
A fowl, if kept long, gets high.
(鳥は、長く置くと臭くなる)
Better a fowl in hand than two flying.
(手の中の鳥一羽は、森の中の十羽に勝る)


belowとbellow

below [bi-‘lO][は「より下に」、bellow [‘be-lO]は「(牛などが)大声で鳴く」です。
綴りの違いは、真ん中に挟まれている’l’の数が「より下に」の方は1つ、「大声で鳴く」の方は2つです。

それでは覚え方です。
belowの’l’を、下向きの矢印だと想像しましょう。bellowの’ll’の方は、上を向いて鳴き叫んでいる鳥のくちばしだと想像してください。

しかしこの鳥、ものすごく痛そうですね。足が罠(わな)にでも「バチンッ!」とはまったのでしょうか?
いいえ、違います。どうもベロ(舌)を切られたようです。

belowは、「より下に」「より少ない」」「より劣って」などの意味をもつ単語です。
below averageといえば「平均以下の」、below expectationsといえば「予測を下回る」、below average in intelligenceといえば「知能が普通以下で」という意味になります。

一方、bellowは、もともと「牛がモーと鳴く」という意味でしたが、牛の声は大きくて良く通ることから、「怒鳴る」という意味が出てきました。
bellow into the phoneといえば「受話器に向かって怒鳴る」、bellow out an orderといえば「怒鳴り声で命令する」という意味になります。
また、bellow with painといえば。「苦痛でわめく」という意味になります。

上のイラストが、まさにこの意味ですね。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

It is attached below.
(下記に添付されています)
See below for an example.
(以下の例を見よ)
The annual mean temperature at the South Pole is 60 degrees below zero.
(南極の年平均気温は、氷点下60℃です)
The bull bellowed in the pasture.
(牧場で、牛がモーと鳴いた)
I bellowed out the popular song.
(私は、どなるようにその流行歌を歌った)
His bellow filled the hallway.
(彼の怒声は、廊下にあふれた)


industrialとindustrious

industrial [in-‘dəs-trē-əl]は「産業の」、industrious [in-‘dəs-trē-əs]は「勤勉な」です。
綴りの違いは、語尾がそれぞれ’al’と’ous’です。

industrialとindustrious

それでは覚え方です。
industrialの方の語尾の’al’を、「或る」とします。そして、industriousの語尾の’ous’を「朝」とします。
そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:或る国家の「産業(の)」スパイ、まで働く「勤勉な」 

スパイには3種類あります。「機関員(インテリジェンスオフィサー)」「協力者(エージェント)」「産業スパイ」です。

機関員は、外交官(がいこうかん)や駐在武官(ちゅうざいぶかん)として外国に赴任(ふにん)し、政治家や官僚と接触して協力者とし、集めた機密情報を本国に送ります。特殊な訓練を受けています。

協力者は、機関員の望む情報・資料・物資などを直接得たり、その仲介をしたりする、いわば実動部隊です。

そして、産業スパイは、主に企業の情報収集を行ないます。
社員を辞職に追い込んだり、労働組合を扇動(せんどう)したりすることもあります。
外国企業から軍事技術を収集するのも、産業スパイの仕事です。

少しでも多くの情報を集めるためには、常にアンテナを張り、いつでも行動できる体勢をとっておく必要があります。
朝まで働く勤勉さが必要な職業といえるでしょう。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The town is an industrial community.
(その町は、産業共同体である)
Usually, okara is disposed as industrial waste.
(通常、おからは産業廃棄物として処理される)
Below, we’ll see the efforts towards industrial sophistication and the measures to foster new industries of South Korea.
(以下では、韓国の産業高度化に向けた取組と、新産業育成策についてみていく)
The Japanese are an industrious people.
(日本人は、勤勉な国民です)
He is an industrious student.
(彼は、勤勉な学生です)
Industrious people look down on laziness.
(勤勉な人は、怠惰を軽蔑する)

上の暗記句で、industrialとindustrious違いをしっかり覚えてしまいましょう。


layとlie

lay [‘lA]は「横たえる」、lie [‘lI]は「横たわる」です。
綴りの違いは、横たわるの方は2番目と3番目が’ay’、横たえるの方は同じく2番目と3番目が’ie’です。
layとlie

それでは覚え方です。
layの’l’を、人がまっすぐに立っている姿とします。そして、この人物が’ay’君を右方向にゴロリ!と転がし、横たえたところを想像してください。
一方のlieは、人が両手両足を高く上げた姿とします。’l’が足の部分、’i’が手の部分、’e’が頭の部分です。
そして、やがてこの人物が足をドンッ!と床の上に下ろして横たわり、グーグーと高いびきをかいて寝始めたところを想像してください。

layとlie2

ay君、横たえてもらったうえに、枕までしてもらって気持ち良さそうですね。
ie君の方は、よっぽど疲れていたのか、横たわるやいなや腕を下ろすのを忘れて眠ってしまいました。(笑)

