「地球へ・・・」
「地球へ・・・」
はるか未来の宇宙文明を舞台に、
地球をめざす少年の愛と勇気を描くアニメーション。
『マンガ少年』に連載された竹宮恵子の同名の漫画の映画化で
脚本は「しあわせ」の恩地日出夫と塩田千種の共同執筆、
監督も同作の恩地日出夫、撮影は吉村次郎、池田重好がそれぞれ担当。
はるか未来、特殊能力を持つがゆえに迫害される“ミュウ”の人々は、
遥か彼方の地球を目指す旅に出る。
しかし人間は彼らを執拗に追いかけ、その絶滅を図り…。
監督の恩地日出男は実写感覚の長回しを駆使し、
従来のアニメとは異なる独自のテイストを醸し出す。
また黒澤映画などでも知られる映画音楽界の巨匠・佐藤勝が
ここでは初のアニメ音楽を担当しているが、その効果は絶大なものがあり、
原作のみずみずしい躍動感を見事に奏であげている。
志垣太郎、井上純一、秋吉久美子、沖雅也ら顔出しの俳優を
メイン・キャストに起用したのは一長一短だが、
複雑なストーリーを2時間の枠に収めきった脚本や、
生命の讃歌を濃厚に描出しているあたりは大いに評価したいところ。
中盤の惑星ナスカ崩壊シーンの壮絶な悲劇も秀逸であった。
なお、原作が連載中での制作だったため、
結末はオリジナルのものとなっている。
(あらすじ、他、増當竜也氏より借用)
公開/1980年4月26日
上映時間/119分
監督/恩地日出夫
原作/竹宮惠子
脚本/恩地日出夫、塩田千種
アニメーション演出/笠井由勝
キャラクターデザイン・作画監督/須田正己
メカデザイン/ひおあきら、須田正己他
音楽/佐藤勝
オープニングテーマ/「地球へ…(Coming Home To Terra)」ダ・カーポ
エンディングテーマ/「愛の惑星(All We Need is Love)」ダ・カーポ
(キャスト)
ジョミー・マーキス・シン/井上純一
キース・アニアン/沖雅也
ソルジャー・ブルー/志垣太郎
フィシス/秋吉久美子
ジョナ・マツカ/薬師丸ひろ子
トォニィ/古谷徹、川島千代子(子供時代)
セキ・レイ・シロエ/神谷明
グランドマザー/岸田今日子
コンピュータ・テラ/久松保夫
テラズ・ナンバー5/増山江威子
マザー・イライザ/池田昌子
カリナ/小山茉美
私が持っている竹宮惠子さんの原作マンガ「地球へ・・・」(全3巻)1980年
かなり古いので中身が茶色に変色・・・(T_T)
(画像は借用しました)
原作の大ファンだったので映画版もとても楽しみにしていましたが
当時は期待が大きすぎてしまい
少々肩透かし状態になったのを覚えています^^;
でも今観るとしっかりと「地球へ・・・」の世界観が描かれており
約45年前の映画ですが新鮮な気持で観ることが出来とても面白かったです
・・・半世紀近く経っているので映像や音の古さは否めませんが^^;
マザーコンピューターに支配されている人類
2024年の今、SFの世界ではすまされない?
現実になる予感が・・・!?(恐)