「しゃぼん玉」
「しゃぼん玉」
乃南アサさんの同名小説を
林遣都さんと市原悦子さんの共演で映画化
東伸児監督の劇場映画初監督作品
親の愛情を知らずに育ち、
女性や老人ばかりを狙った強盗傷害事件を繰り返していた青年・翔人。
ある日、人を刺して逃亡していた彼は、迷い込んだ宮崎の山深い村で、
けがをしていた老女スマを助けたことを機に
彼女の家に寝泊まりするようになる。
さっさと金を盗んで逃げるつもりだった翔人だが、
彼をスマの孫だと勘違いした村人たちに何かと世話を焼かれ、
山仕事や祭りの準備を手伝ううちに、
いつしか彼のすさんだ心に変化が訪れる。
制作年/2017
内容時間/109分
監督/東伸児
原作/乃南アサ
脚本/東伸児
撮影/宮本亘
音楽/奈良悠樹
主題歌/秦基博「アイ(弾き語りVersion)」
(CAST)
伊豆見翔人/林遣都
美知/藤井美菜
スマの息子/相島一之
シゲ爺/綿引勝彦
スマ/市原悦子
乃南アサさんの原作小説は未読です
林遣都さんと市原悦子さんが出演しているので観ました
市原悦子さん演じるスマが
林さん演じる(通り魔ひったくり犯)翔人に助けられたことで
見ず知らずの若者・翔人を自分の家に住まわせる
スマはまるで実の孫のように接して
『坊は、ええこじゃの』と言って翔人のあるがままを受け入れる
親の愛情を知らずに育った翔人にとって
スマの無性の愛が翔人の闇に微かな光を灯し
やがて自分の起犯した罪に向き合えるようになる
ざっと言うとこんな物語ですが
その描き方が素晴らしい!
市原さんのスマはマンガ日本昔話を彷彿とさせ
その優しい語り口に癒やされました
シゲ爺の厳しい優しさ!?にも心打たれます
そして美知役の藤井美菜さんの存在も大きい
登場シーンは少ないのですが
美菜の前向きな生き方があったからこそ
翔太は自分の犯した罪と向き合えるようになり
その翔太を救ったのはスマの全てを包み込む優しさでした
エンドロールで秦基博さんの「アイ」が流れて感涙(T_T)
それも弾き語りVersion!
「アイ」大好きな曲なのでホント嬉しかったです♡