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

I lay myself down.
(身を横たえる)
She laid her baby down.
(彼女は、赤ん坊を寝かせた)
He layed out a vinyl sheet.
(彼は、ビニールシートを敷いた)
I lie on my face.
(うつぶせに寝る)
I lie on the ground.
(地面に横たわる)
I need to lie down on the bed.
(私は、ベッドに横になりたい)


babbleとbubbleとdabble

babble [‘ba-bəl]は「片言(かたこと)」、bubble [‘bə-bəl]は「泡」、dabble [‘da-bəl]は「水をはねかける」です。
綴りの違いは、最初の単語2つは’b’で始まり、最後の単語のみ’d’で始まっています。
また、2番目の文字がそれぞれ’a’、’u’、’a’となっています。
簡単にするために、ここではそれぞれ’ba(バ)’と’bu(ブ)’と’da(ダ)’の違いとします。

それでは覚え方ですが、その前の約束事として、少し無理がありますが、dabbleは「ダンプ」と読むことにします。
そうすると、これら3つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:ブバブ「片言」、クブク「泡」、ンプが「水をはねかける」

今日のはちょっと長いですが、何度も繰り返し読んでみてください。一度覚えてしまえば、そう簡単には忘れないでしょう。


flameとframe

flame [f’lAm]は「炎」、frame [f’rAm]は「枠、枠組み」です。
綴りの違いは、「炎」の方は左から2番目の文字が’l’、「枠、枠組み」の方は同じく左から2番目の文字が’r’です。

flameとframe

それでは覚え方です。
flameの’l’は、炎の揺れるろうそくだと想像しましょう。frameの’r’の方は、賞状などを入れる額縁(がくぶち)の角であると想像してください。

flameとframe2

ちなみに、a clear flameは「あかあかと燃える炎」、a flicker flameは暖炉(だんろ)などで「ちょろちょろと燃える炎」、the tip of a flameは「炎の先端」の意味です。
burst into flamesといえば、「パッと燃え上がる」「火の手が上がる」「爆発炎上(ばくはつえんじょう)する」という意味になります。

また、a picture frameは油絵などを入れる「絵の額縁」、a window frameは「窓枠」、the frame of an umbrellaといえば「傘の骨」の意味となります。

frameはまた、建物、船、自動車などの機械の「骨組み」や、人間や動物の「体格、骨格」の意味でも使われます。

the frame of a planeといえば「飛行機の構造」、the frame of gymnasium [gym・na・si・um] といえば「体育館の構造」、a man of frameといえば「がっしりとした体格」という意味になります。

最後に、双方の英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The bursting flame damaged the house.
(突然の出火で、その家は損害を受けた)
The flame wavered and then died.
(炎がちらちらして、それから消えた)
The bus burst into flames while ferrying children home from school.
(そのバスは、子供たちを学校から家に送り届ける途中、爆発炎上した)
He fitted the picture into the frame.
(彼は、その額縁に絵をはめ込んだ)
He painted the window frames yellow.
(彼は、窓枠を黄色く塗った)
He has a compact frame.
(彼は、締まった体格だ)


altarとalter

altar [‘Ol-tər]は「祭壇」、alter[‘Ol-tər]は「変える」です。
綴りの違いは、祭壇の方は’a’、変えるの方は’e’です。
ここでは、子音も含めて「ta(タ)」と「te(テ)」の違いとします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:俺ちの「祭壇」、折れ「変える」

「変える」という意味の単語には、他に、もはや日本語となっている、おなじみのchangeがありますね。
changeとalterは、どのように違うのでしょうか?

changeとalterの違いは、一言でいえば、『変える部分の割合』です。
人・物を「変える」というとき、通常はchangeを用いますが、alterを使うと、全部ではなくて、「部分的に変える」ことを強調できます。

たとえば、change my pantsといえば、「ズボンを履(は)きかえる」という意味ですが、alter my pantsといえば、「ズボンの一部の寸法を変える=仕立て直す」という意味になります。

changeもalterも、日本語に訳すとどちらも『変える』となりますが、このように、文脈によっては意味がまったく変わってしまいますので、注意が必要です。

最後に、これらの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

The Pope stood before the altar.
(法王は、祭壇の前に立った)
He knelt before the altar.
(彼は、祭壇の前にひざまずいた)
The priest placed the monstrance [ˈmän(t)-strən(t)s] on the altar.
(司祭は、聖体顕示台(せいたいけんじだい)を祭壇に置いた)
I’ve changed my pants.
(私は、ズボンを履きかえた)
I’ve altered my pants.
(私は、ズボンを仕立て直した)
How long does it take to alter it?
(直すのに、どのくらい時間がかかりますか?)