2015年11月一覧

quiverとquaver

quiver [ˈkwi-vər]は「(小刻みに)震える」、quaver [ˈkwā-vər]は「(声が)震える」です。
綴りの違いは、「(小刻みに)震える」の方は左から3番目の文字が’i’、「(声が)震える」の方は同じく左から3番目の文字が’a’です。

quiverとquaver

それでは覚え方です。
quiverの’i’は、電動歯ブラシだと想像しましょう。iの下の長い棒が歯ブラシ本体、上の点はブラシの部分です。
quaverの’a(A)’の方は、「あ~~!」とハモるコーラス団員だと想像してください。

quiverとquaver2

電動歯ブラシ君、まさに微動という感じで、全身を小刻みに震わせていますね。
この歯ブラシを使えば、毛先に何もつけずに、ただ歯に当てるだけで歯垢(しこう)がすべて落ち、輝く白い歯になりそうです。(笑)
100円の値札がついていますが、侮(あなど)れません。【><】

一方のコーラス団員の方は、「あ~!」と声を震わせて、きれいにハモっていますね。
ただ、この団員、頭がだいぶハゲていて、髪の毛が1本しかありません。【><】
是非皆さんで、コーラス団員としての技量(ぎりょう)だけでなく、髪の毛も成長するようにハゲ(励)ましてあげてください。(笑)

上のイラストで、quiverとquaverの違いをしっかり覚えてしまいましょう。


glowとgrow

glow [ˈglō]は「輝く」、grow [ˈgrō]は「成長する」です。
綴りの違いは、「輝く」の方は左から2番目の文字が’l’、「成長する」の方は同じく左から2番目の文字が’r’です。

glowとgrow

それでは覚え方です。
glowの’l’は、明るく輝きながら燃えるろうそくだと想像しましょう。growの’r’の方は、身長測定器の稼動部(かどうぶ)-身長を測る部分だと想像してください。

glowとgrow2

ろうそくが、耿耿(こうこう)と燃えていますね。
燃えている場所は…、きっと高校ですね。(笑)

一方のアリ男君、身体検査を受けたところ、身長が去年よりも125ミクロン伸びていました。アリは、もともと体が小さいので、この125ミクロンというのは、かなりの成長幅となります。
アリ男君、大喜びですね。

実は、アリ男君が喜んでいるのは、もうひとつ理由があります。それは、身長が5100ミクロンを超えたことで、念願(ねんがん)だったアリ子さんとのデートができるからです。
以前、アリ子さんをデートに誘ったところ、

「あたし、背の低い人はキライ! 身長が5100ミクロン以上ない人とはデートしないの」

といわれていたのでした。
くわえて、今日はアリ男君の誕生日!
うれしいことが1日のうちに3つも起こり、ご満悦(まんえつ)なアリ男君なのでした。

最後に、この2つの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

I won’t forget the glow of that moment.
(私は、その一瞬の輝きを忘れない)
The sun was setting with a deep red glow.
(夕日が、赤々と沈むところだった)
Evening glow is a sign of fine weather.
(夕焼けがすると、翌日天気が良い)
Kids grow up fast.
(子供の成長は早い)
I want to grow vegetables.
(私は野菜を育てたい)
Money doesn’t grow on trees.
(金のなる木はない)


expressionとexplosion

expression[ik-ˈspre-shən]は「表現」、explosion [ik-ˈsplō-zhən]は「爆発」です。
綴りの違いは、「表現」の方は左から4番目から6番目までの3文字が’res’、「爆発」の方は左から4番目から5文字目までの2文字が’lo’です。

expressionとexplosion

それでは覚え方です。
expressionの’res’を、そのまま読むとレスなので、「レスラー(resラー)」とします。explosionの’lo’の方は、そのまま読むとロなので、こちらは「炉(lo)」とします。

そうすると、これら2つの英単語の違いは、意味をも含めて以下の句に読み込むことができます。

暗記句:レスラーの「表現」、の「爆発」

expressionとexplosion2

レスラーは、日本では「プロ」をつけて、「プロレスラー」と呼ばれることが多いですね。
このレスラー、自分の全身を使って、強さを表現しています。
そして、その場所が南極の氷原(ひょうげん)の上で、まさに氷原で表現しているわけです。(笑)
ただ、これを聞いているのが、たまたまそこに居合わせたペンギンのペンちゃんだけで…。
あまり、というよりほとんど意味のないパフォーマンス(=人目をひくためのハデな演技)となっています。

一方、原子炉が爆発しています。
これは、極めてゆゆしき事態です。
というのは、一度空間に放出された放射性物質は、消えることがないからです。
そして、その周辺に住む人間や動植物を被曝(ひばく)させ、途方もなく永い間、からだの不調や病気などで苦しめることになります。
それならば、『除染(じょせん)』をすれば良いのではないかという方もいらっしゃるでしょう。
が、除染というのは、洗車と同じで、放射性物質を吹き飛ばし、こちらからあちらへ移動させるだけの、いわば『移染(いせん)』ともいうべき作業です。

最後に、これらの英単語の意味を、文章の中で確認しておきましょう。

He has a stiff expression.
(彼は、表情がかたい)
She is void of expression.
(彼女は、表情がない)
This is a newspaper expression.
(これは、新聞口調だ)
The explosion shook the whole building.
(その爆発で、建物全体が揺れた)
The explosion traumatized many people.
(その爆発で、多くの人が傷を負った)
Fallout is an aftereffect of a nuclear explosion.
(死の灰は、核爆発の後遺症である)

上の暗記句とこのイラストで、expressionとexplosionの違いをしっかり覚えてしまいましょう。